UAVレーザー測量は何を選ぶべき?用途別に最適なセンサーの選び方を徹底比較【2026年版】

近年、建設・測量・インフラ点検・森林管理などの分野で、UAV(ドローン)を活用したレーザー測量(LiDAR測量)の導入が急速に進んでいます。一方で、お客様から最も多くいただくのが、こんなご相談です。

  • 「CHCNAV AlphaAir 6とDJI Zenmuse L3は何が違うの?」
  • 「グリーンレーザーはどんな現場で必要なの?」
  • 「写真測量だけでは対応できないの?」
  • 「自社にはどの機材が最適なの?」

実は、「どの機材が一番優れているか」という問いに、絶対的な正解はありません。大切なのは、①計測方式を選ぶ → ②現場条件を確認する → ③製品を比較するという順序で検討することです。本記事では、SkyLink Japanが取り扱う主要な測量ソリューションを例に、この順序に沿って選定の考え方を解説します。

UAVレーザー測量のイメージ。LiDARセンサーを搭載したドローンによる計測フライト
UAVレーザー測量のイメージ。上空から広範囲の三次元データを取得できる

なぜ今、UAVレーザー測量が注目されているのか

UAVレーザー測量の導入が急速に進んでいる背景には、次のような理由があります。

建設業界の人手不足

少人数でも広範囲の計測を実現

i-Construction 2.0の推進

BIM/CIMやICT施工の拡大で、三次元データを活用する機会が増加

インフラ老朽化への対応

点検・維持管理の効率化が急務

災害時の迅速な状況把握

人が立ち入れない場所も上空から計測

DXの推進

現場データのデジタル化が加速

現地作業の効率化

データ取得にかかる現地拘束時間を短縮

UAV LiDARを活用することで、地上測量だけでは非効率だった広範囲や立入り困難箇所の現地計測を効率化できます。ただし、業務全体の所要時間は、面積・地形・植生・飛行条件・必要な成果物・精度管理方法によって異なる点には注意が必要です。

機材の前に「計測方式」から選ぶ

レーザー測量のイメージ図。レーザーが植生の隙間を通って地表面に到達する様子
レーザー測量のイメージ。方式ごとに得意な対象・成果物は大きく異なる

「LiDARならどれも同じ」ではありませんし、そもそもLiDARが最適とも限りません。製品名の前に、まず計測方式のレベルで選ぶのが失敗しないコツです。UAV計測の方式は、大きく次の5つに分けられます。

1. 写真測量(高解像度カメラ)

画像から三次元形状を復元する方式。高精細なオルソ画像や、色・テクスチャ付きの3Dモデルが得意です。

2. 一般的な地形用LiDAR(近赤外)

陸域の地形取得が中心。マルチリターン性能により、植生下の地表面取得にも対応します。

3. 長距離・高密度LiDAR

高い飛行高度からの広域取得や、コリドー(線状)測量、高密度点群の取得を重視した構成です。

4. グリーンレーザー(水域対応LiDAR)

条件が適合すれば水面と水底の反射を取得でき、河川・湖沼・浅海域など水域を含む計測で使われます。

5. 高解像度点検カメラ

ひび割れ・腐食・ボルトなどの視認が目的なら、点群よりも高解像度RGB・望遠・サーマルカメラが主役になります。

ここに注意
スペック表の数字だけで機材を選んでしまうと、「思っていた用途に合わなかった」というケースが少なくありません。方式 → 現場条件 → 製品の順で絞り込みましょう。

写真測量とLiDARの使い分け

写真測量とレーザー測量の違いを示すイメージ
写真測量とレーザー測量は競合ではなく、対象と成果物で使い分ける

「写真測量だけでは対応できないの?」という質問への答えは、対象と成果物次第です。条件ごとの得意・不得意を整理すると次のようになります。

条件写真測量LiDAR
造成地・裸地得意得意
高精細オルソ非常に得意RGBカメラ併用で対応
色・模様・表面状態得意点群単体では不得意
植生下の地表原則困難リターンが地表に到達すれば可能
均一な面・特徴の少ない対象苦手比較的対応しやすい
水面・光沢面再構成しにくい近赤外LiDARでも水底は困難
夜間・低照度原則不利レーザー取得自体は外光依存が小さい
高精細な目視点検得意LiDARだけでは不足
初期導入費比較的低い場合が多い一般に高い

