見る・測る・位置を出す。
すべてを、854gで。
Gremsy Vio F1 / G1
4Kズームカメラ、640×512の放射測定対応サーマル、最大2,400mのレーザー距離計を1台の3軸ジンバルに統合したEO/IRペイロードです。 MAVLink で ArduPilot/PX4 系のフライトコントローラーに直結するため、積む機体をこちらの調達要件に合わせて選べます。 導入設計・国内保守・運用トレーニングまで SkyLink Japan が担当します。
Issues
「見えている」だけでは、報告書は書けない
夜間・逆光・遠距離での点検や捜索では、映っていることと、それが何で・どこにあるかが分かることは別の問題です。 Vio は EO(可視光)/IR(赤外線)/LRF(レーザー距離計)を1台にまとめ、この3つを同時に解きます。
異常は見えたが、位置が特定できない
映像に写った漏水・発熱・要救助者が、地図上のどこなのかを現場で言い切れない。座標を出すために別の測量が必要になる。
可視光だけでは判別しきれない
夜間・逆光・煙・薄暮では可視光が効かない。逆に熱画像だけでは対象が何なのか分からない。切り替えのたびに機体を降ろすのは現実的ではない。
機材が、機体メーカーに縛られる
高性能なカメラほど特定メーカーの機体でしか動かない。調達要件やセキュリティ要件で機体を変えた瞬間、カメラ資産がまるごと使えなくなる。
Why Vio
Vio が解く、3つのこと
光学スペックの絶対値で並べる製品ではありません。「調達要件に合わせて機体を選べること」「対象の位置を数字で出せること」「昼夜と温度を1台で押さえられること」——この3点が Vio を選ぶ理由です。
1|機体を、こちらで選べる
MAVLink によるプラグ&プレイ。ArduPilot/PX4 に対応し、Pixhawk・CubePilot・Auterion Skynode の各プラットフォームに接続できます。Payload SDK も公開されており、地上局や自社システムからの制御・データ取得を実装できます。
- 制御:UART/Ethernet/SBUS
- 地上局:QGroundControl、Gremsy Payload Assistant
- 映像:HDMI/RTSP(ネットワーク配信)
2|対象の位置を、数字で出せる
レーザー距離計で対象までの距離を測り、機体の GPS 情報と組み合わせて対象物そのものの位置情報を算出します。「映像に写っている」から「座標として報告できる」へ。捜索救助(SAR)や災害初動で、次の一手を決められる情報になります。
- 1Hz:大型対象物 最大2,400m/標準対象物 約1,500m
- 10Hz:大型対象物 最大1,200m/標準対象物 約700m
- 波長 905nm(不可視の近赤外)
3|昼夜と温度を、1台で押さえる
EO と IR を同時表示(PiP/単一切替)でき、AI が車両・人物を自動検出して追尾します。サーマルは放射測定対応で、リアルタイム映像に温度をオーバーレイ表示。降ろして載せ替える運用がなくなります。
- AI検出:車両・人物(標準)
- AI自動ズーム:距離変化に追従して画角を維持
- 追尾:ベーシック/スマート(30fps)
お使いの機体・フライトコントローラーで Vio が動くかどうか、構成図ベースでお答えします。
対応機体を確認するProcurement
調達要件で見たとき、F1 と G1 は別物です
官公庁・重要インフラの案件では、性能より先に「どこで作られ、どの制度の検証を通っているか」が問われます。 Vio は2機種で製造地も適合状況も異なります。ここを曖昧にしたまま提案しても審査で止まるため、事実のみを整理して掲載します。
| 項目 | Vio F1 | Vio G1 |
|---|---|---|
| 製造・最終組立地 | 米国で組立(Gremsy US) | ベトナム製造 |
| サーマルコア | FLIR Boson 640(放射測定対応)/EFL 14mm | 640×512 放射測定対応コア/EFL 19mm ※メーカー・型式はGremsy非公開 |
| 米国 NDAA §848 | メーカーが適合を公表 | メーカーによる公表なし |
| Blue UAS Framework | 掲載(2025年4月) | 非掲載 |
| Thermal by FLIR | 対象モデル | 対象外 |
| 中国製部材 | 該当なし(メーカー公表に基づく) | 該当なし(メーカー公表に基づく) |
