どちらも通信の途絶を検知して機体を安全な状態に移行させる機能ですが、監視している通信が異なります。Throttle Failsafeは送信機との操縦信号(RC)、GCS Failsafeは地上局とのテレメトリ通信を監視します。
スロットルフェイルセーフとGCSフェイルセーフは、それぞれ、通信途絶を検知するための仕組みです。RC(送信機と機体のあいだの操縦信号)とテレメトリ(地上局と機体のあいだの情報通信)という、異なる通信を監視しています。
2つの違い
| Throttle Failsafe | GCS Failsafe | |
|---|---|---|
| 監視する通信 | 送信機(RC)からの操縦信号 | 地上局(QGroundControl)とのテレメトリ通信 |
| 検知のしかた | スロットル入力が正常値を下回る | 定期通信が既定時間を超えて途絶える |
| 主な発生場面 | 送信機の電源断、電波到達範囲外 | 地上局アプリの停止、テレメトリ機器の不調 |
| 推奨設定 | 画面一体型の送信機を使用している場合は、両者を同じ動作に設定することを推奨します | |
Throttle Failsafe
送信機との通信(RCリンク)が途絶えると、スロットルの入力信号が正常値を下回ります。これを検知して作動するフェイルセーフをThrottle Failsafeと呼びます。
GCS Failsafe
機体とGround Control(QGC)のあいだでは、テレメトリ信号による定期的な交信が行われています。この交信が停止し、途絶が既定の時間を超えた場合に作動するフェイルセーフをGCS Failsafeと呼びます。
設定の考えかた
Herelink等の画面一体型の送信機では、RCとテレメトリの両方の信号を1台で受信している場合が多くあります。この構成では、送信機を失えばRC・テレメトリの両方が同時に途絶えるため、Throttle FailsafeとGCS Failsafeに同じ動作を設定しておくことを推奨します。
うまくいかない場合
| 症状 | 確認する内容 |
|---|---|
| 意図せずフェイルセーフが作動する | 飛行中のRC RSSI/Telemetry RSSIの推移を確認します。到達範囲の限界や遮蔽物が原因の場合、飛行範囲の見直しが必要です。 |
| どちらのフェイルセーフが作動したか分からない | QGCのVehicle Messages(アラート)と飛行ログを確認します。作動したフェイルセーフの種別が記録されます。 |
| 2つの設定で機体の動作が食い違う | 画面一体型の送信機では両方が同時に途絶えます。[Vehicle Setup]→[Safety]で、両者に同じ動作を設定してください。 |
| フェイルセーフの設定場所が分からない | QGCの[Vehicle Setup]→[Safety]から設定します。機体に接続していない状態では表示されません。 |
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