重要なのは「写真測量かLiDARか」の二者択一ではないことです。実務では、LiDARで地形、カメラでオルソ・テクスチャ、必要に応じて地上測量、水域ではソナーやグリーンレーザーという複合構成がよく使われます。LiDARを選ぶ場合でも、点群への色付け・オルソ作成・対象物の判読・点群分類などで写真は必要になります。

選定前に確認したい現場条件チェックリスト

方式の見当がついたら、次に現場条件を整理します。以下の項目が決まっていると、機材選定は一気に具体化します。

計測面積・範囲
高低差・地形の急峻さ
植生の有無・密度
水域の有無と透明度
必要精度・点密度
オルソ画像の必要性
飛行可能高度・空域制限
立入制限の有無
必要な成果物・納品仕様
使用する解析ソフト
予算・運用頻度
オペレーターの習熟度

主要ソリューションの特徴

ここからは、SkyLink Japanが取り扱う代表的なソリューションをご紹介します。※仕様値はいずれもメーカー公表値です。最新の仕様・販売条件は各製品ページでご確認ください。

CHCNAV AlphaAir 6

渓谷を飛行するCHCNAV AlphaAir 6搭載ドローン
CHCNAV AlphaAir 6(AA6)。マルチローターから固定翼・有人航空機まで搭載できるオープンプラットフォーム型

CHCNAV AlphaAir 6(略称:AA6)は、2026年4月に発表された、長距離計測とオープンプラットフォーム対応を特徴とするフラッグシップ航空LiDARです。最大200万パルス/秒・最大16リターンに対応し、25MP/100MP出力モードを備えたRGBカメラを搭載。複雑地形、森林、道路・送電線、広域地形測量に対応します。マルチローターだけでなく固定翼UAVや有人航空機にも統合できるため、機体を含めた構成の自由度を重視する場合に有力な選択肢です。

主な特長(メーカー公表値)

  • 波長1535nm。最大測距は反射率80%で2,100m、反射率10%で960m。想定対地高度は100〜600m
  • 最大200万パルス/秒・最大16リターン、レーザー視野角90°
  • 4/3インチCMOSカメラを搭載し、25MPおよび100MP出力モードに対応
  • 本体重量約1.35kgの軽量設計、保護等級IP64
  • マルチローター・固定翼・有人航空機へのオープンな搭載互換性。CHCNAV X500搭載時はメーカー公称で最大50分・最大15km²/ミッション
  • CHCNAVのGNSS受信機や後処理ソフト(CoPre等)と組み合わせたワークフローを構築できる

活用例

土地測量・広域地形測量
森林
道路・高速道路
送電線
緊急対応・災害調査

DJI Zenmuse L3

水田地帯の上空を飛行するDJI製ドローン搭載のLiDARセンサー
DJI Zenmuse L3はDJI Matrice 400とDJIソフトウェアによる統合ワークフローが特長(イメージ)

DJI Zenmuse L3は、長距離LiDAR・デュアル100MP RGBカメラ・高精度POSシステムを一体化した、DJI Matrice 400対応の高性能測量ペイロードです。最大200万パルス/秒・最大16リターンに対応し、広域地形、森林、道路・送電線などのコリドー測量を高効率で行えます。DJI Pilot 2による飛行計画からDJI Terraでの点群処理まで、DJI製品でワークフローを統一できる点が大きな特徴です。

主な特長(メーカー公表値)

