充電器が「保管(ストレージ)」モードのまま充電され、満充電になっていないことが原因の場合があります。満充電にするには「形式」ボタンを押し、「充電」のランプが点灯した状態で充電してください。
回答
離陸直後にバッテリーフェールセーフが作動して飛行を継続できない事例で、フライトログを確認したところ3セットとも離陸直後に急激な電圧低下が発生していました。通常、満充電であれば離陸時に50V程度の残量から減少していきますが、当該事例ではいずれも46V程度から減少していました。送付されたバッテリー自体に劣化の症状は見られず、原因は充電方法にありました。
充電器の「形式」が「保管(ストレージ)」のランプが点灯した状態のまま充電されていたため、満充電に達していませんでした。正しい手順は次のとおりです。
- 充電器の「形式」ボタンを押す。
- 「充電」のランプが点灯した状態になっていることを確認する。
- その状態で充電を開始する。
「保管(ストレージ)」ランプが点灯した状態は保管用の充電レベルに合わせるモードであり、満充電にはなりません。
うまくいかない場合の切り分け
| 症状 | 確認すること | 結果と次の手 |
|---|---|---|
| 離陸直後にバッテリーフェールセーフが作動する | 充電時に「形式」の「保管」ランプが点灯した状態で充電していなかったか | 保管モードで充電していた場合は「充電」ランプ点灯状態で充電し直す |
| 離陸時の電圧が普段より低い | フライトログで離陸時の開始電圧を確認する | 満充電時の水準より低い値から減少していれば充電不足を疑う |
| 正しく充電しても改善しない | 複数セットで同じ症状が出るか、バッテリー外観に膨張・変形がないか | 特定セットのみ再現する場合はバッテリー個体の調査を依頼する |
前提条件・注意事項
- 「形式」ボタンで充電/保管(ストレージ)モードを切り替える充電器を使用する構成が前提です。
- 記載の電圧値は当該機体のバッテリー構成に基づく値です。構成が異なる場合は基準値も異なります。