バッテリー残量の低下、または機体と送信機の通信遮断が起きると、フェイルセーフが作動し、機体は現在位置からRTH(Return to Home:自動帰還)を開始します。
以下のいずれかの条件が満たされると、フェイルセーフが作動します。
1) バッテリー残量低下によるRTH(自動帰還)
機体は現在位置の高度と距離に応じて、帰還に必要な電力を計算しています。帰還が必要と判断した場合、アプリに低バッテリーRTHの警告が10秒間表示され、ホームポイントに戻るかキャンセルするかを選択できます。操作しない場合は自動的にRTHが開始されます。
⚠️ 残量低下アラームが出たらRTHをキャンセルしないでください
RTHをキャンセルすると、電力不足によりホームポイントまで戻れなくなるおそれがあります。
低バッテリー警告と危険水準のしきい値はアプリで設定できます。また、帰還に必要な残量は飛行距離や高度などから機体が計算します。Autel Robotics公式マニュアルでは、バッテリー残量が50%を下回る状態での離陸は行わないこと、およびバッテリー温度が-10℃未満または+70℃を超える場合は離陸できないことが示されています。新規離陸や飛行継続の可否を固定の残量値だけで判断せず、飛行前に設定値・バッテリー状態・アプリの警告を確認してください。
2) 通信遮断(ロスト)によるフェイルセーフ
機体と送信機の接続が切断された場合、あらかじめ設定した動作を機体が実行します。
設定方法
- [Signal Lost]のドロップダウンリストをタップします。
- 通信が遮断されたときの機体の動作を選択します。
ミッション(自動航行)の設定画面では、同じ項目が Signal Loss Action と表記されます。
| 設定値 | 通信遮断時の機体の動作 |
|---|---|
| RTH | 自動的にホームポイントへ戻ります |
| Hover | その場でホバリングします |
| Land | その場で着陸します |
うまくいかない場合
| 症状 | 確認すること・対処 |
|---|---|
| 離陸できない | バッテリー残量、バッテリー温度・状態、アプリに表示される警告、低バッテリー関連の設定値を確認してください。 |
| バッテリーの状態が原因で離陸できない | バッテリー温度が-10℃未満または+70℃を超える場合は離陸できません。バッテリーが動作温度範囲に戻ってからご使用ください。また、残量が50%を下回る状態での離陸は行わないでください。 |
| 意図せずRTHが始まった | 帰還に必要な電力が不足すると低バッテリーRTHの警告が10秒間表示され、操作しなければRTHが実行されます。 |
| 通信が切れたときの動作を変えたい | [Signal Lost](ミッション設定では Signal Loss Action)の設定値(RTH/Hover/Land)を飛行前に確認してください。 |
仕様の確認には、Autel Robotics公式のEVO Max Series User Manualも参照してください。