  • 波長1535nmの長距離LiDAR。検知距離は反射率10%で最大950m、反射率80%で最大2,000m
  • 最大200万パルス/秒・最大16リターンのマルチリターンで、植生下の地表面取得に対応
  • 2基の100MP RGBマッピングカメラを搭載(RGBカメラ統合の水平視野角107°)。点群と高解像度画像を同一フライトで取得
  • 公称点群精度は飛行高度120m時で鉛直3cm・水平4cm RMSE(300m時は鉛直5cm・水平7.5cm RMSE)
  • DJI Pilot 2・DJI Terra・DJI Modify・FlightHub 2と統合。RTK/PPK対応、対応機体はDJI Matrice 400

活用例

広域地形測量
森林・植生下の地表面計測
道路・送電線などのコリドー測量
造成・土工測量
山間部・急峻地形
災害地形調査

※設備の亀裂・腐食・ボルトなどの目視点検では、LiDARよりも高解像度カメラ・望遠カメラが主要センサーになります。

YellowScan Voyager

YellowScan製のUAV搭載LiDARセンサー
YellowScan製UAV LiDAR(イメージ)

YellowScan Voyagerは、RIEGL製の高性能レーザースキャナーを搭載した、長距離・高密度計測向けのハイエンドUAV LiDARシステムです。最大推奨対地高度440mに対応し、広い計測範囲を効率的に取得できるほか、飛行高度や速度を調整することで、高密度な地形・構造物データの取得にも対応します。特に、道路、鉄道、送電線、河川、森林など、広範囲または長距離に及ぶ計測に適しています。

主な特長(メーカー公表値)

  • RIEGL製レーザースキャナーを搭載。レーザー測距レンジ最大1,250m、システムとしての最大推奨対地高度は440m
  • 100°×20°の広い視野角により、広いスワス幅で点群を取得
  • 1ショットあたり最大32エコーを記録でき、樹冠・枝葉・下層植生・地表面など複数層の反射を取得しやすい
  • 重量約3.5kg。マルチローターからVTOL固定翼、有人ヘリコプターまで多様なプラットフォームに搭載可能
  • 点密度は飛行高度・速度に応じて変化するため、高高度・高速での広域取得と、低高度での高密度取得を要求点密度に応じて使い分けられる

※レーザー測距レンジ最大1,250mはレーザー性能の値であり、1,250mの高度から計測できるという意味ではありません。また、日本国内での実際の飛行高度は航空法上の制限や許可・承認の範囲内で計画する必要があります。

活用例

広域地形測量
送電線・道路・鉄道・河川などのコリドー測量
森林域の広域計測
大規模インフラ管理
山間部・急峻地形の計測

グリーンレーザー

ダム湖にグリーンレーザーを照射して水底地形を計測するドローン
グリーンレーザー測量のイメージ。条件が適合すれば水面と水底の反射を取得できる

グリーンレーザー(Green LiDAR)は、波長532nm前後の緑色レーザーを使う水域対応LiDAR(トポバシメトリックLiDAR)です。532nm前後の緑色レーザーは近赤外レーザーより水中で減衰しにくく、透明度・水深・底質・水面状態などの条件が適合すれば、水面と水底からの反射を取得できます。河川・ダム・湖沼・浅海域など、水域を含む計測で使われます。「緑色レーザーだから常に水底が取れる」わけではない点に注意が必要です。

一般的な近赤外LiDARとの違い

計測対象一般的な近赤外LiDARグリーン/水域対応LiDAR
陸上地形得意対応可能(システム構成による)
植生下の地表リターン性能等により対応製品性能により対応
水面水面反射を取得する場合がある水面反射を取得可能
河床・水底原則として困難透明度・水深・底質等の条件が適合すれば取得可能
浅海域原則として困難透明度等の条件が適合すれば取得可能
濁水水底取得は困難水底取得が困難または不可能になることがある

