
散布・施肥・運搬・圃場マッピングを、1機で。
XAG P150 Max
最大積載80kg・最大飛行速度20m/sの大型農業用ドローン
XAG P150 Maxは、タスクシステムを付け替えて液剤散布・粒剤散布・資材運搬・圃場マッピングに対応する農業用ドローンです。液剤80L・粒剤115Lの容量と最大20m/sの作業速度で、散布適期が限られる大区画の防除・施肥や、広域の散布受託に向いています。
XAG P150 Maxの要点
P150 Maxは、XAG農業用ドローンのラインアップで最も積載量の大きいモデルです(2026年10月時点)。導入を判断するうえで押さえておきたい点を、先にまとめます。
1機で4つの作業
- 液剤散布:80L、最大46L/min(4ノズル時)
- 粒剤散布:115L、最大300kg/min
- 資材運搬:吊り下げで最大80kg
- 圃場マッピング:1飛行で最大20ha
- 2機の同時運用、処方マップによる可変散布に対応
作業量の確保が課題の現場
- 水田・畑作の大区画を持つ農業法人・大規模経営体
- 補給回数を減らしたい広域の共同防除・散布受託
- 起伏のある圃場や樹冠の密な果樹園での散布
- 圃場内外の資材・収穫物の運搬
大型機ならではの準備
- 散布・荷の切り離しは特定飛行にあたり、飛行許可・承認が必要
- 総重量25kg以上のため、技能証明があっても個別の許可・承認が必要
- 許可・承認の申請には第三者賠償責任保険への加入が必要
- 急速充電は200V電源・発電機を含めて電源構成を確認
XAG公式の製品紹介動画
XAGが公開しているP150 Maxの紹介動画です(英語・YouTube)。再生ボタンを押すとYouTubeの動画を読み込みます。
映像:XAG公式YouTubeチャンネル
粒剤散布:115L・最大300kg/minで、施肥と播種を効率化
115Lの粒剤タンクとスクリュー式の繰り出し装置を備え、粒径1〜10mmの種子や肥料に対応します。縦方向に振る散布機構が下向きの力を生み、風の影響を抑えながら均一な散布を狙います。

縦振り式の散布機構
下向きの力を生み、風の影響を受けにくくします。ダイレクトドライブモーターで伝達効率と耐久性を高めた設計です。

3種類のスクリューフィーダー
大・中・小の3種類を用意。施肥、直播、水産養殖の給餌、粉体の散布まで、資材に合わせて選びます。

スマート粒剤タンク
空力を考慮したカバー形状で消費電力を抑え、左右どちらからでも投入できます。
散布できる資材の例
水稲種子、化成肥料、菜種、水産養殖の飼料など。
散布量・散布幅は資材の粒径・密度・形状、飛行高度、気象条件により変わります。資材ごとの設定は試験散布で確認することをおすすめします。



運搬:最大80kgを吊り下げて、圃場の資材運搬に
RevoSlingモジュールを装着すると、肥料などの資材、収穫物、育苗トレイ、苗木などを最大80kgまで吊り下げて運べます。平地に加えて、丘陵地や山間部の圃場への運搬にも使えます。
- ロック機構:飛行中は荷をロックして姿勢を安定させ、目的地で自動的に切り離します。
- SRC 5による操作:XLinkの映像伝送、広角FPV、ARオーバーレイで荷の状況を確かめながら操作します。
- A/Bルート:平地はA点・B点を設定して自動往復、丘陵地では記録したルートを繰り返し飛行できます。
- 飛行中の重量計測:吊り下げた荷の重さをリアルタイムで表示します。
運べるものの例
肥料などの農業資材、収穫物、育苗トレイ、苗木。
国内での運用



圃場マッピング:追加モジュールなしで、1飛行最大20ha
機体に搭載したカメラで自動飛行しながら撮影し、着陸後には圃場マップを書き出せます。電柱や電線などの障害物をAIが識別し、散布ルートの計画に反映します。
- 1飛行で最大20haを撮影※4
- 障害物を自動で識別し、ルート計画に反映
- 山間地の3Dモデルをプレビュー
マッピングの注意



SuperX 5 Ultraで、自律飛行を支える
フライトコントローラーSuperX 5 Ultraは、SuperX 5 Pro比で約2.5倍の演算性能を持つとされています(メーカー公表)。4Dイメージングレーダー、FPVカメラと組み合わせて、障害物の検知、地形への追従、高速での作業を支えます。

