【PIX4Dmatic】EPSG:6684でジオイドが選べないときはどうする?

ジオイドが対象エリアから外れている場合、リストに表示されません。暫定対応として鉛直方向座標系に「Unknown_height_system_(meters)」または「EPSG:5714 – MSL height」を選び、GRS1980楕円体上のジオイド高を手動で入力します。

掲載情報について:対応機種、仕様、ファームウェア、画面表示は更新で変わる場合があります。作業前に対象機器の型番とバージョンを確認してください。

回答

水平座標系に「JGD2011 / Japan Plane Rectangular CS XV – EPSG:6684」を選択した場合、本来は垂直座標系としてEPSG:6695が利用できるはずですが、epsg.io側で沖縄地域が除外されているため、対応するジオイドがリストに表示されない状態が発生します。EPSGコードに更新があればソフト側にも反映されると考えられますが、変更時期は未定です。

暫定対応の手順

  1. 水平方向座標系に「JGD2011 / Japan Plane Rectangular CS XV – EPSG:6684」を選択する。
  2. 鉛直方向座標系に「Unknown_height_system_(meters)」または「EPSG:5714 – MSL height」を選択する。
  3. PIX4Dmaticの「カメラ」メニューを開き、撮影地点の緯度・経度を確認する。
  4. 国土地理院のジオイド高計算ページで「十進法度単位」にチェックを入れ、確認した緯度・経度を入力して「計算実行」する。
  5. 表示された値を、PIX4Dmaticの「ジオイド高」欄に入力する。標高は楕円体高にこの補正値を加える形で扱われます。

標定点の標高との関係

GNSSで取得した標定点の標高が「ジオイド2024」基準であれば、そのまま使用できます。手動設定したジオイド高により写真点群の標高も同じ基準面上で整合されるため、標定点側の標高を変更する必要はありません。

設定項目 選択・入力する値
水平方向座標系 JGD2011 / Japan Plane Rectangular CS XV(EPSG:6684)
鉛直方向座標系 Unknown_height_system_(meters) または EPSG:5714 – MSL height
ジオイド高 撮影地点のGRS1980楕円体上のジオイド高(手動入力)
標定点の標高 ジオイド2024基準であればそのまま使用(変更不要)

うまくいかない場合の切り分け

症状 確認すること 結果と次の手
垂直座標系のリストに目的のジオイドが出てこない 対象エリアがそのジオイドの適用範囲に含まれるか 範囲外なら表示されない。上記の暫定対応で鉛直座標系を代替する
成果物の標高が一律にずれる 入力したジオイド高の値と、その算出に使った緯度・経度 ジオイド高は地域ごとに異なる。撮影地点の座標で再計算して入力し直す
標定点と写真点群の標高が合わない 標定点の標高がどの基準(ジオイド2024等)で取得されたか 基準が異なる場合は、同一基準へ揃えてから比較する

前提条件・注意事項

  • 本手順は、EPSG登録側で沖縄地域が除外されている状況を前提とした暫定対応です。EPSGコードが更新されれば手順自体が不要になる可能性があります。
  • ジオイド高は地域によって異なるため、撮影地点ごとに算出が必要です。
最終更新:2026年9月
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