グリーンレーザーの強み

陸上と水中を一連のフライトで取得できる可能性

条件が適合する現場では、河岸・水面・河床を一連のフライトで取得できる可能性があります。従来はUAVレーザー測量・ボート測深・人力測量の組み合わせが必要だった範囲をまとめられるケースがあります。ただし、欠測部や深水部はボート測深や人力測量による補完が必要になることがあり、水面屈折補正などの処理も必要です。

災害後の地形変化把握に活用できる

水質や水面状態が計測条件を満たす場合、豪雨後の河床洗掘、堆積土砂、河道変化などを面的に把握できます。一方、災害直後は濁度が高くなることがあり、水底点群を十分に取得できない場合があります。そのため、現場条件に応じて計測時期を調整し、音響測深や地上測量との併用を検討します。

人が立ち入りにくい水辺を安全に計測

人が立ち入りにくい河川、浅水域、湖岸、ダム周辺、湿地などを上空から計測できます。ただし、濁り・白波・流速・水深・底質・水草などの条件によっては、水底点群を取得できない場合があります。

点群データなので解析の幅が広い

取得したデータは3D点群・DEM・等高線・断面図・土量計算・河川解析などに幅広く活用できます。

活用例

河川管理
ダム管理
港湾・海岸保全
砂防
水道・農業水利施設

導入時の注意点

ここに注意
計測可能な水深は、濁度・透明度、水底の反射率、水面状態、レーザー出力、センサー方式、後処理アルゴリズムなどに左右されます。濁りが強いとレーザーが吸収・散乱されて水底の反射を得られないことがあり、浅すぎる水域では水面と水底の反射を分離できず欠測する場合もあります。計測前に透明度・水深・流速・水面状態の確認を行い、公共測量や設計成果に使用する場合は検証点による精度確認が必要です。一般的な地形用UAV LiDARと比べて、システム価格や解析・運用コストが高くなる傾向があります。

なお、水域対応グリーンレーザーは製品によって性能差が大きいため、個別製品の測深性能については現場条件とあわせてご相談ください。

一般LiDARとグリーンレーザーは競合ではありません。一般LiDARは山林・造成・送電線・インフラ・都市測量など陸域の測量が中心、グリーンレーザーは河川・湖沼・ダム・沿岸域など水域を含む測量で真価を発揮します。用途に応じて使い分けるのが基本です。SkyLink JapanではCHCNAV AlphaAir 6・AlphaAir 15、DJI Zenmuse L3、YellowScan Voyager、グリーンレーザーなど複数のレーザー測量ソリューションを取り扱っており、測量対象・目的・現場条件に応じて最適なセンサーをご提案できます。

CHCNAV AlphaAir 6とDJI Zenmuse L3、どう選ぶ?

特に多いのが「AlphaAir 6(AA6)とL3はどちらを選べばよいか」というご相談です。両者は、最大約200万パルス/秒、最大16リターン、長距離測距、RGBカメラの搭載など、カタログ上の主要仕様に共通点が多い本格的な航空測量用LiDARです。「どちらが簡単か」「どちらが測量向きか」ではなく、AA6はオープンプラットフォーム型、L3はDJI統合型という構成の違いで捉えるのが正確です。

比較項目CHCNAV AlphaAir 6DJI Zenmuse L3
基本的な位置づけ測量業務向けオープンプラットフォーム型航空LiDARDJI統合型の高性能航空LiDAR
主な強み機体構成の自由度と測量ワークフローへの適応性機体・飛行・撮影・解析をDJI環境で統合
公共測量への適用公共測量向けの機材評価・補正値・精度管理のワークフローへ適応しやすい標準様式にそのまま記載できない項目があるため、計画機関との事前協議と要求仕様の個別設定が必要
対応機体マルチローター、固定翼、有人機など主にDJI Matrice 400
解析環境CHCNAVの処理ソフトや外部解析環境との連携DJI Terraを中心とする統合環境
向いているユーザー公共測量や専門測量を主要業務とする測量会社・建設コンサルタントDJI製品を既に運用し、操作性と統合性を重視する企業

