UgCS MANUAL / 12

UgCS PRO / EXPERT / ENTERPRISE
の違いと選び方

UgCSには3つの有償エディションと1つの無償版があります。 機能差は「LiDARを飛ばすか」「急峻な地形を扱うか」「複数人・複数機で運用するか」の3点でほぼ決まります。 ここでは公式情報にもとづく機能比較と、SkyLink Japanでの販売価格(税込)を整理します。

対象:UgCS v6.0.5 (10192)販売価格:税込・2026-08-13時点 3問診断つき
検証バージョン:UgCS v6.0.5 (10192)検証環境:Windows 11最終更新:2026-08-11次回レビュー:2026-11
THE SHORT ANSWERこのページの結論

RGBカメラでの写真測量・点検だけならPROで足ります。LiDARを積む、または急峻な地形を扱うならEXPERT。複数人・複数機で計画を共有し、映像配信や自社システム連携まで行うならENTERPRISEです。判断が必要なのはこの3点だけで、それ以外の飛行計画機能はどのエディションにも入っています。

UgCS PRO
¥166,430永続・税込
RGB写真測量・点検で完結する運用
  • 写真測量/コリドー/垂直面スキャン/周回撮影
  • 地形追従・カスタムDEMの取り込み
  • オフライン運用・ノーフライゾーン作成
こんな場合LiDARを使わない/地形は平坦〜緩やか/各自のPCで完結する
UgCS EXPERT
¥288,640永続・税込
LiDAR測量、または急峻地形
  • PROの全機能に加えて
  • Lidar area/Lidar corridor、FOVからのライン間隔設計
  • IMUキャリブレーション用の飛行パターン、Smart AGL
こんな場合LiDARを積む/崖・法面・急斜面を飛ぶ
UgCS ENTERPRISE
¥426,030永続・税込
チーム・複数機での運用
  • EXPERTの全機能に加えて
  • 中央/クラウドサーバー構成、計画の共有、最大10機の同時接続
  • ライブ映像のRTSP配信、UgCS SDK連携
こんな場合複数人で計画を共有する/映像を庁舎・本社へ配信する/自社システムと連携する

価格は UAVOOM(SkyLink Japan運営のオンラインストア)での販売価格(税込)です。永続ライセンスは無期限で使用でき、初年度のサポートとアップデートを含みます。2年目以降の Support & Update Pack、月額・年額サブスクリプション、アップグレード、Additional Device は個別にご案内します。複数ライセンス、官公庁・自治体の調達もご相談ください。

エディションが決まっている場合は、そのままお見積りまたはご購入いただけます。価格・購入を見るオンラインストアで見る
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3分で選ぶ

3つの質問でおおよその目安が出ます

選択すると下に結果が表示されます。入力内容はどこにも送信されません。

Q1. 搭載する主なセンサーは何ですか。
Q2. 主な現場の地形はどのようなものですか。
Q3. 運用体制はどのようになりますか。
診断結果をもとに、実際の機体・センサー構成に合わせたご提案を差し上げます。導入について相談する
2

3つの分岐点:判断の根拠

迷う要素は実質この3つだけです。

1. LiDARを飛ばすか

飛ばすならEXPERT以上。Lidar area、Lidar corridor、IMUキャリブレーション用の8の字・U字パターン、 FOVからのライン間隔設計は、いずれもEXPERTから利用できます。PROにはLiDAR専用ツールがありません。

2. 急峻な地形を扱うか

扱うならEXPERT以上が安全。Smart AGLは飛行ライン直下だけでなく周辺の地形も考慮して離隔を保ちます。 通常のAGLでも地形追従自体は可能ですが、崖際や急斜面での余裕が異なります。

3. 複数人・複数機で運用するか

するならENTERPRISE。中央サーバー構成、最大10機の同時接続、計画の共有、 ライブ映像のRTSP配信、SDK連携が対象です。1人でPCから飛ばす運用には過剰です。

いずれも該当しない場合はPROで十分です

写真測量、コリドー(線状対象)の点検、建物ファサードの垂直スキャン、周回撮影(Circlegrammetry)、 オフライン運用、カスタムDEMの取り込み、ノーフライゾーンの作成、ADS-B受信機の対応は、 いずれもPROに含まれています。PROは「機能が絞られた入門版」ではなく、 写真測量業務であれば単独で完結できる構成です。

