ドローン写真とLiDARから、点群・オルソ画像・CAD納品データまで。PIX4Dmatic
ドローン・一眼カメラ・LiDARで取得したデータを、社内のPCで処理します。点群(3次元の点の集まり)とオルソ画像(ゆがみを補正した地図用の写真)を作り、そこから等高線・TIN・横断図・ベクターデータまで仕上げて、CADやGISへそのまま渡せます。数千〜1万枚以上の大規模データにも対応します。
PIX4Dmaticが向いているのは、こういう方です
写真から点群・オルソを作り、CADで使える形まで自分で仕上げたい
処理と図化を1つのソフトで完結できます。ソフト間のデータ受け渡しがなくなります。
1回の案件で数千枚〜1万枚以上を扱う
Pix4D公式は2,000枚を超える案件をPIX4Dmatic推奨としています。分割処理して貼り合わせる手間がなくなります。
社外にデータを出せない・出したくない
処理は社内PCで完結し、インターネットに写真をアップロードする必要がありません。
点群は支給されるが、そこからの図化に時間がかかっている
写真処理を含まないAnalystプランが、図化に特化した最小構成になります。
この目的なら、別の製品をおすすめします
- 社内に高性能なPCがない/PCの管理をしたくない → ブラウザだけで処理できる PIX4Dcloud をご検討ください
- 発注者や協力会社と、成果物をURLで共有したい → 共有と進捗比較は PIX4Dcloud の役割です。maticと併用する構成もあります
- 作物の生育解析・処方マップを作りたい → PIX4Dfields
- 災害現場で、通信のない場所で数分で地図がほしい → PIX4Dreact
撮影から、CADに渡すまで

