【FLIR Si2-Pro】FLIR Si2-Proで機械音の周波数分析はできますか

FLIR Si2-Pro は、部分放電の検出、加圧漏れ(圧縮空気・ガス漏れ)の検出、機械的故障(ベアリング等)の検出を目的とした製品で、メーカー公式にはスペクトラム/スペクトログラムによる周波数分析機能の記載はありません。機械音を周波数成分まで分析することが要件の中心となる場合は、周波数分析表示を備える別系統の音響カメラが候補になります。

回答

Si2-Pro の検出帯域はメーカー公式仕様で 2kHz〜130kHz です。用途としては部分放電検出、加圧漏れ検出、機械的故障検出(ベアリング欠陥の early detection)が掲げられており、124個のMEMSマイクによるリアルタイムの音の可視化で発生箇所を特定する使い方が想定されています。測定環境全体の音の分布や周波数成分を評価する用途を主目的とした製品ではありません。

やりたいこと 候補 帯域・表示
部分放電の検出、加圧漏れの検出、ベアリング等の機械的故障の検出 FLIR Si2-Pro 2kHz〜130kHz。リアルタイムの音の可視化で発生箇所を特定
測定環境の超音波分布の把握、周波数分析 SONASCREEN2(音響カメラ) 1kHz〜100kHz の超音波を検知、超音波の強弱を画面表示、スペクトラム表示
上記に加えて波形表示も必要 SONAPHONE SNP-ADV(産業用超音波カメラ) 20kHz〜100kHz、スペクトログラムと波形表示

ポンプ・ドリル・旋盤など製造設備の機械音を対象に、用途を限定せず汎用的に測定・分析したいという要件では、スペクトラム/スペクトログラム表示を備える機種を選定してください。

前提条件・注意事項

  • Si2-Pro の用途・帯域はメーカー公式仕様に基づきます。ソフトウェアの更新で利用できる表示・解析機能が変わる場合があるため、周波数分析が必須要件の場合は導入前にメーカー公式の最新仕様で確認してください。
  • SONASCREEN2・SONAPHONE SNP-ADV の情報は2024年12月時点の製品ラインナップに基づきます。仕様・ラインナップは変更されることがあります。
  • 可聴域の機械音そのものを対象とするか、超音波帯域を対象とするかで候補が分かれます。上記の帯域表記を要件と突き合わせてください。

参考情報

最終更新:2026年9月
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