位置情報と地図の表示には、送信機側のネットワーク接続とGPS信号の両方が必要です。圏外での運用はマップキャッシュで補い、ネットワークはドングルで確保します。
回答
表示条件
- 位置情報の表示には送信機側のネットワーク接続とGPS信号の双方が必要です。
- GPS信号が不足している環境では、正しい位置情報と地図が表示されません。ネットワークだけを確保しても、GPS信号が不足していれば解消しません。
圏外で地図を使う(マップキャッシュ)
- Phantom 4 Advanced + にはマップキャッシュ機能があります。
- ネットワークが利用できる環境であらかじめ対象範囲の地図をダウンロードしておくと、次にネットワークがない環境でもダウンロード済みの範囲をキャッシュとして利用できます。
- 事前にダウンロードしていない範囲は、現地で表示できません。
ネットワークの確保(ドングル)
- 送信機 GL300E はドングルの使用に対応しています。
- ドングルは送信機のUSBポートに直接装着します。
- 装着後、送信機のWi-Fiリストから接続します。
Phantom 4 RTK の送信機は同時接続できない
| 接続状態 | 挙動 |
|---|---|
| 送信機 ⇔ 機体を接続中 | ネットワークに接続できない |
| 送信機 ⇔ ネットワークを接続中 | 機体との接続ができない |
日本国内向けの Phantom 4 RTK の送信機は、メーカー公式仕様では日本で 2.400〜2.483GHz 帯を使用し、日本に対応する認証は MIC(技適)です。この帯域だけで機体とのリンクを維持する仕様のため、送信機が機体とWi-Fiに同時接続することはできません。機体と接続せず送信機のみWi-FiをONにすると確認表示が出て、OKを押せばネット接続はできますが、送信機と機体のリンクは切れます。機体と連携して使用する場合はネットワークドングルを使用します。
うまくいかない場合の切り分け
| 症状 | 確認すること | 結果と次の手 |
|---|---|---|
| 地図が表示されず、位置情報の青丸も出ない | GPSの受信状況と周囲の遮蔽物、あわせて送信機のネットワーク接続 | GPS信号が不足していれば開けた場所で再確認する。ネットワークを復旧しても表示されない場合はGPS側の要因 |
| 現場が圏外で地図が出ない | 事前に対象範囲の地図をダウンロードしていたか | 未取得の範囲はキャッシュを利用できない。ネットワークのある場所で取得してから現場へ向かう |
| Wi-Fi接続したら機体とのリンクが切れた | 接続先が機体かネットワークか | Phantom 4 RTK では同時接続できない仕様。機体と連携する運用ではドングルを使用する |
前提条件・注意事項
- ドングルの機種により挙動が異なる場合があります。
- 本記事は生産終了世代の機種に関する回答(Phantom 4 Advanced + は2024年3月時点、Phantom 4 RTK は2022年6月時点)に基づきます。現行機種で同じ挙動かは別途確認が必要です。
- 送信機の使用周波数と認証区分は仕向地によって異なります。海外調達品や並行品は日本の認証区分と一致しない場合があるため、機体・送信機のラベル表示で確認してください。
- 電波に関する要件は年度・制度改定により変動するため、最新要件は所管の公式情報で確認してください。
参考情報
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