【QGC】Plan画面の機能と使いかた

QGroundControl(QGC)のPlan画面では、自動航行ミッションの作成・保存・機体へのアップロード、およびGeoFenceやRally Pointの設定が行えます。本記事は、Plan Toolbar(画面上部)、Plan Tools(画面左のツール列)、Layer Switcher(地図右上のレイヤー切り替え)、Plan Editor Panel(画面右の設定パネル)の各項目をまとめたものです。

View SelectorのPlanアイコン

QGCアプリの画面左上に並ぶView Selectorの[Plan]から、自動航行やGeoFence等の設定が行えます。Plan画面では、ミッションの作成、保存、機体へのアップロード等の操作が行えます。

対象バージョン
本記事はQGroundControl Stable V5.1の画面構成に基づいています。お使いのQGCのバージョンと機体の設定により表示は異なります。バージョンは[Application Settings]→[General]で確認できます。Plan以外の機能については、別記事をご参照ください。

Plan Toolbar(画面上部のツールバー)

画面上部には、飛行計画のファイル操作と機体への転送を行うボタンが並びます。

名称意味
Open保存済みの飛行計画ファイルを読み込みます。
Save作成中の飛行計画を上書き保存します。
Upload飛行計画を機体へアップロードします。機体に保存できる飛行計画は1つのみで、アップロードすると既存の計画は上書きされます。
Clearアプリ画面上と機体内部の飛行計画を削除します。
ハンバーガーメニュー(☰)・Save as…:飛行計画を別名で保存します。
・Save as KML:飛行計画をKML形式で保存します。
・Download:機体に保存されている飛行計画を読み込みます。アップロード状況の確認に使用します。

⚠️ Return / Landを入れないミッションは、終了後も機体が空中に留まります
Return / Landを入力しなくてもミッションは作成できますが、その場合、ミッション終了後も機体はその場でホバリングし続けます。手動でAutoモードを解除するまで降下しません。バッテリー残量に注意し、Return / Landを設定するか、終了後の操作手順をあらかじめ決めておいてください。

Plan Tools(画面左のツール列)

画面左に縦に並ぶアイコン列がPlan Toolsです。それぞれのアイコンに機能が割り振られています。

アイコン及び名称意味
Takeoff(離陸地点)離陸地点の設定を行います。離陸地点の設定を行わない場合、ミッションは作成できません。
離陸予定地点を指定してください。離陸時に機体位置に上書きされます。
Pattern(ミッションパターン)パターンタイプのミッションを挿入します。
・Survey:指定したポリゴン領域上で飛行経路を作成します。(写真測量やLiDAR測量で使用)
・Corridor Scan:指定した線形の領域上で飛行計画を作成します。(河川や道路、線路上を飛行するイメージ)
・Structure Scan:垂直面上を何層かに分けた飛行計画を作成します。(構造物を周回するイメージ)
Waypoint(ウェイポイント)Waypointを追加できます。
選択・ドラッグで位置を変更できます。
Waypoint間の+アイコンで中間地点を追加できます。
ROI(注視点)Region of Interest(注視点)を設定します。以降の飛行区間で、機体やカメラを指定した地点へ向けます。
Return / Land(自動帰還・着陸)ミッション終了時の自動帰還または着陸コマンドを挿入します。
入力しなくてもミッションは作成できますが、その場合は上部の警告のとおり、ミッション終了後も機体はホバリングを続けます。
Stats(統計)飛行計画の距離・所要時間などの統計情報を表示します。

Layer Switcher(Mission/GeoFence/Rally Points)

編集対象のレイヤーは、地図の右上にあるボタンで切り替えます。表示されているのは現在アクティブなレイヤーのボタンで、クリックすると他のレイヤーが選べます。

Mission挿入したコマンド(Takeoff・Waypoint・Pattern・ROI・Return / Land)の個別の設定が行えます。
GeoFenceジオフェンスを設定できます。
Rally Points緊急着陸地点を飛行計画に配置できます。

Plan Editor Panel(画面右の設定パネル)

画面右のパネルでは、飛行計画の内容を項目ごとに編集します。

Plan Info飛行計画全体の情報を表示します。
Defaults新規に挿入するコマンドの既定値(高度など)を設定します。
Mission Items挿入済みのコマンドを一覧で表示し、個別に編集します。
GeoFenceジオフェンスの内容を編集します。
Rally PointsRally Pointの内容を編集します。
Transform作成済みの飛行計画をまとめて移動・回転・拡大縮小します。

画面下部の表示(Terrain Profile/Mission Statistics)

画面下部では、地形の起伏と飛行高度の関係を示すTerrain Profileと、飛行距離・所要時間などのMission Statisticsを切り替えて確認できます。

うまくいかない場合

症状確認する内容
ミッションが作成できないTakeoff(離陸地点)が設定されているかを確認します。離陸地点が未設定の場合、ミッションは作成できません。
機体にアップロードした計画が反映されないハンバーガーメニューの[Download]で機体側の計画を読み込み、アップロードした内容と一致するかを確認します。
以前の飛行計画が残っている機体に保存できる飛行計画は1つのみです。[Clear]でアプリ側と機体側の両方を削除してから作り直します。
ミッション終了後に機体が降りてこないReturn / Landが未設定の状態です。Autoモードを解除して手動で操作してください。次回以降はReturn / Landを設定します。
GeoFenceやRally Pointsが編集できない地図右上のLayer Switcherで、編集したいレイヤーに切り替わっているかを確認します。
画面の項目が本記事と異なるQGCのバージョンまたは機体設定による差異です。本記事はStable V5.1に基づいています。

QGC公式の参照先

関連記事

最終更新:2026年9月
上部へスクロール