【Zenmuse P1】レンズ補正パラメータを校正する手順

Zenmuse P1の補正パラメータは工場出荷時に書き込まれておらず、ユーザー側で校正する仕様です。対象レンズで条件を満たす撮影を行い、DJI Terraで構築した3Dモデルの出力ファイルをP1に読み込ませて校正します。

回答

一度レンズを校正すれば、レンズを変更しない限りパラメータは変化しません。レンズを変更した場合は、補正パラメータを再度校正することをおすすめします。

校正用の撮影条件

レンズの校正には、対象レンズを使用して撮影します。撮影時には以下の条件を推奨します。

  • 建物や山など高度差が大きいエリアで、スマートオブリックまたはオブリックモードで撮影します。構築する3Dモデルの精度が高いほど、補正パラメータは正確になります。
  • 撮影枚数は100枚以上とします。
  • ラップ率(重複率)は、機首方向が80%以上、横方向が70%以上とします。
  • 撮影画像のうち、傾斜撮影画像が2/3以上を占めるようにします。
  • 飛行高度の制限は特にありません。

校正の手順

  1. v2.3.1以降のDJI Terraを使用して、3Dモデルを構築します。
  2. 3Dモデル構築後、「AT-report」内の「sfm_report.json」ファイルを、カメラのSDカードに入れます。
  3. SDカードをP1に挿入し、P1を機体に搭載します。電源を入れると、自動的に校正パラメータをインポートします。
  4. インポート後に写真を撮影し、テキストとして写真を開いて「XMP」と検索します。「DewarpData」の段があれば、校正は成功しています。

DewarpDataに記載されている順番は、fx,fy,cx,cy,k1,k2,p1,p2,k3となっています。主点位置はcx,cy(単位pix)です。

うまくいかない場合の切り分け

症状 確認すること 結果と次の手
電源投入後も校正パラメータが反映されない 撮影した写真のXMP内に「DewarpData」の段があるか 段が無い場合は校正が完了していません。sfm_report.jsonをSDカードに入れるところから手順をやり直します
sfm_report.jsonが出力されない 使用しているDJI Terraのバージョンがv2.3.1以降か v2.3.1以降で3Dモデルを構築し直し、AT-report内のファイルを確認します
補正パラメータの精度が上がらない 撮影枚数、ラップ率、傾斜撮影画像の比率が推奨条件を満たしているか 条件を満たすよう撮影し直し、3Dモデルの精度を高めてから再度校正します
レンズ交換後に精度が変化した レンズ変更後に補正パラメータを再校正したか 未実施の場合は、変更したレンズで校正をやり直します

上記をすべてお試しいただいても解決しない場合は、当社までご連絡ください。

前提条件・注意事項

  • 記載の手順は2023年9月時点の情報に基づくものです。現行の仕様は都度ご確認ください。
最終更新:2026年9月
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