DJI Dock 4|約25秒の自動バッテリー交換で、いつでも出動できるドローンポート
専用機Matrice 5TD、DJI O4 グラウンドステーション、DJI FlightHub 2で構成する遠隔運用システムです。SkyLink Japanが現地調査から設置・許可申請・保守まで、全国で導入を支援します。
※の条件はページ下部の注記をご確認ください。価格・納期は構成によって異なるため、個別にお見積りします。
充電を待たずに、次の出動へ。
DJI Dock 4は、帰還した機体のバッテリーを庫内の充電済みバッテリーと自動で入れ替え、すぐに次のフライトへ移れるドローンポートです。運用はDJI FlightHub 2から遠隔で行い、ライブ映像や取得データを指令側で共有できます。
できること
- 指令を受けての即時離陸と、現場映像の共有
- 庫内に最大3本のバッテリーを保管し、交換して出動を続ける
- サーマル・望遠・AI検知による昼夜の状況把握
向いている現場
- 災害初動や通報対応で、早く現場を見たい自治体・消防
- 夜間を含む巡回・監視を繰り返す施設・インフラ
- 寒冷地や沿岸など、人が常駐しにくい拠点
導入前に知っておくこと
- 対応機体はMatrice 5TDのみ
- O4 グラウンドステーションの接続が必須
- 運用方法に応じて、機体登録・リモートID、目視外飛行等の許可・承認が必要
動画で見る、バッテリー交換から遠隔運用まで。
約5分のDJI公式動画で、出動・撮影・帰還後の自動交換を確認できます。英語の主な説明を日本語に要約・意訳し、場面ごとの見どころを添えました。
日本語タイトル:DJI Dock 4 — DJI初のバッテリー自動交換対応ドック
公開元:DJI Enterprise/DJI・再生時間:約5分
再生に合わせて日本語字幕を表示
英語字幕が表示される場合は、動画の設定で次の順に選んでください。
歯車(設定) → 字幕 → 自動翻訳 → 日本語
YouTubeの自動翻訳のため、機体名や専門用語が正しく訳されない場合があります。
下のボタンから、見たい場面を選べます。
日本語で分かる、3つの特長
帰還後、約25秒でバッテリーを自動交換
充電済みのバッテリーに入れ替え、次の出動に備えます※1。
遠くの様子や温度差を、映像で確認
専用機Matrice 5TDの望遠・赤外線カメラとレーザー測距で、現場の状況を把握します。
離れた場所から、出動と運航計画を支援
FlightHub 2で映像やタスクを管理。警報を受けた出動は、管理者が内容を確認してから行います。
見たい場面から再生する
通報から現場の映像確認まで
警報をきっかけに、ドローンを初動対応へ。DFRは「ドローンによる初動対応」のことです。現場映像を遠隔で共有し、ズームや照明で状況を確認します。
帰還後のバッテリー自動交換
約25秒で充電済みのバッテリーに交換する様子を紹介※1。帰還のたびに機体を充電する方式との違いが分かります。
望遠・赤外線カメラとレーザー測距
遠くの対象を拡大し、温度の違いや対象までの距離を確認。可視光と熱画像を重ねる表示や、夜間の撮影も紹介しています。
AI検知と、飛行中の通信
車両・船舶・煙・火などをAIで検知。O4 グラウンドステーションとの通信や、接続先を切り替えるローミングを紹介しています。
電線などの障害物を検知する仕組み
LiDARとミリ波レーダーによる障害物検知を紹介※7。追加装備のパラシュートも映像で確認できます。
言葉で運航計画を作り、スマートフォンでも確認
Co-Pilot Agentは、自然な言葉による指示から飛行ルートやタスクの計画を支援するAI機能。DJI Enterpriseアプリでの出動操作・映像確認も紹介しています。
動画に出てくる英語の用語と日本語訳
- Battery swapping
- バッテリーの自動交換
- Low latency video transmission
- 映像を少ない遅延で伝送すること
- Multi-station roaming
- 飛行中に、接続先の通信拠点を切り替えること
- Commands in natural language
- 普段使う言葉で指示すること
動画には今後対応予定の車載運用や、国・地域によって利用条件が異なる機能も含まれます。海外規格への適合表示は、日本の機体認証を示すものではありません。Matrice 5TDの国内の機体認証は未取得です(2026年10月21日時点)。導入条件は、本ページの「設置条件」「日本国内での運用条件」もご確認ください。
動画の出典と日本語解説について
出典:DJI Enterprise/DJI「Meet DJI Dock 4: DJI’s First Dock With Battery Swapping」(2026年10月14日公開)。日本語訳・解説:SkyLink Japan。メーカー動画の主な説明を要約・意訳しています。交換時間などの数値条件はページ下部の注記をご確認ください。
Dock 3から変わった、3つのこと。
既存のDJI Dock 3(Matrice 4D/4TD)を検討・運用中の方は、まずこの3点で違いを確認してください。