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機能比較表

SPH Engineeringの公開情報にもとづく整理です。

機能(日本語訳)PROEXPERTENTERPRISE
飛行計画
3D飛行計画インターフェース○○○
写真測量○○○
エリアスキャン/ウェイポイント/円周/境界線○○○
コリドーマッピング(線状対象)○○○
垂直面(ファサード)スキャン○○○
周回写真測量(周回・斜め撮影)○○○
捜索救難(SAR)用ツール(クリーピングライン/拡張正方形)○○○
地形・標高
地形追従○○○
標高データ(DEM)の取り込み(TIF形式)○○○
数値表層モデル(DSM)—○○
周辺地形考慮型の対地高度維持(Smart AGL)—○○
地形標高プロファイル付き飛行プレビュー○○○
LiDAR
LiDAR面計測/線状計測ツール—○○
視野角(FOV)に基づくLiDAR飛行計画—○○
IMUキャリブレーション飛行パターン(8の字・U字)—○○
IMUキャリブレーション用ループターン—○○
コーナー半径/エリアバッファの調整—○○
飛行軌跡の平滑化—○○
運用
オフライン地図○○○
KML/CSVからのルート取り込み○○○
カスタム地図の重ね合わせ/位置情報付き画像の取り込み○○○
カスタム飛行禁止区域(NFZ)○○○
テレメトリーの自動記録○○○
ADS-B受信機対応○○○
ADS-Bトランスポンダー対応——○
チーム・システム連携
中央/クラウドサーバー構成(VPN接続)——○
チームでの飛行計画共有——○
同時接続機体数1機1機最大10機
ライブ映像配信(UgCS Video Player)——○
メタデータ付きローカル録画——○
RTSPでのVMS連携(Luxriot / Milestone等)——○
UgCS SDK——○
ライセンス
有効化できるPC台数1台(+追加1台)1台(+追加1台)1台(+追加1台)
表にない仕様や、ご使用予定の機体・センサーとの組み合わせについては、SPH Engineeringへ確認のうえご回答します。仕様について問い合わせる
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ライセンス形態と契約の考え方

オンラインストアで金額を公開しているのは、永続ライセンスです。年間の Support & Update Pack は個別にご案内します。月額・年額サブスクリプションは利用期間や必要数に応じて個別にお見積りします。

永続ライセンスとサブスクリプション

永続ライセンス(Perpetual)サブスクリプション(月額/年額)
使用期間無期限契約期間中のみ
初年度のサポートと更新含まれる契約期間中は含まれる
2年目以降Support & Update Packを別途購入(任意)継続課金
サポートが切れた場合購入時点のバージョンは使い続けられる。更新とサポートのみ停止使用できなくなる
向いているケース継続的な運用、単年度予算での導入案件単位、短期プロジェクト、試験導入
価格の考え方

永続ライセンスには初年度のサポートと更新が含まれます。2年目以降も最新版とテクニカルサポートを利用する場合は、各エディションのSupport & Update Packを更新します。

販売価格を見る

月額・年額サブスクリプションと永続ライセンスの比較は、利用期間と必要ライセンス数で変わります。資料に記載のない価格を為替換算せず、同じ条件の日本円見積りで比較します。

Additional Device(2台目のPC)

1ライセンスにつき有効化できるPCは既定で1台です。Additional Deviceを購入すると最大2台まで有効化できます。「事務所のPCで計画を作り、現場のノートPCで実行する」運用を想定した仕組みです。

  • 1ライセンスにつき1回のみ購入可能(最大2台まで)
  • デバイス間で飛行計画は同期されません。プロジェクトのエクスポート/インポートで受け渡します
  • Support & Update Packの契約が前提
  • 販売価格は個別見積りです

アップグレード

PRO→EXPERT、PRO→ENTERPRISE、EXPERT→ENTERPRISEのアップグレードが用意されています。既存のアクティベーションコードはそのまま使え、再インストールも不要です。アップグレード購入時には1年分のサポートとアップデートが付帯します。

実務上の含意:迷ったらまずPROから始め、LiDARを導入する段階でEXPERTへ上げる進め方が取れます。販売価格は構成に応じてお見積りします。

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販売価格

UAVOOM(SkyLink Japan運営のオンラインストア)での販売価格です。表示はすべて税込で、そのままオンラインで購入できます。

製品永続ライセンス(税込)
UgCS PRO¥166,430
UgCS EXPERT¥288,640
UgCS ENTERPRISE¥426,030
価格表の見方

永続ライセンスは無期限で利用でき、初年度のサポートとアップデートを含みます。Support & Update Packは、2年目以降も最新版とテクニカルサポートを継続する場合の年間契約です。金額は構成により異なるため、お見積りでご案内します。