CHCNAV AlphaAir 6の主な選定理由

・今ある資産(DJI Matrice 300/350 RTK)で最新の高効率なUAVレーザー測量業務をしたい
・マルチローター、固定翼、有人機など搭載機体を選びたい
・オープンインターフェースを重視する
・軽量性(約1.35kg)やIP64の耐環境性を重視する
・CHCNAV X500を含む広域計測構成を検討したい
・LiDARと機体を個別に構成したい

DJI Zenmuse L3の主な選定理由

・DJI Matrice 400を使用する
・DJI Pilot 2、DJI Terraなどでワークフローを統一したい
・デュアル100MPカメラによる広い画像取得範囲を重視する
・飛行・LiDAR取得・写真取得・後処理の統合性を重視する
・DJI環境でオペレーションを標準化したい

公共測量への対応を重視する場合

公共測量への適用に関する参考資料では、Zenmuse L3を使用する場合、標準様式にそのまま記載できない項目について、計画機関との協議と要求仕様の個別設定が必要になると整理されています。

公共測量では、単に高精度な点群を取得できるだけではなく、国土地理院の「作業規程の準則」に基づき、ボアサイトキャリブレーション結果やGNSS・IMU・レーザースキャナー間の位置関係(レバーアームオフセット)などを含めた機材情報を成果品として整理できることが重要になります。

CHCNAV AlphaAir 6は、このような公共測量を前提とした機材評価や精度管理を行いやすい構成となっており、公共測量を継続的に実施する測量会社や建設コンサルタントに適しています。

一方、DJI Zenmuse L3は、高い計測性能と優れた統合ワークフローを備えていますが、ジンバル構造を採用していることから、公共測量で一般的に求められる

  • ボアサイト補正値(ロール・ピッチ・ヨー)
  • レーザーとGNSSアンテナ間の固定オフセット値

を標準様式どおりに出力・記載することができません。そのため、公共測量へ適用する場合は、計画機関(発注者)との事前協議を行い、要求仕様や精度確認方法を個別に定めたうえで運用することが前提となります。

したがって「L3は公共測量に使用できない」ということではありませんが、標準的な公共測量の手順へそのまま適用できる機材ではない点は理解しておく必要があります。

公共測量を継続的に受注する企業では、機材性能だけでなく、成果品作成や精度管理まで含めた運用体制が重要になります。SkyLink Japanでは、機材選定だけでなく、公共測量への適用方法や成果品作成を含めた運用についてもご相談いただけます。

橋梁を点群化するUAV LiDARと成果物のイメージ
仕様が近いLiDARでも、構成・運用・解析環境によって成果物までの道のりは変わる

最終的には、搭載スキャナー・波長・最大測距・パルスレート・リターン数・視野角・カメラ・GNSS/IMU・重量・対応機体・飛行計画/後処理ソフト・出力フォーマット・国内サポート・導入価格・必要な習熟度といった実仕様を並べて比較するのが確実です。SkyLink Japanでは、業務内容に合わせた仕様ベースの比較資料をご用意できます。

計測目的別・選定の目安(比較表)

製品ありきではなく、計測対象・目的から逆引きするための目安です。

計測対象・目的有力な選択肢主な判断基準
造成地・土工量CHCNAV AlphaAir 6、DJI Zenmuse L3、写真測量植生、必要精度、オルソの要否
森林下の地表AlphaAir 6、L3、Voyager等リターン性能、点密度、飛行高度
広域地形AlphaAir 6、L3、Voyager等面積、飛行高度、航続時間、空域
道路・送電線AlphaAir 6、L3、Voyager等電線検出、視野角、コリドー計画
河川周辺の陸上地形一般的な近赤外LiDAR河床取得の要否、植生、急峻度
河床・浅水域グリーンレーザー、音響測深濁度、水深、底質、水面状態
高精細オルソ測量用高解像度カメラGSD、レンズ、標定方法、面積
橋梁・設備の詳細点検高解像度RGB・望遠・サーマルカメラ対象の異常、撮影距離、要求解像度
機体構成の自由度CHCNAV AlphaAir 6、YellowScan等搭載互換性、重量、処理環境
DJI統合運用DJI Zenmuse L3Matrice 400、Terra等との統合
広域・長距離の高効率計測YellowScan Voyager等ペイロード、飛行高度、点密度
公共測量要求精度・地形・植生・面積・成果仕様に適合するLiDARシステム基準点・検証点、GNSS/IMU処理、キャリブレーション、精度管理・成果検定

