【FLIR Aシリーズ】高温対象・高温環境でサーモカメラを使うときの条件は?

確認する条件は2つあります。測定対象の温度レンジ(何℃まで測るか)と、カメラ周辺の環境温度(設置場所が何℃になるか)です。周辺環境温度が50℃を超える場合は、機種選定の前に設置条件の確認が必要です。

回答

1. 測定対象の温度レンジ

「最大800℃まで測定でき、リアルタイムで別モニターに映像を出せて、固定設置ができ、場所ごとに数値化できる」という要件に対し、メーカー確認の結果、FLIR A50/A70が該当するとの回答を得ています(2023年10月時点)。ただし同時点で当社では取扱いのない商品でした。取扱い状況は変動するため、現行の取扱可否は都度確認が必要です。

2. カメラ周辺の環境温度

高温物を監視する用途では、カメラの設置箇所によって周辺温度が高くなります。周辺環境温度が50℃を超える見込みの場合は、機種選定の前に設置条件の確認が必要です。冷却ハウジング等の要否は設置条件により異なるため、個別に判断します。

用途例

溶湯を移送する容器(取鍋)の温度管理といった、鋳造・製鋼工程での監視用途では、FLIR A50 および A500f を提示した事例があります(2026年6月時点、当時の納期3〜4か月)。この種の用途では、対象温度そのものよりも設置箇所の周辺温度が制約になることが多くなります。

うまくいかない場合の切り分け

症状 確認すること 結果と次の手
測定レンジが足りるか判断できない 対象物の最高温度 要求レンジを数値で確定してから機種を選定する。800℃までの要件ではA50/A70が該当するとのメーカー回答がある
設置予定位置が高温になりそう カメラ設置位置の周辺環境温度が50℃を超えるか 超える場合は設置条件の確認が先。冷却ハウジング等の要否を個別に判断する

前提条件・注意事項

  • 50℃という数値は、対象物の温度ではなくカメラ周辺の環境温度の目安です。
  • 製品ラインナップ・取扱い機種・納期は変動します。上記は各時点の情報です。
最終更新:2026年9月
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