| 無線送信機能 | 公式仕様上の外部インターフェースは UART/Ethernet/SBUS/HDMI の有線のみ。 電波法上の工事設計認証(技適)は、機体側のデータリンク(送信機・映像伝送装置)が対象となります。 | |
NDAA §848 および Blue UAS Framework は米国政府調達の制度であり、日本国内の調達要件(NCO、JC-STAR 等)とは別制度です。 国内案件での適合可否は、発注者の仕様書・年度の要領によって判断が変わります。 補助金(緊急防災・減災事業債 等)の対象可否も年度・自治体で変動するため、個別に確認が必要です。SkyLink Japan で要件確認からご相談を承ります。
仕様書・調達要件の写しをいただければ、Vio と機体の組み合わせで要件を満たせるかを確認して回答します。
調達要件を相談するApplications
どこで使われるか
EO/IR/LRF の3点セットが効くのは、対象が遠い・暗い・近づけない現場です。SkyLink Japan が主に提案している領域を挙げます。
送電線・鉄塔の保全
接近せずに碍子・圧着部の発熱を熱画像で確認し、可視光30倍ズームで金具の状態を撮り分けます。測距値で対象までの離隔も記録できます。
プラント・変電設備
放射測定でリアルタイムに温度をオーバーレイ表示。定期点検での温度トレンド管理や、停止できない設備の稼働中診断に。
河川・堤防・砂防
出水後の護岸変状や漏水(周辺との温度差)を、立ち入らずに広域スクリーニング。異常箇所の座標をその場で押さえられます。
捜索救助(SAR)
熱源をAI検出で捕捉し、追尾を維持したまま測距。機体GPSと組み合わせて要救助者の位置を地上本部へ共有します。
災害初動・被害調査
夜間・煙・粉塵下でもIRで状況を把握。EO/IRの同時表示で、何が起きているかと、どこで起きているかを1回の飛行で押さえます。
夜間警備・広域監視
車両・人物のAI検出と自動ズームで、対象を画角内に保持したまま長時間の監視を継続。RTSPで指令所へ映像を配信できます。
対象物のサイズ・距離・必要な判別レベルをお伝えいただければ、Vio で足りるか、別のセンサーが要るかを含めて回答します。
現場条件を伝えて相談するLine-up
Vio F1 と Vio G1、どちらを選ぶか
筐体・重量・EOカメラ・レーザー距離計は共通です。違いはサーマルコアと、それに紐づく調達適合だけです。
- サーマル:FLIR Boson 640 放射測定対応(EFL 14mm・60Hz)
- 温度測定範囲:高ゲイン ~140℃/低ゲイン ~500℃
- NDAA 適合・Blue UAS Framework 掲載・Thermal by FLIR 対象
- 調達要件が厳しい官公庁・重要インフラ案件はこちら
- サーマル:640×512 放射測定対応(EFL 19mm・アサーマル設計・30Hz)
- 温度測定範囲:-20℃~150℃/0℃~550℃
- EFL 19mm で F1 より狭画角=遠方の対象を大きく捉えられる
- 民間の点検・監視用途で、より遠くの熱源を見たい場合はこちら
| 比較項目 | Vio F1 | Vio G1 |
|---|---|---|
| サーマル解像度 | 640×512 | 640×512 |
| サーマル フレームレート | 60Hz | 30Hz |
| サーマル 有効焦点距離 | 14mm(広め・全体把握向き) | 19mm(狭め・遠方の対象向き) |
| 熱感度(NETD) | ≤50mK | ≤50mK |
| 温度測定範囲 | 高ゲイン ~140℃/低ゲイン ~500℃ | -20℃~150℃/0℃~550℃ |
| EOカメラ | 共通:1/2.5型 8.51MP・光学20倍/超解像30倍/複合240倍・4K 30fps | |
| レーザー距離計 | 共通:905nm・最大2,400m(1Hz・大型対象物) | |
| 重量・寸法 | 共通:854g/173×148×159mm | |
| 調達適合 | NDAA・Blue UAS・Thermal by FLIR | 該当なし |
迷った場合は「調達要件の有無」で決まります。要件があるなら F1、なければ用途(画角)で選んでください。 同じ Gremsy の EO/IR では、より小型・軽量な Gremsy LYNX(190g) もあります。搭載可能重量が厳しい機体ではそちらが選択肢になります。
