SCDEの機体は、上下シェル、ハンドル、各モジュール、モーターアーム、ESC、FCの順に分解します。ボルトはいずれも2mmの六角で、部位ごとに本数と外すケーブル数が決まっています。
回答
六角レンチの使用方法など、組み立ておよび解体に必要な基礎的な注意事項は別記事にまとめています。
部位別のボルト・ケーブル構成
| 部位 | ボルト数 | サイズ | ケーブル・その他 |
|---|---|---|---|
| 下シェル | 4 | 2mm | ロックピン10 |
| 上シェル | 4 | 2mm | – |
| ハンドル上下 | 大2、中6、小3 | 2mm | – |
| RTK GPSアンテナ | 4 | 2mm | ケーブル1 |
| カメラモジュール | 4 | 2mm | ケーブル1 |
| Matrice 100 バッテリーコンパートメントキット | 5 | 2mm | ケーブル5 |
| Skycatch Bravo, Enclosed Air1 | 4 | 2mm | ケーブル4 |
| M100 Aircraft Kit上部・ステイ | 22 | 2mm | ケーブル2 |
| モーターアーム(アーム1本あたり) | 4 | 2mm | ケーブル5 |
| ESC(ESC1つあたり) | – | – | ケーブル6、両面テープ2箇所 |
| FC・内部ファン | 4 | 2mm | ケーブル6 |
下シェル
機体のシェルは上下で分かれており、ボルトと10本のロックピンで固定されています。
- 機体の底面にある4本のボルトを外します。
- 上下のシェルの隙間に薄い板などを入れて、少しずつ外します。マイナスドライバーなどを突っ込んで外そうとすると、シェルが柔らかい素材のため凹んでしまいます。
- ピンを外すとピンが入っている穴の周りにバリができるので、除去しておきます。
- 取り外した後はピンが軽く浮いているため、取り付け時にはピンを奥までしっかりと挿し込んでから、上下を合わせてはめ込んでいきます。
上シェル
上シェルの内側で4本のボルトにより固定されています。固定部分とシェルとのクリアランスが無く、L型レンチが真っ直ぐ入らないため、分解の中で最も難所となる箇所です。
- 回すときに邪魔になる差込口の赤黒のケーブルは抜いてかまいません。
- 初めは横向きで少しずつ回し、ボルトの固定が緩む状態にします。
- 軽く回るようになれば、ボールポイント側を使用して斜めに挿し込んで回します。
- ボールポイントを使用してボルトを回すときは、しっかりと穴に押し込み、ボルトが舐めないよう気をつけて回します。
取り付け時はこの逆の手順で行います。本締めできつく締めすぎるとボルト固定のプラスチック部分が割れてしまうため注意します。
ハンドル上下
ハンドルは上下に分かれます。ボルトの長さが大中小と3種類存在しているため、取り付け時に取り違えないよう注意します。
RTK GPSアンテナ
ケーブルを基板から外して、ボルトを外します。
カメラモジュール
カメラの四隅にある穴に工具を通してボルトを4箇所外し、基板に接続されているケーブルを1本外します。
Matrice 100 バッテリーコンパートメントキット
- 機体に固定されているボルト4本を外し、バッテリーコンパートメント側面にあるボルト1本を外します。
- バッテリーコンパートメントから出ている赤黒のケーブルを抜きます。
- バッテリーコンパートメント側面の蓋を開けて、ケーブル4本を抜いて機体から取り外します。
コンパートメントキットおよびコンパートメントキットが固定されているステイに問題が無い場合は、ステイと本体を固定しているボルトを外し、ステイごとコンパートメントキットを取り外した方が工程は少なく済みます。
Skycatch Bravo, Enclosed Air1
刺さっている配線とボルトをすべて外すと、機体にクリップのように挟んであるだけの状態になるため、そのまま引き抜きます。
M100 Aircraft Kit上部・ステイ
- Aircraft上部のボルトをすべて取り外します。
- 上部の蓋をゆっくり引き上げて、ジンバル端子から繋がっているケーブル2本を抜きます。
- 中心部から上部に束で出ているケーブルを下に押し込みます。
GPS本体とGPS端子は強力両面テープで固定されているため、基本的には取り外さずに作業します。そのため、上部と下部は完全に分離しないまま作業を続けることになります。
モーターアーム
- 機体を逆さに向けて、グレーと黒のケーブルを4本すべて抜きます。ピンセットなどで引っ掛けて上向きに引っ張ると抜けます。
- 差込口にM1からM4の表記があるため、取り付け時は該当するアームから出ているケーブルを挿します。
- アームからESCに出ている赤、黒、黄のケーブル3本と、LEDケーブル1本を抜きます。
- アームを固定している内側のリングを、少し力を入れてアームから外します。
- 外側のリング横のボルトを2本外してプレートを取り、アームを引き抜きます。
ESC
- アームから出ている赤、黒、黄のケーブル3本とLEDケーブル1本、Aircraftに挿さっているケーブル2本を抜きます。
- ESC本体は背面の柱2本に両面テープで固定されているため、ゆっくり剥がします。取り付け時には新しい両面テープで貼り付けます。
- アームから出ている赤黒黄の3本のケーブルは、ESC本体に挿すべき場所に色付きシールが貼ってあるため、色を合わせて挿し込みます。
- ESCの装着場所についても、M1、M2、M3、M4の表記がESC本体と基板側にあるため、合わせて装着します。
FC・内部ファン
機体裏側のボルト4本と、刺さっているケーブルをすべて外します。
うまくいかない場合の切り分け
| 症状 | 確認すること | 結果と次の手 |
|---|---|---|
| 上シェルのボルトにL型レンチが真っ直ぐ入らない | 固定部分とシェルのクリアランス | 初めは横向きで少しずつ回して固定を緩め、軽く回るようになったらボールポイント側を斜めに挿し込んで回します。 |
| シェルが凹んでしまった | 隙間を開けるのに使用した工具 | マイナスドライバーではなく薄い板などを使い、少しずつ外します。 |
| ロックピンを外した穴の周りが荒れている | 穴の周囲のバリ | バリを除去してから組み付けます。 |
| 組み立て後にボルト固定のプラスチック部分が割れた | 本締め時の締め付け具合 | 本締めできつく締めすぎたことが原因です。 |
| 組み立て後にモーターの動作が想定と異なる | 差込口のM1からM4の表記と、ESC本体・基板側の表記 | 該当するアームとESCの表記を合わせて接続し直します。 |
上記をすべてお試しいただいても解決しない場合は、当社までご連絡ください。
前提条件・注意事項
- 記載の手順は2022年8月時点の情報に基づくものです。現行の仕様は都度ご確認ください。