読み込み・キャリブレーション写真・LiDAR点群・標定点(GCP)を読み込み、位置合わせします


点群・メッシュの生成高密度点群、3Dメッシュ、DSMを生成します

オルソ画像の生成ゆがみを補正した地図用の写真(GeoTIFF)を作ります

地形分類・図化地面と構造物を分類し、TIN・DTM・等高線・ブレークライン・グリッドポイントを作成します

エクスポートLAS/LAZ、GeoTIFF、DXF、LandXML、SHP、OBJ等でCAD・GISへ渡します
画面キャプチャ:Pix4D公式サポート「Quick Start Guide – PIX4Dmatic」「Terrain classification – PIX4Dmatic」。製品アップデートにより実際の画面が変わる場合があります。
得られる成果物
| 成果物 | 形式 | 主な使いみち |
|---|---|---|
| 点群 | .las/.laz/.xyz | 現況把握、断面作成、CADへの取り込み |
| オルソ画像 | GeoTIFF(.tif)/.jpg+.jgw | 平面図の下図、面積の算出 |
| 3Dメッシュ | .obj/.fbx/.slpk/Cesium 3D Tiles | 可視化、関係者への説明 |
| DSM/DTM | GeoTIFF | 土量計算、地形解析 |
| 地形分類済み点群 | .las/.laz | 地面のみの抽出 |
| TIN | LandXML/GeoTIFF | 土木設計、体積計算 |
| 等高線 | .dxf/.shp | 図面作成 |
| グリッドポイント | .dxf/.shp | 点間隔を揃えた図化 |
| 3Dガウシアンスプラット | .ply | 現場の見た目をそのまま3Dで残す(Proのみ) |
出典:pix4d.com/product/pix4dmatic(2026-08-11 確認)
主な特長
1万枚級の案件を、分割せずに1プロジェクトで処理できる
撮影範囲を分けて処理し、後で貼り合わせる手間がなくなります。
処理と図化を1本で完結でき、ソフト間のデータ受け渡しが減る
2026年1月のバージョン2.0でPIX4Dsurveyが統合され、旧surveyの図化機能がmaticに入りました。
必要な分だけのライセンスで対応できる
処理のみ(Standard)/図化のみ(Analyst)/両方(Pro)の3プランに分かれています。
社外にデータを出さずに処理できる
完全にローカルで動作するため、クラウドへのアップロードが制限されている案件でも使えます。
PIX4Dmaticの料金
3プランの違いは「写真を処理できるか」「図化できるか」の2軸です。上位プランが下位の全機能を含む構造ではありませんので、必要な機能から選んでください。支払い方法は、期間で借りるサブスクリプション(月額/年額/3年)と、1回の支払いで期限なく使える永久ライセンス(買い切り)の2通りがあります。
PIX4Dmatic Analyst
永久ライセンス ¥1,500,000(+S&U ¥450,000/回)
- ✕写真からの処理(点群・メッシュ・DSM・オルソ)
- ○地形分類・グリッドポイント・TIN・DTM・等高線
- ○CADベクター抽出
- ✕ガウシアンスプラッティング
- —同時利用 1台(フローティング)
- ○15日間の無料トライアル(エクスポート不可)
PIX4Dmatic Standard
永久ライセンス ¥2,000,000(+S&U ¥600,000/回)
- ○写真からの処理(点群・メッシュ・DSM・オルソ)
- ✕地形分類・グリッドポイント・TIN・DTM・等高線
- ✕CADベクター抽出
- ✕ガウシアンスプラッティング
- —同時利用 1台(フローティング)
- ○15日間の無料トライアル(エクスポート不可)
PIX4Dmatic Pro
永久ライセンス ¥2,800,000(+S&U ¥840,000/回)
- ○写真からの処理(点群・メッシュ・DSM・オルソ)
- ○地形分類・グリッドポイント・TIN・DTM・等高線
- ○CADベクター抽出(高度な抽出まで)
- ○ガウシアンスプラッティング
- —同時利用 1台(フローティング)
- ○15日間の無料トライアル(エクスポート不可)
選び間違えやすい点
Pix4D公式の機能表では、地形分類・グリッドポイント・TINは Analyst と Pro のみで、Standard には含まれません。「Standard+図化」が必要な場合は Pro を選ぶか、Analystを追加する構成になります。
出典:support.pix4d.com「Feature per license – PIX4Dmatic」(2026-08-11 確認)
体系別の価格一覧(税別)
オフライン版は、インターネットに接続せずに認証・運用する構成です。閉域網の現場や、外部接続が制限された環境でお使いいただけます。
| 体系 | Analyst | Standard | Pro |
|---|---|---|---|
| 月額 毎月請求 | ¥40,000 | ¥65,000 | ¥85,000 |
| 1年(年額) 年1回一括請求 | ¥400,000 | ¥650,000 | ¥850,000 |
| 3年(総額) 契約時に一括請求。年あたり Analyst ¥260,000/Standard ¥390,000/Pro ¥500,000 | ¥780,000 | ¥1,170,000 | ¥1,500,000 |
| 3年オフライン(総額) | ¥1,200,000 | ¥2,000,000 | ¥2,500,000 |
| 5年オフライン(総額) | ¥1,800,000 | ¥3,000,000 | ¥4,000,000 |
| 永久ライセンス(買い切り) 1回のお支払いで期限なく使用できます | ¥1,500,000 | ¥2,000,000 | ¥2,800,000 |
| └ S&U(保守)更新・有効期限内 最大3年分まで一括購入可。未更新でも既存機能は継続使用できます | ¥450,000 | ¥600,000 | ¥840,000 |
| 永久ライセンス(オフライン) | ¥2,500,000 | ¥3,500,000 | ¥4,000,000 |
| 官公庁向け 永久ライセンス | ¥950,000 | ¥1,600,000 | ¥1,900,000 |
| └ 官公庁向け S&U(保守) | ¥285,000 | ¥480,000 | ¥570,000 |
※ PIX4Dmatic Analyst は旧 PIX4Dsurvey の後継にあたるプランです。教育機関向けの価格体系もございます。お問い合わせください。
- 表示はすべて税別です。年額は年1回一括請求、月額は毎月請求、3年・5年は契約時に総額を一括請求します。
- 年額と月額はサブスクリプションで、期間終了後は更新が必要です。更新しない場合、ソフトはご使用いただけなくなります。
- 永久ライセンス(買い切り)は1回のお支払いで期限なくご使用いただけます。機能追加・アップデートとサポートを受けるにはS&U(保守)の更新が必要ですが、S&Uが切れても購入時点の機能は継続してお使いいただけます。S&Uは1回のお手続きで最大3年分まで一括購入できます。
- 追加費用:なし。処理量による追加費用は発生しません(クラウド処理のクレジットは不要です)。ただしPCの増強費用が別途かかる場合があります(1万枚級はRAM 128GB推奨)。
- SkyLink Japanのサポート範囲:導入相談/実データ検証/ライセンス選定/初期設定/日本語での操作サポート。
- 同時に使う台数分のライセンスが必要です(フローティングライセンスのため、1ライセンスで同時に使えるのは1台です)。
- 価格情報の最終更新日:2026-08-11(SkyLink Japan 国内定価・2026年1月1日改定)。本数・契約年数・構成により変わりますので、正式なお見積りをご依頼ください。
年間費用の例
| 使い方 | 構成 | 費用(税別) |
|---|---|---|
| ① ソフトだけを1本 | matic Standard × 1(年額) | 年額 ¥650,000/3年なら総額 ¥1,170,000(年あたり ¥390,000) |
| ② 標準的な企業利用(撮影〜CAD納品) | matic Pro × 1(年額) | 年額 ¥850,000/3年なら総額 ¥1,500,000(年あたり ¥500,000) |
| ③ 複数担当者で利用(処理担当+図化担当) | matic Standard × 1 + Analyst × 1(年額) | 年額 ¥1,050,000(¥650,000 + ¥400,000) |
| ④ 関連製品と組み合わせ(社内処理+発注者共有) | matic Standard × 1 + cloud Starter × 1(年額) | 年額 ¥850,000(¥650,000 + ¥200,000)+付属500クレジットを超えた分 |
| ⑤ 長く使う前提で買い切り | matic Pro 永久ライセンス × 1 | 初回 ¥2,800,000+S&U(保守)¥840,000/回。5年使う場合、年額(¥850,000×5=¥4,250,000)より安くなる可能性があります |
導入前に確認すること
| 確認項目 | 目安・注意点 |
|---|---|
| OS | Windows 11(64bit)/macOS Sequoia(15.x)。Intel Macは非対応(Apple M1以降) |
| CPU | 最小:4〜6コアのIntel i5相当/推奨:i7・i9・Xeon |
| メモリ | 2,000〜5,000枚:最小32GB・推奨64GB/5,000〜10,000枚:最小64GB・推奨128GB(20MP換算) |
| ストレージ | 2,000〜5,000枚:SSD空き250〜400GB/5,000〜10,000枚:400〜550GB(入力画像・成果物の保存領域は別途) |
| GPU | GeForce 20シリーズ以降(Windows) |
| 対応データ | RGB写真、LiDAR点群、標定点(GCP) |
| ライセンス | フローティング(同時に1台のみ) |
| 運用人数 | 同時に使う人数分のライセンスが必要です |
出典:support.pix4d.com「Hardware and software requirements – PIX4Dmatic」(2026-08-11 確認)