F1 と G1 の実機デモ・貸出、機体への搭載検証(PoC)を承っています。
デモ・PoCを依頼するIn Action
実際の映像で見る
メーカー提供の実機映像です。ズーム挙動、追尾の安定性、測距の実行画面をご確認ください。
Integration
取得したデータを、そのまま業務に流す
撮って終わりにしないための機能が標準で入っています。
ジオタグ対応
撮影した画像に位置情報を自動で埋め込み。報告書・GIS への取り込みが前提の運用に。
RTSP/HDMI 配信
ネットワーク経由で指令所・対策本部へリアルタイム配信。HDMI 直出しにも対応。
Payload SDK
専用ライブラリでペイロード情報の取得と外部システムからの制御が可能。自社アプリへ組み込める。
Ethernet 直接アクセス
HTTPサーバー経由で機器内の画像・動画へ直接アクセス。SDカードを抜かずに回収できる。
Support
買ったあとが、いちばん長い
Vio は機体に載せて初めて機能します。SkyLink Japan は機体選定から搭載検証、運用トレーニング、国内での保守までを一貫して担当します。
調達要件、対象物までの距離、必要な判別レベルを確認。機体・FCの組み合わせを設計します。
実機デモと、お使いの機体への搭載検証(PoC)。飛行時間・電力・重心への影響まで確認します。
セットアップと運用トレーニング。地上局の設定、追尾・測距の実運用手順まで引き継ぎます。
修理・定期点検・サポートプランを国内で提供。止まらない運用を前提に体制を組みます。
Specifications
技術仕様
記載値はメーカー公表値です。改良により予告なく変更される場合があります。
一般仕様
| ペイロード重量 | 854g |
|---|---|
| 寸法(奥行×幅×高さ) | 173 × 148 × 159 mm |
| クイックリリース | Vio/Zio クイックリリース |
| ダンピング機構 | Vio ダンピングシステム |
| 入力電圧 | 14.5V ~ 52V |
| 消費電力 | 平均 24W/最大 57W |
| 動作電流 | 静止時 1.75A(12V)/追尾動作時 2.0A(12V)/最大 4.7A(12V) |
| 動作温度 | -10℃ ~ 50℃ |
| 保管温度 | -20℃ ~ 50℃ |
| ペイロード制御方式 | UART/Ethernet/SBUS |
| 対応プラットフォーム | Pixhawk/CubePilot/Auterion Skynode |
| 対応オートパイロット | ArduPilot/PX4 |
| 対応コントローラー | QGroundControl アプリ/Gremsy Payload Assistant(地上局・送信機から制御可能) |
| SDK | Gremsy Payload SDK |
主な機能(EO/IR)
| 対象物追尾(EO/IR) | フレームレート 30fps/ベーシックトラッキング・スマートトラッキング |
|---|---|
| AI対象物検出(EO/IR) | 標準検出対象:車両、人物 ※検出対象の拡張はソフトウェアアップデートおよびメーカーオプションによります |
| カメラ同期表示 | 単一センサー表示(EO/IR)/PiP(EO in IR、IR in EO) |
| メディアアクセス | Ethernet 経由(HTTPサーバー)で機器内の画像・動画へ直接アクセス |
| ジオタグ | 対応(撮影画像へ位置情報を自動付与) |
| ピンポイント測位 | 対応(測距値と機体GPSから対象物の位置情報を算出) |
| 映像ストリーミング | HDMI/RTSP(ネットワーク映像配信) |
ジンバル
| 角度振動範囲 | ±0.01° |
|---|---|
| マウント | 底部マウント |
| 動作モード | OFF/ロックモード/フォローモード |
| 制御可動範囲 | チルト ±120°/パン ±310°/ロール ±45° |
| 機械的可動範囲 | チルト ±143°/パン ±320°/ロール -260°~+80° |
| 最大制御速度 | チルト・パン・ロール 各 100°/秒 |
EOカメラ(可視光)
| イメージセンサー | 1/2.5型 CMOS |
|---|---|
| 有効画素数 | 8.51MP |
| レンズ | 焦点距離 4.4mm ~ 88.4mm(オートフォーカス) |