※上記は一般的な目安です。公共測量は特定ブランドの機材に限定されるものではなく、要求精度・作業規程・検証方法・成果仕様を満たす構成であれば候補になり得ます。UAVを公共測量に使用する場合は、関連法令・飛行ルールの遵守と、測量計画機関・作業機関の十分な協議が求められます。

よくあるご質問(FAQ)

CHCNAV AlphaAir 6とDJI Zenmuse L3はどちらがおすすめですか?

A. 機体やプラットフォームの選択肢を広く持ちたい場合はAlphaAir 6、DJI Matrice 400とDJI Terraを中心に統合運用したい場合はL3が候補になります。ただし、必要点密度、面積、飛行高度、成果物、既存ソフト、予算によって判断は変わります。SkyLink Japanでは実仕様を並べた比較資料をご用意し、業務内容に応じてご提案します。

公共測量を主な用途とする場合、AlphaAir 6とL3のどちらが適していますか?

A. 公共測量を継続的に受注し、標準様式に沿った機材評価、ボアサイト補正値、センサー間オフセット、精度管理を重視する場合は、AlphaAir 6が有力な候補になります。Zenmuse L3は高い計測性能を備えていますが、公共測量の標準様式で求められる一部情報をそのまま出力・記載できないため、使用する場合は計画機関との事前協議と要求仕様の個別設定が必要です。案件条件や発注者の判断によって適用可否が異なるため、事前確認が重要です。

LiDARと写真測量はどちらを選ぶべきですか?

A. 写真測量は高精細なオルソ画像や色・テクスチャ付きの3Dモデルに適しており、LiDARは植生下の地形取得や特徴点の少ない対象・急峻地形の三次元計測に強みがあります。二者択一ではなく、LiDARで地形・カメラでオルソといった複合構成もよく使われます。詳しくは本文の比較表をご覧ください。

グリーンレーザーなら必ず水底まで計測できますか?

A. いいえ。計測可能な水深は濁度・透明度、水底の反射率、水面状態などの条件に大きく左右されます。濁りが強い水域や深い水域では水底を取得できない場合があり、欠測部はボート測深などによる補完が必要になることもあります。事前の現場条件確認とテスト計測をおすすめします。

YellowScan Voyagerはどのような現場に向いていますか?

A. 広域の地形測量や、送電線・道路・河川といったコリドー(線状)測量など、広い範囲を高密度に計測したい現場に向いています。1ショットあたり最大32エコーを記録でき、複数層の反射を取得しやすいため、森林域の広域計測でも活躍します。なお、実際の飛行高度は航空法上の制限・許可承認の範囲内で計画する必要があります。

初めてLiDARを導入する場合、何から検討すればよいですか?

A. まず「何を計測し、どのような成果物が必要か」を整理し、①計測方式(写真測量/地形用LiDAR/長距離LiDAR/グリーンレーザー/点検カメラ)→②現場条件(面積・植生・水域・必要精度・空域など)→③製品比較、の順で検討すると、導入後のミスマッチを防げます。

SkyLink JapanではPoC(実証実験)やデモ飛行は可能ですか?

A. はい。SkyLink Japanでは、PoC(実証実験)、デモ飛行、データ解析、操作講習、運用支援まで一貫してサポートしています。実際の現場で取得したデータをご確認いただきながら、最適なソリューションをご提案いたします。

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