障害物回避
4Dイメージングレーダーが1.5〜100mの範囲で障害物を検知。周囲の明るさに左右されず、昼夜の作業で電柱・電線・灌水設備などの回避を支援します※2。
マップ不要の3D飛行
事前の測量なしで、起伏のある畑や山間の果樹園の地形に追従。未測量のエリアをリアルタイムで3Dマップ化し、回を重ねるほど作業が効率化します。
20m/sでの散布作業
条件の合う傾斜地では、20m/sを保ったまま散布・施肥を続けます※2。
PPP-AR測位提供予定
地上の基地局を使わず、GNSS衛星からの補正情報でcm級の測位を行う方式です。メーカーは今後のアップデートで提供予定としています※6。
AIアシスト
広角FPVカメラとARオーバーレイで、障害物とその距離を画面に3D表示。異常を検知すると自動でホバリングし、離着陸時の安全を支援します。
障害物回避の注意
耐久性と運びやすさを考えた機体設計
空気抵抗を抑えた機体形状と、強度・耐久性を考慮した素材で、消費電力を抑えながら整備や運搬の負担を減らす設計です。
機体重量 56kg(RevoSpray 5・バッテリー装着時)、最大離陸重量 136kg(液剤散布時)。


タスクシステムの着脱
飛行プラットフォームとタスクシステムを分離でき、散布・施肥・マッピング・運搬を必要に応じて付け替えます。

63インチ(1,600mm)プロペラ
強度と耐熱性を考慮したプロペラで、大きな揚力と積載能力を確保します。

折りたたみ式のアームとプロペラ
収納時は1,057×1,017×817mm(RevoSpray 5装着時)。保管・運搬時の場所を取りません。
IPX6Kの防水性能
機体は水洗いでき、散布後に農薬の残留物を洗い流せます。
計画から操作、測位まで
ルート計画はXAG One 7.0、操作はSRC 5送信機、測位はXRTK 7移動局。通信環境が整わない圃場でも、cm級の測位で自律飛行を組み立てられます。
XAG One 7.0:指先で計画する自律運航
ルートの自動生成
圃場の形状と設定値からルートを自動生成。薬液や電池が少なくなると自動で帰還し、途中から再開できます。外周から内側へ回るスパイラルルートにも対応します。
進入・退出ルート
安全ポイント・安全ゾーンを設定し、障害物や立入制限区域を避けて圃場に出入りします。
複数圃場の連続作業
最大10圃場を連続して計画でき、圃場ごとに設定を変えられます。
圃場の取り込み
画面上での点打ち、ドローンによるマッピング、測量機器での取得に対応。外部の地図データも取り込めます。
2機の同時運用
1人の操作で2機を自律制御し、同時に作業できます。国内での運用条件は許可・承認の内容に従います。
可変散布(VRA)
処方マップに従い、区画ごとに散布量を自動で変えます。PIX4DfieldsのVRAマップに対応(メーカー公表)。
チームでの共有
圃場地図や作業記録を共有し、XAG One管理プラットフォームと同期できます。
Android/iOS対応
スマートフォンのアプリでも計画・管理ができます。

ネットワークがない圃場でも、cm級の測位
インターネット接続がなくても、XRTK 7移動局でRTKによる安定した自律運航ができます。基地局を使わないPPP-AR測位は、メーカーが今後のアップデートで提供予定としています※6。



ワンタッチで基地局モード
持ち運べるRTK基地局として、精密な測位と航法に使えます。
圃場の外周取得を分担
1人が圃場の境界を取得し、もう1人が機体を操作する分担で作業時間を短縮します。
通信距離の延長
背の高い作物や丘陵地でも、信号を途切れさせずに運用するための中継に使えます。