| ズーム | 光学 20倍/デジタル 12倍/超解像 30倍/最大複合 240倍 ※複合240倍は静止画撮影用途を推奨 |
| 解像度 | 静止画 3840×2160(8.51MP)/動画 3840×2160(4K・30fps) |
| 保存形式 | 静止画 JPEG/動画 MP4(H.265) |
| 絞り値 | F2.0 ~ F3.8 |
| シャッタースピード | 1/30 ~ 1/2000 秒 |
| 露出制御 | オート/シャッタースピード優先/絞り優先/明るさ優先/マニュアル |
| 防曇機能 | ON/OFF、強度 Low/Mid/High |
| その他 | 色補正モード(オート/屋内/屋外)、ノイズ低減、自動IRカットフィルター切替、電子式映像安定化(EIS) |
レーザー距離計(LRF)
| レーザー波長 | 905nm(不可視の近赤外) |
|---|---|
| レーザー安全規格 | IEC 60825-1:2014 に基づく Class 1 ※メーカー資料に Class 1M の表記もあるため、双眼鏡・望遠鏡など集光光学器具を通しての直視は避けてください。 |
| 測距精度 | 0.1 ~ 0.5m(距離および対象物の反射率による) |
| 測距範囲 | 最小 5m / 最大 2,400m |
| 10Hz モード | 大型対象物:最大 1,200m 標準対象物:有効測距 約 700m |
| 1Hz モード | 大型対象物:最大 2,400m 標準対象物:有効測距 約 1,500m |
測定条件——大型対象物:視程25km、対象反射率50%、検出確率90%/標準対象物:対象サイズ 2.3×2.3m、視程25km、対象反射率30%、検出確率90%。 実際の測距距離は、大気の状態・対象物の反射率・入射角によって上記を下回ります。
IRカメラ(サーマル)
| 項目 | Vio F1(FLIR Boson 640) | Vio G1(640 放射測定コア) |
|---|---|---|
| センサー | 非冷却 VOx マイクロボロメーター | 非冷却 VOx マイクロボロメーター |
| 解像度 | 640×512 | 640×512 |
| フレームレート | 60Hz | 30Hz |
| ピクセルサイズ | 12µm | 12µm |
| 検出波長帯 | 8 ~ 14µm | 8 ~ 14µm |
| レンズ | 固定焦点/水平画角 32°/有効焦点距離 14mm | 固定焦点(アサーマル設計)/有効焦点距離 19mm |
| 温度測定範囲 | 高ゲイン ~140℃/低ゲイン ~500℃ | -20℃ ~ 150℃/0℃ ~ 550℃ |
| 熱感度(NETD) | ≤50mK | ≤50mK |
| デジタルズーム | 1 ~ 8倍 | 1 ~ 8倍 |
| 静止画・動画解像度 | 640×512(60Hz) | 640×512(30Hz) |
| 保存形式 | JPEG/MP4 | JPEG/MP4 |
| 放射測定 | 対応(リアルタイム映像へ温度をオーバーレイ表示) | 対応(リアルタイム映像へ温度をオーバーレイ表示) |
ストレージ
| 対応メディア | microSD カード(最大 128GB)/UHS-I U3 対応品を推奨 |
|---|---|
| ファイルシステム | exFAT |
| 推奨カード | SanDisk Extreme Pro 32GB/64GB、Samsung EVO 64GB/128GB、KIOXIA(旧 Toshiba)EXCERIA Pro 32GB/64GB、EXCERIA M303/M303E 32GB/64GB/128GB |
FAQ
よくあるご質問
導入前によくいただく質問をまとめました。ここにない条件はお問い合わせください。
どの機体に搭載できますか?
DJI の機体に載せられますか?
NDAA 準拠と聞きましたが、日本の入札でも使えますか?
レーザー距離計の安全性は? 人に向けても大丈夫ですか?
技適(電波法)の対応は必要ですか?
取得した熱画像は、そのまま解析に使えますか?
故障時の修理は国内で対応できますか?
デモや貸出はできますか?
機体の条件と、見たい対象を教えてください
「この機体に載るか」「この距離の対象を判別できるか」「この調達要件を満たせるか」—— 具体的な条件をいただければ、Vio で足りるかどうかを含めて回答します。売り込みの前に、成立するかの確認からご相談ください。