EVO MAX 4T/4Nは、双眼ビジョンとミリ波レーダーによる障害物回避、GPS不感環境での航法、AIによる物体の識別と追跡に対応した産業用ドローンです。4Tはズームカメラ、4Nはスターライトカメラを搭載します。

EVO MAXシリーズは、複雑な環境を検知してリアルタイムに3D飛行経路を作成します。センサーによりGPSの届かない場所での飛行に対応し、サーマルカメラとスターライトカメラで物体の識別と追跡を行います。折りたたみ式・耐候構造で、性能に加えて携行性にも配慮した設計です。

自律飛行機能
自動経路探索(Auto Path Finding)
Autel Autonomy Engineが周囲の環境データを収集し、山林や建物などの複雑な環境における3D飛行経路を計画します。3Dシーンの再構築、公共安全のための監視、工業検査、土地測量などに使用できます。
GPS不感環境での航法(Navigation in GPS Denied Environment)
搭載センサーにより、複雑な構造物の内部や地下など、GPSを受信できない環境でも飛行できます。
物体の識別と追跡(Accurate Object Identification and Tracking)
AutelのAI認識技術により、熱源、移動する人、車両など複数の種別のターゲットを自動的に識別して追跡し、上空からの追跡と情報収集に対応します。

死角のない障害物回避
双眼ビジョンシステムとミリ波レーダーを併用し、Autel Autonomy Engineが約1.3cm(原文:0.5インチ)までの物体を認識します。死角を減らし、暗所や雨天時の飛行にも対応します。

電波干渉・GPS偽装への対策
RFI(無線周波数干渉)、EMI(電磁干渉)、GPS偽装への対応を目的に設計された飛行制御モジュールとアルゴリズムを使用しています。送電線の近くや重要構造物の周辺、電波環境が複雑なエリアでも飛行できます。

A-Mesh 1.0(機体間メッシュネットワーク)
EVO MAXシリーズはA-Meshを搭載し、ドローン同士の自律的な通信・接続・連携に対応します。
通信範囲の拡張(Enhanced Range)
通信ノードを丘や電柱に設置してエリアをカバーできます。またEVO MAX自体が移動式の通信ポイントとなり、全体のカバー範囲を広げられます。
目視外飛行での活用(Beyond-Line-of-Sight Applications)
A-Meshでは、周辺にある複数のドローンが中継地点として機能するため、BVLOS(Beyond Visual Line of Sight:目視外飛行)運用の範囲を広げられます。
干渉への耐性(Enhanced Anti-Interference)
従来のチェーン構造とは異なり、周辺の他のドローンとシームレスに通信します。1機のドローンが停止した場合も、システム全体が自己組織化して重要な情報を中継し続けます。
複数機の一括制御(Full-Fleet Control)
複数のドローンを1人の操縦者で制御することも、複数の操縦者で同時に制御することもできます。

カメラ仕様:スターライトカメラを搭載する構成
| カメラ | 項目 | 仕様 |
|---|---|---|
| スターライトカメラ | 有効画素数 | 2.3MP |
| 最低被写体照度 | 0.0001LUX | |
| 最大ISO感度 | 450000 | |
| 35mm換算焦点距離 | 41.4mm | |
| 広角カメラ | 有効画素数 | 50MP |
| センサー | 1/1.28インチ CMOS | |
| 35mm換算焦点距離 | 23mm | |
| 絞り | f/1.9 | |
| 対角画角(DFOV) | 85° | |
| 赤外線サーマルカメラ | 解像度 | 640×512 |
| 焦点距離 | 9.1mm | |
| デジタルズーム | 16倍 | |
| レーザーレンジファインダー | 測定範囲 | 約5〜1,139m(原文:16.4–3737ft) |
| 測定精度 | ±(1m+D×0.15%) | |
| 測定温度範囲 | -20〜550℃(原文:-4℉〜1022℉) |
スターライトカメラにより、夜間でも被写体を鮮明に撮影できます。

カメラ仕様:ズームカメラを搭載する構成
| カメラ | 項目 | 仕様 |
|---|---|---|
| ズームカメラ | 有効画素数 | 48MP |
| 光学ズーム | 8K・10倍 | |
| 最大ハイブリッドズーム | 160倍 | |
| 絞り | f/2.8〜f/4.8 | |
| 広角カメラ | 有効画素数 | 50MP |
| センサー | 1/1.28インチ CMOS | |
| 35mm換算焦点距離 | 23mm | |
| 絞り | f/1.9 | |
| 対角画角(DFOV) | 85° | |
| 赤外線サーマルカメラ | 解像度 | 640×512 |
| 焦点距離 | 13mm | |
| デジタルズーム | 16倍 | |
| レーザーレンジファインダー | 測定範囲 | 約5〜1,139m(原文:16.4–3737ft) |
| 測定温度範囲 | -20〜550℃(原文:-4℉〜1022℉) |
ズームカメラは8K光学10倍ズームと最大160倍のハイブリッドズームに対応し、約2km(原文:1.24マイル)先のターゲットを撮影できます。

Autel Enterpriseアプリ
Autel Enterpriseアプリは産業用途向けに設計されており、追加機能と半自律モードによってEVO MAXシリーズの機能を利用できます。
3Dマップでのミッション計画(3D Map Planning)
3Dマップ上で3Dウェイポイントミッションを計画・作成・実行できます。必要に応じてマップソースを切り替えられます。

クイックミッション(Quick Mission)
他のミッションを実行しながら一時的にミッションを作成できます。複数のミッションを積み重ねて作成することもできます。

飛行経路の再現(Mission Reproduction)
カメラアングルを自動的に記録し、手動で飛行した経路をミッションとして再現できます。


データセキュリティ
フライトログ、位置情報、アカウントなどの利用者および機体の情報は、機体経由でのみ物理的にアクセスでき、AES-256とパスワードで暗号化できます。
映像表示機能
マルチチャンネル表示(Multi-channel Projection Screen)
RGB/暗視、赤外線、マップの同時出力に対応します。

ARシーン表示(AR Scene)
ADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast:放送型自動従属監視)で検出した位置情報や他の航空機の位置情報を、リアルタイムマップに表示できます。ドローンの位置確認や空中での衝突回避に使用します。