バッテリー冷却タワー
微細なミストの気化でバッテリーを冷却します。1回の給水で6〜8時間稼働します。

GC4000+ 自動充電ステーション
定格充電出力3,400Wの発電機。燃料タンク15L。稼働時間と次の燃料補給時期を表示します。
国内の電源について
国内で導入する前に確認すること
大型の農業用ドローンは、機体の性能だけでなく、法令上の手続き・電源・運搬・保険まで含めて運用を組み立てる必要があります。SkyLink Japanでは、次の項目をご相談の段階で一緒に確認します。
飛行許可・承認
農薬の散布(危険物輸送・物件投下)や荷の切り離し(物件投下)は特定飛行にあたり、国土交通省の許可・承認が必要です。
P150 Maxは総重量25kg以上の機体のため、技能証明・機体認証の有無にかかわらず、個別の許可・承認を受けて飛行します。
機体登録
100g以上の無人航空機は、国への登録が必要です。
リモートIDの搭載方式は、導入する機体の国内仕様で確認します。
農薬の空中散布のルール
農林水産省の「無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドライン」(2019年7月30日)に沿った計画と、周辺の住民・施設への事前の周知が求められます。
実施計画書・実施報告書の提出先や様式は都道府県ごとに異なります。使用する農薬はラベルの使用方法を守る必要があります。
電源
急速充電の時間はメーカーの試験値(3.4kW出力時)です。
200V電源または発電機(GC4000+)の用意を前提に、圃場での充電体制とバッテリー本数を決めます。
運搬・保管
機体重量は56kg(RevoSpray 5・バッテリー装着時)、折りたたみ時の寸法は1,057×1,017×817mmです。
積み込む車両、積み下ろしの人員、保管場所をあらかじめ確認します。
電波・国内仕様
送信機は2.4GHz帯・5.8GHz帯、レーダーは24GHz帯を使う仕様です(国・地域により異なる)。
国内向け仕様の使用周波数と技術基準適合証明(技適)は、導入前に確認します。
補助事業
補助事業の対象になるかどうかは、事業・年度・公募要領ごとに異なります。
申請を検討する場合は、公募要領の要件と締切を確認したうえで早めにご相談ください。
法令・制度の確認時点
SkyLink Japanの導入支援
SkyLink Japanは、産業用・農業用ドローンの販売から講習、点検・修理の窓口までを担っています。機体を納めて終わりではなく、散布の現場で止まらない運用を組み立てることを重視しています。
ヒアリング
作物、圃場の面積と形状、散布内容(液剤・粒剤・運搬)、作業人数、希望時期、電源環境をうかがいます。
構成のご提案・お見積り
機体、タスクシステム、バッテリー本数、充電器・発電機、RTK機材、講習を組み合わせ、導入総額をご提示します。
デモ・試験散布の調整
時期・場所・機材の状況に応じて、デモや試験散布を個別に調整します。
手続きの準備
機体登録、飛行許可・承認、保険加入の進め方をご案内します。
納品・操作講習
初期設定と、安全に運用するための操作講習を行います。
点検・修理
定期点検や故障時の修理は、SkyLink Japanが窓口として承ります。
XAG P150 Max 主な仕様
メーカー公表の仕様から、導入検討に必要な項目を抜粋しています。運用条件により性能は変わります。
表は左右にスクロールできます →
| 機体 | |
|---|---|
| 寸法(プロペラ折りたたみ) | 1,799×1,808×767 mm(RevoSpray 5装着) 1,799×1,808×989 mm(RevoCast 5装着) |
| 寸法(アーム・プロペラ折りたたみ) | 1,057×1,017×817 mm(RevoSpray 5装着) |
| 寸法(展開時) | 3,252×3,257×767 mm(RevoSpray 5装着) |
| 機体重量 | 56 kg(RevoSpray 5・B141050バッテリー装着) 60 kg(RevoCast 5・B141050バッテリー装着、スプレーロッドなし) |
| 最大離陸重量 | 136 kg(液剤散布)/140 kg(粒剤散布の定格、スプレーロッドなし) |
| 対角モーター軸間距離 | 2,335 mm |
| アーム材質 | アルミニウム合金 |
| 防水性能 | IPX6K |
| 飛行性能 | |
| 最大飛行速度 | 20 m/s※2(RevoSling使用時 13.8 m/s) |
| 最大飛行高度 | 100 m |
| 最大飛行距離 | 2,000 m |
| ホバリング精度(GNSS良好時) | RTK有効:水平±10 cm・垂直±10 cm RTK無効:水平±0.6 m・垂直±0.3 m |
| 推奨動作温度 | 0〜40 ℃ |
| モーター | 4基/最大推力 56 kg(1基)/定格出力 4,850 W(1基) |
| プロペラ | 炭素繊維複合材・直径 1,600 mm(63インチ)・折りたたみ式 |
| 液剤散布 RevoSpray 5 | |
| タンク容量 | 80 L(最大積載 80 kg) |
| ノズル | 遠心噴霧ノズル 2基(4ノズルキットで拡張可) |
| 最大流量 | 32 L/min(2ポンプ)/4ノズルキット装着時 46 L/min |
| ポンプ | フレキシブルインペラポンプ 2基(1基 0.5〜16.0 L/min) |
| 液滴サイズ | 60〜500 μm |
| 散布幅 | 5〜10 m(飛行高度・散布量・環境により変動) |
| 粒剤散布 RevoCast 5 | |
| タンク容量 | 115 L(最大積載 80 kg) |
| 最大散布量 | 300 kg/min※3 |
| 対応粒径 | 1〜10 mm(乾燥した固形粒) |
| 有効散布幅 | 5〜9 m(飛行高度・粒の重さと形状・散布量・環境により変動) |
| 運搬 RevoSling | |
| 最大積載量 | 80 kg |
| モジュール重量 | 5.6 kg |
| 必要なロープ長 | 5〜15 m |
| 動作温度 | 10〜45 ℃ |
| 対応送信機 | SRC 5/SRC 4 |
| センシング | |
| 4Dイメージングレーダー | 検知範囲 1.5〜100 m/視野 水平±40°・垂直±115°/24 GHz帯 |
| 障害物回避 | 回避距離 2.5 m/回避可能な最大相対速度 13.8 m/s※2 |
| FPVカメラ | 1920×1080・30fps/1/2.7型CMOS(有効500万画素) |
| 圃場マッピング | 1飛行 最大20 ha※4(RealTerra・追加モジュール不要) |
| バッテリー・充電 | |
| バッテリー | B141050 スマートスーパーチャージバッテリー/リチウムイオンポリマー/20,000 mAh(1,050 Wh) |
| バッテリー保証 | 1,500サイクルまたは12か月のいずれか早い方 |
| 充電器 | CM13600S/入力 AC100〜120V 15.0A・AC220〜240V 16.0A |
| 充電時間 | 約12分(CM13600S)/約7分(並列充電キット)※いずれも30→95%※5 |
| 発電機 | GC4000+ 自動充電ステーション/定格充電出力 3,400 W/燃料タンク 15 L/31.5 kg |
| 冷却装置 | バッテリー冷却タワー/タンク 5 L/1回の給水で6〜8時間 |
| 通信・制御 | |
| フライトコントローラー | SuperX 5 Ultra |
| 送信機 | SRC 5 スマート送信機/7インチ タッチスクリーン/最大8時間※8 |
| 映像伝送 | XLink/最大2 km※7 |
| 使用周波数 | 2.4 GHz帯/5.8 GHz帯(国・地域により異なる。国内仕様は導入前に確認) |
| RTK | XRTK 7 移動局(IP65・通信距離 2,000 m)/PPP-AR※6 |
| アプリ | XAG One 7.0(Android/iOS) |
仕様の出典と注意

