その値は摂氏温度ではなく、画像のカウント値(画素強度)です。TIFFで撮影すると16bitのraw countsが保存されるため、FLIR ToolsやThermal Studioでは温度ではなくカウント値が表示されます。温度データとして記録したい場合はRJPEGで撮影してください。
掲載情報について:対応機種、仕様、ファームウェア、画面表示は更新で変わる場合があります。作業前に対象機器の型番とバージョンを確認してください。
回答
表示される28000という値はケルビン×100に相当するカウント値です。摂氏へ変換するには、値を100で割って273を引きます。
- 表示値を100で割る(例:28684 ÷ 100 = 286.84)
- 273を引く(286.84 − 273 = 13.84℃)
この挙動は不具合ではなく、画像フォーマットの仕様どおりの動作です。
| 画像フォーマット | 記録される内容 | AGC・ズーム・カラーパレット |
|---|---|---|
| TIFF | 16bitのraw counts(画素強度)。静止画としてNFOV/WFOVを保存。 | 適用されない |
| RJPEG | 実際の温度データ | 適用される(AGCとカラー化を経て記録) |
確認ポイント:画像フォーマット設定メニュー。TIFFを選ぶとraw counts、RJPEGを選ぶと温度データが記録される。
うまくいかない場合の切り分け
| 症状 | 確認すること | 結果と次の手 |
|---|---|---|
| 解析ソフトで数万単位の値が表示される | 撮影時の画像フォーマット設定 | TIFFであれば仕様どおり。温度が必要ならRJPEGで撮り直す。 |
| 既存のTIFFデータから温度を知りたい | 表示値をカウント値として扱えるか | 値÷100−273で摂氏に換算する。 |
| RJPEGでも温度が異常 | カメラのファームウェアバージョン | 本件の確認はファームウェア 6.0.20-3.0.20 で行われている。異なる版では挙動が同一とは限らない。 |