消費税の取り扱い、納品方法、インボイス、複数ライセンスの割り当ては見積書でご確認ください。

個別見積りとなる項目

月額・年額サブスクリプション、エディションのアップグレード、Additional Device、UgCS Commander、トレーニング、Support & Update Pack は、オンラインストアに定価の掲載がないため個別にご案内します。

見積を依頼する

複数ライセンス、官公庁・自治体の調達、年度末納品もご相談ください。見積を依頼するオンラインストアで見る
PRODUCT PAGE

購入と製品の詳細は、製品ページから

上表の価格でそのままオンライン購入できます。対応する機体・センサー、動作環境、用途別の使いどころは製品ページに掲載しています。

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無償版 UgCS Open

購入前に操作感を確かめたい場合、無償版の UgCS Open が利用できます。 期間限定のトライアルではなく、制限付きで継続して使える版です。

項目UgCS Openの制限
作成・保存できるミッション数1日あたり2件まで
ルートの範囲最も離れた2点間が250mまで
機体へのアップロード/書き出し1日2回まで
DJI Pilot 2のクラウド接続利用不可
地形追従・オフライン機能利用可能
対応プラットフォームDJI / ArduPilot / PX4

※ ミッション数の制限について、公式マニュアルは「プロジェクトは2つまで」、 公式の発表記事は「1日あたり2ミッションまで」と表現が異なります。正確な適用条件は確認中です。

無償版で確認できること/できないこと

確認できる:画面構成、機体・カメラの登録、地形追従の挙動、標高データの表示、地図のオフラインキャッシュ、 実際の機体との接続手順。

確認できない:ルート距離250mの制限があるため、 実際の測量規模での飛行計画の作成と、その転送・実行の一連の流れは検証できません。 業務での実用性を判断するには、実案件相当の範囲でのデモをおすすめします。

実際の現場条件でのデモ、評価用ライセンスのご相談を承ります。 デモ・評価について相談する
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UgCSファミリーの他製品との関係

製品役割UgCSデスクトップとの関係
UgCS CompanionAndroid用の連携アプリ 現行のDJI連携の主力。Matrice 400、Matrice 4シリーズ、M350 RTK、M30シリーズ、Mavic 3 Enterpriseシリーズ、Mini 4 Proなどに対応。UgCS 6.0はv1.11以降が必要。
UgCS for DJIAndroid用の連携アプリ(旧世代機向け) M300 RTK、Phantom 4シリーズ、Mavic 2シリーズ、M600、Inspireなどの旧世代機向け。UgCS 6.0はv2.39-FX16以降が必要。
UgCS Mapper画像処理(2Dマップ・標高モデル生成)別製品。UgCSとの間でデータを受け渡します。
UgCS Commander多機同時運用ツールUgCS本体と併用します。販売価格は個別見積りです。
SkyHub機上コンピュータ 別ハードウェア。レーダーまたはレーザー高度計と組み合わせた True Terrain Following(実測にもとづく地形追従、最低0.5m)や、センサーの地理タグ付きログ取得に使います。UgCSのSmart AGLとは仕組みが異なります。
UgCS for Research教育・研究機関向け大学・研究機関・在学生が対象。価格は非公開で申請制。
「地形追従」には2種類あります

UgCSのAGL / Smart AGLは、事前の標高データ(DEM/DSM)にもとづいて経路を作る方式です。 標高データが古い、または粗い場合、実際の地表との差がそのまま危険につながります。

SkyHubによるTrue Terrain Followingは、機上のレーダーまたはレーザー高度計の実測値を使う方式です。 事前データの精度に依存せず、公称で最低0.5mまでの低高度飛行に対応します。 別途ハードウェアと対応機体が必要です。どちらが必要かは現場条件で変わります。