XAG P150 Maxの導入は、圃場の条件からご相談ください。
作物、圃場面積、散布内容、運用人数、電源環境、希望時期をうかがい、機体・タスクシステム・バッテリー・充電設備・講習を含めた構成と総額をご提案します。
お電話でのご相談 075-708-2369 平日9:00〜17:00(全国対応)
注記・出典
数値はメーカー公表値です。実際の性能は圃場条件・設定・環境により変わります。画像・映像:XAG
- ※1 最大積載量は、装着するタスクシステム、LEDライトなどのオプション、粒剤散布時のスプレーロッドの有無、運用条件により変わります。
- ※2 地形追従時の最大20m/sは、適した地形条件での値です。急傾斜では到達できる速度が下がります。障害物の検知・回避性能は照度、雨・霧などの天候、対象物の材質・形状・位置の影響を受け、回避機能を有効にした状態で13.8m/sを超えると回避に失敗する可能性が高まります。作業前に障害物をマーキングしてください。
- ※3 最大散布量300kg/minはメーカーの試験値です。粒の大きさ、密度、表面の状態により変わります。
- ※4 平坦地、飛行速度6.5m/s、地表のテクスチャが豊富な条件でのメーカー試験値です。圃場環境やファームウェアのバージョンにより変わります。
- ※5 標準的な試験室条件で、CM13600S充電器によりB141050バッテリーを30%→95%まで約12分(15%→95%は約15分)、並列充電ケーブル使用時は約7分(15%→95%は約9分)。実際の時間は運用条件、使用状況、保守状態により変わります。
- ※6 PPP-AR測位はメーカーが今後のアップデートで提供予定としている機能です。国内での提供時期は公開されていません。
- ※7 障害物や電波干渉のない平坦な農地での値です。
- ※8 実地試験の値です。充電条件、使い方、保守状態により変わります。
- ※9 バッテリー1本での運用時は、液剤タンクの最大容量が50L、粒剤の最大積載量が40kgになります。
- 液剤ポンプの寿命(300時間以上)は試験室条件での値で、薬液の性質、負荷、使用頻度により変わります。SuperX 5 Ultraの演算性能はSuperX 5 Pro比(メーカー公表)です。
出典:XAG「XAG P150 Max Agricultural Drone」「仕様」「ニュースリリース(2025年11月26日)」、国土交通省「無人航空機の飛行許可・承認手続」、農林水産省「無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドライン」。いずれも2026年10月時点の情報をもとに作成しています。
画像・映像:XAG(使用許諾取得済み)。仕様・構成・価格は予告なく変更される場合があります。
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XAG P150 Max
製品パンフレット

PDF・4ページ
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