【Zenmuse】バッテリーの劣化・膨張を指摘されたら使用できませんか

膨張が大きくない場合でも、継続的な使用は控えるよう案内されます。劣化したバッテリーは電源の不安定化につながり、飛行中の異常の要因として扱われます。交換の目安は2年ごと、または400回程度の充放電サイクルです。

掲載情報について:制度・申請画面・必要書類は変更されます。本記事は確認時点の記録として参照し、申請時は所管官庁の最新案内を優先してください。

回答

劣化・膨張が確認された場合の扱い

  • 荷受け時の画像で確認された膨張が大きなものでない場合でも、継続的な使用は控えるよう案内されます。膨張の程度は個体により異なり、実機確認が前提となります。
  • バッテリー・バッテリー充電ハブの修理を行わない場合の見積は、別途作成して提示できます。
  • 点検で不良と判断されたバッテリーを使用したことによる故障は、保証対象外です。
  • TB50 バッテリーを交換修理した場合は、バッテリーのシリアルナンバーが変更されます。

交換で取り外した古いバッテリーの返却

  1. 交換で取り外したバッテリーの返却は可能です。修理進行の際に希望の対応を改めて連絡する運用となります(返却希望は修理進行前に申告が必要)。
  2. 返却を希望した場合、膨張しているバッテリーもそのまま返送されるため、取り扱いには十分な注意が必要です。

劣化したバッテリーが飛行の異常につながった事例

自律飛行中の垂直落下と、墜落後の発煙が発生した事例では、メーカー解析により次の見解が示されました。

  • 飛行データ上、飛行前からバッテリー残量が不安定な状況が確認された。
  • 当該バッテリーは2022年にアクティベートされたもので、劣化により電源が不安定となっていた可能性がある。
  • 通常、単なる墜落では発煙まで至らないため、バッテリー内部のセルに異常があった可能性が考えられる。
  • 見積書には機体ログの解析結果として「バッテリー接触不良の可能性」と記載されたが、解析対象は墜落時のデータのみで事故発生前の情報は加味されないため、実際には飛行前のバッテリー異常が考えられるとの追加見解となった。

この解析結果は当該個体固有の劣化・セル異常に関するもので、同型バッテリー全体に一般化できるものではありません。運用側の対策としては、交換推奨サイクル(2年ごと、または400回程度の充放電サイクル)の管理と、定期点検による劣化状態の把握が該当します。

確認ポイント:膨張の判別は側面からの厚みで確認する。判断に迷う程度でも継続使用は控える。

前提条件・注意事項

  • 事故解析は墜落時の機体データを対象としており、事故発生前の使用状況は加味されません。定期点検の履歴がない機体では、使用状況およびバッテリー劣化状態が把握できないことが前提となります。
  • 飛行中の事故について国土交通省への報告が必要となるかは、年度・制度改定により変動するため、最新要件は所管の公式情報で確認してください。
最終更新:2026年9月
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