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用途別の選定例

想定される運用推奨理由
建設現場の出来形管理。RGBカメラで月次のオルソと点群を取得PRO 写真測量ツール、地形追従、カスタムDEMの取り込みまで含まれます。LiDARを使う予定がなければPROで完結します。
UAVレーザー測量。DJI Zenmuse L2やその他のLiDARを搭載EXPERT Lidar area / corridor、FOVからのライン間隔設計、IMUキャリブレーション用の飛行パターンが必要です。
送電線・道路・河川の点検。線状の対象を帯状に撮影PRO(RGB)/EXPERT(LiDAR) Photogrammetry corridorはPROから使えます。Lidar corridorはEXPERT以上です。
橋梁・ダム・建物の壁面点検PRO Vertical (Facade) scanはPROに含まれます。
急峻な山間部・法面での測量EXPERT Smart AGLにより、飛行ライン直下だけでなく周辺地形からの離隔を確保できます。
自治体の防災。複数の職員が計画を共有し、災害時に現場映像を庁舎で確認ENTERPRISE 中央サーバー構成、計画の共有、ライブ映像のRTSP配信、最大10機の同時接続が必要になります。
自社の管理システムとUgCSを連携させたいENTERPRISESDK連携が対象です。
年に数回、特定案件でのみ使用する月額または年額サブスクリプション 使用期間が限られるなら、初期費用を抑えられます。
まず操作感を確かめたいUgCS Open → デモ 無償版は250mの範囲制限があるため、実案件規模の検証にはデモをおすすめします。
使用予定の機体とセンサーをお知らせいただければ、必要なエディションを具体的にご案内します。使用機体について相談する
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注意点・確認中の事項

  • 対応機体は、エディションではなく接続方式で決まります。 同じDJI機でも、UgCS Companion経由でリアルタイムに制御できる機体と、 DJI Pilot 2へルートを書き出して機体側で実行する機体があります。 Autel EVOシリーズはAutel Explorerへのルート書き出し方式です。 「UgCSで飛ばせる」の中身が機体によって異なる点にご注意ください。
  • UIの日本語対応は公式に確認できていません。 UgCSには表示言語の設定項目がありますが、対応言語の一覧は公開されていません。 現時点では英語UIでの運用を前提にご検討ください。
  • 掲載価格は UAVOOM(SkyLink Japan運営のオンラインストア)の税込価格です。納期、調達条件、複数ライセンスの割り当ては個別にご確認ください。
  • エディションの機能割り当ては、UgCSのバージョンアップにより変更される可能性があります。 本ページの記載はUgCS v6.0.5 (10192)時点のものです。
飛行前に必ずご確認ください。UgCSは飛行計画を作成・転送するソフトウェアであり、飛行の可否を判断するものではありません。航空法にもとづく許可・承認、飛行空域と飛行方法の適合、電波法上の取り扱い、土地所有者・管理者の承諾、当日の気象と現地の障害物確認は、いずれも運航者の責任で実施してください。UgCSのノーフライゾーン機能や標高データは補助的な情報であり、現地確認の代わりにはなりません。
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よくある質問

PROとEXPERTの一番大きな違いは何ですか。

LiDAR用のツール(Lidar area、Lidar corridor)とIMUキャリブレーション用の飛行パターン、そしてSmart AGLが使えるかどうかです。RGBカメラでの写真測量だけであればPROで完結します。UAVレーザー測量を行うのであればEXPERT以上が必要です。

ENTERPRISEはどんな組織に必要ですか。

現場のパイロットが複数いて計画を共有する運用、最大10機までの同時接続、ライブ映像をUgCS Video PlayerやRTSP対応の映像管理システムへ配信する運用、SDKを使って自社システムと連携する場合です。中央にUgCSサーバーを置き、現場からVPNで接続する構成が取れます。

永続ライセンスとサブスクリプションはどちらが得ですか。

利用期間と必要ライセンス数によって変わります。本ページには永続ライセンスの税込価格を掲載しています。Support & Update Pack は個別にご案内します。月額・年額サブスクリプションは個別見積りのため、同じ利用期間・台数の日本円見積りで比較してください。

年間サポート&アップデートが切れるとどうなりますか。

永続ライセンスの場合、購入時点のバージョンはそのまま使い続けられます。ただし新しいバージョンへのアップデートとテクニカルサポートが受けられなくなります。失効後に再度購入して復帰できるか、遡って課金されるかについては公式に記載がないため確認が必要です。

1つのライセンスを2台のPCで使えますか。

既定では1ライセンスにつき1台です。Additional Deviceを購入すると1ライセンスあたり最大2台まで有効化できます。ただしデバイス間で飛行計画は同期されないため、プロジェクトの受け渡しはエクスポートとインポートで行います。

無料で使えるバージョンはありますか。

UgCS Openという無償版があります。1日に作成・保存できるミッションが2件まで、ルートの最も離れた2点間の距離が250mまで、機体へのアップロードまたは書き出しが1日2回までという制限があり、DJI Pilot 2のクラウド接続は利用できません。地形追従とオフライン機能は無償版でも利用できます。

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次に行う操作

関連マニュアル

  • LiDARミッションとIMUキャリブレーション(近日公開) — EXPERTで追加される機能の実際
  • 地形追従と標高データ(近日公開) — Smart AGLと通常のAGLの違い
  • マニュアル目次へ戻る

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