Skydio X10 のセンサーパッケージは V100-L/VT300-L/VT300-Z の3構成です。VT300-L は広角を中心とした構成、VT300-Z は望遠を中心とした構成で、VT300 系はいずれも Teledyne FLIR Boson+(640×512、ラジオメトリック)のサーマルモジュールを搭載します。V100-L はサーマル非搭載です。導入時は講習の受講が推奨されており、見積には講習費用を含めた形で提示されます。
回答
センサーパッケージの構成
| パッケージ | 可視光カメラ | サーマル | 想定用途 |
|---|---|---|---|
| V100-L | 広角:1型 50.3MP、f/1.95、画角93°(LEDライト付)/ナロー:1/1.7型 64MP、f/1.8、画角50° | 非搭載 | 点検、写真測量(フォトグラメトリ) |
| VT300-L | 広角:1型 50.3MP、f/1.95、画角93°(LEDライト付)/ナロー:1/1.7型 64MP、f/1.8、画角50° | FLIR Boson+ 非冷却VOxマイクロボロメータ、640×512、画角41°(ラジオメトリック) | マッピング、低照度下でのサーマル撮影 |
| VT300-Z | ナロー:1/1.7型 64MP、f/1.8、画角50°/望遠:1/2型 48MP、f/2.2、画角13° | FLIR Boson+ 非冷却VOxマイクロボロメータ、640×512、画角41°(ラジオメトリック) | 離隔を取った遠距離の点検 |
選定の考え方
- 測量・マッピング・3Dモデル作成・写真測量では、メーカーは広角カメラの使用を推奨しています。広角を備えるのは VT300-L と V100-L です。
- サーマルによる温度確認が必要であれば VT300-L または VT300-Z を選びます。サーマルが不要であれば V100-L で構成できます。
- 対象物へ近づけず、離隔を取ったまま細部を確認する必要がある場合は、画角13°の望遠を備える VT300-Z を軸に検討します。
導入時の講習
- Skydio X10 は購入時の講習受講を推奨しています。
- 見積には、1名で実施する場合の講習費用を含めた形で提示されます。複数名で受講する場合は構成が変わります。
- この講習は、受講者が基本的なドローンの知識および技能を有していることを条件としています。未経験者向けの入門講習ではありません。
うまくいかない場合の切り分け
| 症状 | 確認すること | 結果と次の手 |
|---|---|---|
| どのパッケージを選ぶか決められない | サーマルの要否と、対象物への接近可否 | サーマル不要なら V100-L。サーマルが必要で測量・マッピング主体なら VT300-L、離隔が必要で細部確認を要するなら VT300-Z を軸に検討する。 |
| 測量成果の精度が想定に届かない | 撮影に使用したカメラが広角か望遠か | 測量・マッピング・写真測量では広角カメラが推奨される。広角を備えるパッケージ(VT300-L/V100-L)で撮影する。 |
| 講習の内容が想定と合わない | 受講者が基本的な操縦知識・技能を有しているか | 本講習は基礎技能を前提とする。未習熟者は先に基礎の習得が必要。 |
| 複数名で受講したい | 見積の講習費用が何名分か | 標準は1名分。人数に応じて見積構成を組み直す。 |
前提条件・注意事項
- ラインアップ、講習の条件・費用は変更されます。
- センサーパッケージごとに対応する機体構成が異なる場合があります。導入前にメーカー公式の最新仕様をご確認ください。
- 費用は構成・時期により変動するため、個別見積となります。
参考情報
次にできること
製品情報やサポート窓口を確認できます。解決しない場合は、この記事を元にご相談ください。