バッテリーのファームウェア更新は、満充電にしてから機体に装着し、更新中は絶対に取り外さない。ロックした場合は日を置かずに復旧作業へ回す。時間が経過して深放電に至った個体は復旧できない。
回答
- 更新前にバッテリーを満充電にする。満充電でない状態でバッテリーFWアップデートを実施するとロックしてしまうケースが確認されている。ロックの真因はメーカーでも特定されておらず、満充電での実施は再発可能性を下げるための推奨措置である。
- バッテリー装着時にバッテリーのファームウェアが古い場合は、自動的にアップデートが開始される。装着のタイミングで更新が始まるため、装着前に満充電にしておく必要がある。
- アップデート中にバッテリーを機体から外したり電源を落としたりすると、バッテリーが故障して使用できなくなる可能性がある(TAKEOFF取扱説明書4.2.4項の注意事項)。この操作に起因する故障は保証の対応範囲外となる。
- ロック(セーフティロック)が発生した場合は、専用治具でファームウェアを書き換える復旧作業を行うことで復活する可能性が高まる。治具一式と手順書は販売店に配備されており、作業自体は慣れれば5分程度である。
- ロックされたまま時間が経過した個体は、セーフティロック状態から深放電に至る。この状態になると復旧させる手段はない。発生を確認したら日を置かずに対応する。
- 販売店側で復旧できない場合はメーカーへ送付し、試験機での復帰を試みる。復帰できた場合は費用発生なしで返却され、復帰できない場合は新たに購入することになる。
- 解析の過程で、衝撃がないにもかかわらずクラックが発生している個体が確認されることがある。解析でクラックが確認された場合は無償交換となる。
うまくいかない場合の切り分け
| 症状 | 確認すること | 結果と次の手 |
|---|---|---|
| 更新後にバッテリーが反応せず、充電も開始されない | 電源ボタンを押してLEDが点灯するか。ロック発生からの経過日数 | 発生直後であれば治具での復旧作業を試みる。日数が経過しLEDも点灯しない場合は深放電に至っており復旧できない可能性が高い |
| 機体に装着したら意図せず更新が始まった | 装着したバッテリーの残量が満充電か | 満充電でなくても更新が始まった場合は、完了するまでバッテリーを外さず電源も落とさない |
| バッテリー外装にクラックがある | 落下・衝撃の履歴があるか | 衝撃履歴がないクラックはメーカー解析で無償交換の対象となる場合がある。解析へ回す |
前提条件・注意事項
- 取扱説明書の項番は改訂により変わる。適用時点の版で該当項を確認する。
- 治具による復旧は、メーカーから配布された専用治具と手順書がある場合に限る。治具の取扱書はテスターの使用方法を追記した改訂版が配布されている。
- 保証適用および無償交換の可否は、メーカーの解析結果に基づく個別判断となる。
次にできること
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