第3以降のフェールセーフを設定できない仕様のため、万一の被害拡大を防ぐ目的で第2フェールセーフを強制着陸としています。この設計上、RTLの上昇速度を過度に下げると第2フェールセーフを誘発するおそれがあります。
回答
第2フェールセーフが強制着陸である理由
- 設定上、第2フェールセーフでは強制着陸となります。
- 第3以降のフェールセーフの設定は存在せず、設定することもできません。
- そのため、万が一の被害拡大を防ぐ目的で強制着陸としています。
RTL上昇速度との関係
| RTL上昇スピード(設定値の例) | 5.5 m/s |
|---|---|
| 設定可能な下限値 | 0.1 m/s |
上昇速度を下げすぎると、フェールセーフ作動時に既定の高度へ到達するまでの時間が長くなります。その結果、既定高度に達する前に2回目のフェールセーフが起動するおそれがあります。特に低電圧によるフェールセーフでRTL上昇中の場合、第2フェールセーフが起動して強制着陸に至るリスクがあります。
上昇速度を変更する場合は、メーカーからパラメータ値の共有を受けたうえで適用します。
うまくいかない場合の切り分け
| 症状 | 確認すること | 結果と次の手 |
|---|---|---|
| RTL上昇中に強制着陸した | 低電圧フェールセーフが先に作動していなかったか、RTL上昇速度の設定値 | 既定高度到達前に第2フェールセーフが起動した可能性がある。上昇速度を下げすぎていないか見直す |
| RTLの上昇が遅く感じる | 現在のRTL上昇スピードの設定値を確認する | 下限は0.1 m/sだが、下げるほど第2フェールセーフのリスクが上がる。運用高度と残量に見合う値にする |
| 設定値を変更したい | 変更対象のパラメータ値をメーカーから受け取っているか | メーカーからパラメータ値の共有を受けたうえで適用する |
前提条件・注意事項
- 記載の設定値は一例です。出荷時設定は個体・納入時期により異なる可能性があります。
- パラメータ変更はメーカー確認のうえ実施してください。設定変更は保証条件に影響する場合があります。