標準的なRSM80mmは最短撮影距離が3mのため、50cmの接写はできません。地上用レンズを変換しても最短70cmで届かず、この距離帯はマシンビジョン領域の構成になります。
回答
最短撮影距離
| レンズ構成 | 最短撮影距離 |
|---|---|
| RSM80mm(iXMに標準的に使われる構成) | 3m |
| 地上用レンズを変換して使用 | 70cm |
いずれも撮影距離50cmのレンジには入りません。
撮影範囲の目安
撮影距離50cmで幅2mを画角に収めることも、80mmレンズでは困難です。計算値では撮影範囲は29×22cmとなるため、要求どおりの撮影幅を得るにはかなりの広角レンズが必要になります。
近距離撮影を行う場合の構成
この距離帯はマシンビジョンの領域になります。メーカー製のマシンビジョン用M72mmレンズアダプターを介して、マシンビジョン用メーカーのラージセンサー用レンズを使う構成が考えられます。
この構成では収差補正データがないため、Capture Oneでの歪曲収差補正は行えなくなります。レンズ自体の性能でどこまでカバーできるかは、レンズメーカーを含めた協議が必要です。
うまくいかない場合の切り分け
| 症状 | 確認すること | 結果と次の手 |
|---|---|---|
| 近づけるとピントが合わない | 使用レンズの最短撮影距離 | RSM80mmは3m、地上用レンズ変換でも70cm。撮影距離を伸ばすか構成を変更する |
| 必要な撮影幅が画角に入らない | 撮影距離と焦点距離から算出した撮影範囲 | 50cm・80mmでは29×22cm。要求幅に対して焦点距離が長すぎるため広角側の構成を検討する |
| マシンビジョン用レンズにしたら歪みが取れない | そのレンズの収差補正データが存在するか | 補正データがない構成ではCapture Oneでの歪曲収差補正は不可。レンズ性能でのカバー範囲をレンズメーカーと調整する |
前提条件・注意事項
- 撮影距離50cm・撮影幅2mという前提条件に対する回答です。レンズ・アダプター・センサー構成が変われば最短撮影距離と撮影範囲も変わるため、実構成での再確認が必要です。
- 要求分解能に応じたレンズ選定は、レンズメーカーを含めた確認が必要になります。