
国土地理院の1級GNSS測量機登録について
国土地理院登録 1級GNSS測量機
登録番号258/登録年月日:2026年3月23日
国土地理院「1級GNSS測量機 登録機種一覧簿」登録番号258。登録名称:CHC I89、アンテナ一体型。登録された解析ソフトウェア等の条件を確認のうえ使用してください。
出典:国土地理院「測量機器性能基準・登録機種一覧簿」/2026年7月15日現在(一覧簿更新日)
製品概要
CHCNAV i89は、国土地理院「1級GNSS測量機 登録機種一覧簿」に登録番号258で登録されたGNSS受信機です。重量750gの筐体に1408チャンネルのGNSS受信機能とデュアルカメラを統合し、実際の映像から測量グレードの3D座標を抽出するビジュアル測量に対応します。立入りが難しい箇所の間接測定や、建物・ファサードの3Dモデリングまでを1台でカバーし、200HzのAuto-IMUにより最大60°の傾斜補正を自動で行います。
主な機能
ビジュアル測量
デュアルカメラが実際の映像から測量グレードの3D座標を抽出し、立入困難箇所を間接測定します。
ARビジュアル測設
測設点までの方向と距離を映像上に重ねて案内し、位置出しの判断を早めます。
ビデオ写真測量による3Dモデリング
パノラマ映像の連続取得により、建物・ファサードの3Dモデリング用データを取得します。
自動IMUテクノロジー
200HzのAuto-IMUが自動初期化し、最大60°のポール傾斜を補正します。
メリットとパフォーマンス
国土地理院登録1級GNSS測量機として使える
国土地理院「1級GNSS測量機 登録機種一覧簿」に登録番号258(登録年月日:2026年3月23日、登録名称:CHC I89、アンテナ一体型)で登録されています。公共測量等で1級GNSS測量機の使用が求められる業務にも、登録された解析ソフトウェア等の条件を確認のうえ適用できます。
立入困難な箇所を、近づかずに測る
デュアルカメラが撮影した実映像から測量グレードの3D座標を抽出します。高架下、軒下、電柱際、法面のような立入りが難しい場所や危険を伴う箇所を、離れた位置から間接測定できます。
750gの軽さでビジュアル測量まで賄う
本体750g・Φ133×87mmと、ビジュアル測量機能を備えたGNSS受信機としては軽量な部類です。1日中ポールを持ち歩く地形測量や現況測量でも、機材重量による負担を抑えられます。
ビデオ写真測量で3Dモデリングまで一気通貫
パノラマ映像の連続取得(オーバーラップ85%)に対応し、建物やファサードの3Dモデリング用データを取得できます。ドローンで取得した上空データと組み合わせることで、地上部を含む一体のモデル作成が可能です。
Auto-IMUで気泡管合わせを省く
200HzのAuto-IMUは手動での初期化を必要とせず、最大60°の傾斜範囲で3cm以内の精度を維持します(メーカー公表値)。整準作業がなくなる分、1点あたりの観測時間を短縮できます。
最大16.5時間駆動とIP68の現場耐性
RTKローバーで最大16.5時間の連続運用に対応し、18Wの急速充電をサポートします。防塵防水IP68、2mポール落下、動作温度-40〜+65℃と、屋外常用に必要な堅牢性を備えます。
活用事例
CHCNAV i76・i89・i93 比較表
軽さを重視するi76、軽量性とビジュアル測量を両立したi89、長時間運用に対応するi93。用途に合わせて最適なモデルをお選びいただけます。
| 比較項目 | CHCNAV i76詳しく見る | CHCNAV i89現在の製品 | CHCNAV i93詳しく見る |
|---|---|---|---|
| 製品コンセプト | 超軽量・CAD AR測設モデル | 軽量ビジュアル測量モデル | 長時間運用・高機能ビジュアル測量モデル |
| 国土地理院1級登録 | 一覧への掲載を確認できず※ | 登録済み・登録番号258 | 登録済み・登録番号248 |
| GNSSチャンネル数 | 1408 | 1408 | 1408 |
| RTK精度 | H:8mm+1ppm/V:15mm+1ppm | H:8mm+1ppm/V:15mm+1ppm | H:8mm+1ppm/V:15mm+1ppm |
| IMU | 第5世代Ultra-IMU・200Hz | Auto-IMU・200Hz | Auto-IMU・200Hz |
| 傾斜補正 | 最大60° | 最大60° | 最大60° |
| カメラ | デュアル2MP | 2MP+5MPデュアル | 2MP+5MPデュアル |
| カメラ視野角 | 95° | 75° | 75° |
| CAD/AR測設 | 対応 | 対応 | 対応 |
| ビジュアル測量 | 公式仕様ではCAD AR測設を中心に記載 | 対応 | 対応 |
| 3Dモデリング | 公式仕様に明示なし | 対応 | 対応 |
| 重量 | 450g | 750g | 1.15kg |
| 寸法 | Φ106×55.6mm | Φ133×87mm | Φ152×81mm |
| RTKローバー動作時間 | 最大17時間 | 最大16.5時間 | 最大34時間 |
| UHF無線 | 410〜470MHz・送受信 | 410〜470MHz・送受信 | 410〜470MHz・送受信 |
| 防塵・防水 | IP68 | IP68 | IP68 |
| 耐落下 | 2mポール落下 | 2mポール落下 | 2mポール落下 |
| おすすめ | 軽さとAR測設を最優先する現場 | 軽量性とビジュアル測量のバランスを求める現場 | 長時間運用とフル機能を求める現場 |
※i76については、2026年7月15日更新の国土地理院「1級GNSS測量機 登録機種一覧簿」への掲載を確認できません。掲載の有無は製品性能の優劣を直接示すものではありません。各数値はメーカー公表値であり、測定環境や使用条件によって異なる場合があります。
詳細仕様
GNSS性能
| チャンネル数 | 1408チャンネル |
|---|---|
| 対応GNSS | GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou |
| 対応信号帯 | メーカー公表資料に記載なし |
| 測位アルゴリズム | iStar 2.0 |
| RTK固定率 | 96%(低緯度・太陽活動の活発な地域でも、メーカー公表値) |
測位精度
| RTK | H:8mm+1ppm/V:15mm+1ppm |
|---|---|
| 最高精度(メーカー表記) | H:0.8cm/V:1.5cm |
| スタティック | メーカー公表資料に記載なし |
| コードディファレンシャル | メーカー公表資料に記載なし |
| 単独測位 | メーカー公表資料に記載なし |
| PPK/PPP | メーカー公表資料に記載なし |
RTK初期化
| 初期化時間 | メーカー公表資料に記載なし |
|---|---|
| 初期化信頼性 | メーカー公表資料に記載なし |
IMU/傾斜補正
| IMU | Auto-IMU |
|---|---|
| 測定レート | 200Hz |
| 初期化 | 自動初期化(手動操作不要) |
| 傾斜角度 | 最大60° |
| 傾斜時精度 | 3cm以内(最大60°の傾斜範囲、メーカー公表値) |
カメラ
| カメラ構成 | 前方+下方デュアルカメラ |
|---|---|
| 画素数 | 2MP+5MP |
| 視野角 | 75° |
| 撮影モード | パノラマ映像の連続取得(オーバーラップ85%) |
| 主な用途 | ビジュアル測量/ARビジュアル測設/ビデオ写真測量による3Dモデリング |
| ビジュアル測量精度 | メーカー公表資料に記載なし |
電源/バッテリー
| バッテリー容量 | メーカー公表資料に記載なし |
|---|---|
| RTKローバー動作時間 | 最大16.5時間 |
| 基準局動作時間 | メーカー公表資料に記載なし |
| 充電仕様 | 18W急速充電対応 |
通信
| 無線通信 | Bluetooth/Wi-Fi/NFC |
|---|---|
| UHF内蔵モデム | 410〜470MHz、送受信対応 |
| UHF出力・プロトコル | メーカー公表資料に記載なし |
| 4G/ネットワークモデム | メーカー公表資料に記載なし |
| ポート | メーカー公表資料に記載なし |
データフォーマット
| RTCM/CMR | メーカー公表資料に記載なし |
|---|---|
| RINEX | メーカー公表資料に記載なし |
| NMEA0183 | メーカー公表資料に記載なし |
| NTRIP | メーカー公表資料に記載なし |
本体寸法・重量
| サイズ | Φ133×87mm |
|---|---|
| 重量 | 750g(0.750kg) |
| 筐体材質 | メーカー公表資料に記載なし |
| 表示パネル | メーカー公表資料に記載なし |
| 内蔵ストレージ | メーカー公表資料に記載なし |
防塵防水・耐落下・動作温度
| 防塵防水 | IP68 |
|---|---|
| 耐落下 | 2mポール落下 |
| 動作温度 | -40〜+65℃ |
| 保管温度 | メーカー公表資料に記載なし |
| 振動・衝撃規格 | メーカー公表資料に記載なし |
仕様はメーカー公表資料に基づく値です。公表資料に記載のない項目は「メーカー公表資料に記載なし」と表記しています。製品仕様は予告なく変更される場合があります。
よくある質問
CHCNAV i89は国土地理院の1級GNSS測量機に登録されていますか?
登録されています。国土地理院「1級GNSS測量機 登録機種一覧簿」の登録番号258、登録年月日は2026年3月23日、登録名称はCHC I89(アンテナ一体型)です。ご使用にあたっては、登録された解析ソフトウェア等の条件をご確認ください。
RTKの測位精度はどのくらいですか?
メーカー公表値でRTK測位精度は水平8mm+1ppm、垂直15mm+1ppmです。最高精度としてH0.8cm/V1.5cmが公表されています。実際の精度は衛星配置、受信環境、基準局との距離などにより変動します。
ビジュアル測量では何ができますか?
デュアルカメラで撮影した実際の映像から、測量グレードの3D座標を抽出できます。高架下や軒下、電柱際など立入りが難しい箇所や、GNSS信号が遮られる場所の点を、離れた位置から間接的に測定できます。
ポールを傾けたまま測量できますか?
できます。200HzのAuto-IMUを内蔵しており、最大60°の傾斜範囲で3cm以内の精度を維持します(メーカー公表値)。手動での初期化操作や気泡管合わせは不要です。
基準局とローバーの両方で使用できますか?
できます。410〜470MHzのUHF無線を送受信の双方に対応した形で内蔵しているため、1台を基準局としてもローバーとしても構成できます。
雨天や粉じんの多い現場で使用できますか?
防塵防水はIP68に対応し、2mのポール落下試験をクリアしています。動作温度は-40〜+65℃です。実際の使用可否は現場の安全管理基準にしたがってご判断ください。
i76、i89、i93のどれを選べばよいですか?
450gの軽量性とCAD/AR測設を重視する場合はCHCNAV i76、ビジュアル測量と携帯性のバランスを重視する場合はCHCNAV i89、長時間運用と充実したビジュアル測量機能を重視する場合はCHCNAV i93が適しています。詳しい選定についてはSkyLink Japanへお問い合わせください。