「充電を待つ」から「交換する」へ
Dock 3は格納した機体のバッテリーを充電してから再出動します(15→95%で約27分)。Dock 4は庫内に最大3本のバッテリーを保管し、帰還後に自動で交換します。交換は約25秒※1、着陸から再離陸まで約45秒※2です。庫内では2本を同時に充電でき、1本あたり約27分※4で次の出動に備えます。

専用機Matrice 5TD:長く飛び、夜も見える
最大飛行時間は59分※3(Matrice 4Dは54分)。サーマルカメラは1280×1024(Matrice 4TDは640×512)になり、回転式LiDARとミリ波レーダーで電線などの細い障害物を検知します※7。最大450 gのアクセサリーを、上部と左右の3か所に搭載できます。

通信機器をドックと別に設置。-40℃まで対応
ドローンの映像受信、位置情報の精度を高めるRTK補正、ネットワーク接続を担う専用の通信機器が「DJI O4 グラウンドステーション」です。Dock 4では、この通信機器をドック本体と分け、LANケーブルで接続します。
通信機器を屋上など見通しの良い場所に置くことで、ドックはビルの近くや変電所の壁際などにも設置しやすくなります※10。飛行中に接続先の通信機器を切り替える「ローミング」にも対応します。ドックの動作温度は-40〜50℃です(Dock 3は-30〜50℃)。
現場で効く、6つの特長。

指令から数秒で離陸
現地に操縦者がいなくても、指令を受けて離陸します。指定地点への飛行(FlyToタスク)では最大21 m/s※5で向かい、映像を指令側へ送ります。

細い電線まで検知する
3方向のミリ波レーダー、回転式LiDAR、6方向のフルカラー視覚センサーを組み合わせ、夜間も電線などの細い障害物を検知します※7。

1機で昼夜の業務に
広角・中望遠・望遠・サーマル・レーザー測距を1つのジンバルに統合。スピーカー、スポットライト、パラシュートを同時に搭載できます。

ブラウザで一元運用
ルート作成、スケジュール実行、ライブ映像、機器管理をDJI FlightHub 2で行います。パブリッククラウド、オールインワン、オンプレミスの3形態から選べます。

地上と空域のリスクに備える
AP1 パラシュート、カスタム飛行ゾーン、ADS-B・リモートIDの受信による周辺機の検知※13、強風時に高度を下げて帰還する機能を備えています。

見つけて、知らせる
機体側のAIが人・車両・船など17種類の対象をリアルタイムで検知します。異常の検知時は、通知や撮影・追尾などの動作を自動で実行できます。
画像:DJI
Matrice 5TDのカメラ・センサー構成
1つのジンバルに可視光3眼・サーマル・レーザー測距を統合し、機体側にLiDARとミリ波レーダーを備えます。
表は横にスクロールできます →
| モジュール | 主な仕様(DJI公式) | 現場での使いどころ |
|---|---|---|
| 広角カメラ | 1/0.98インチCMOS・有効5,000万画素、23.5 mm相当、f/1.8 | 現場全体の把握、定期的な写真記録、簡易な測量 |
| 中望遠カメラ | 1/1.28インチCMOS・有効5,000万画素、70 mm相当、f/2.88 | 中距離の構造物・設備の確認 |
| 望遠カメラ | 1/1.5インチCMOS・有効5,000万画素、252 mm相当、f/2.8、最大176倍ハイブリッドズーム | 離れた位置からの詳細確認 |
| 赤外線サーマルカメラ | 非冷却VOx、1280×1024(UHRモード時2560×2048)、測定範囲 -40〜150℃(高ゲイン)/0〜550℃(低ゲイン) | 夜間の人・熱源の発見、設備の発熱確認 |
| レーザー測距 | 最大3,000 m(垂直入射、反射率25%、視程8,000 m) | 対象物までの距離・座標の取得 |
| 障害物検知 | 回転式LiDAR(水平360°×垂直59°)、ミリ波レーダー(前・上・下)、6方向の視覚センサー、下方3D赤外線センサー | 電線を含む細い障害物の検知※7 |
| アクセサリー | 最大450 g・3か所(上部・左右)。AL2D スポットライト、AS2D スピーカー、AP1 パラシュート | 夜間の照明、音声での呼びかけ、落下時の衝撃軽減 |
AS2D スピーカーの音声合成は日本語に対応しています(日本語は女声のみ)。スポットライト点灯中は視覚による障害物検知が無効になり、ミリ波レーダーとLiDARのみが働きます。
4つの機器で、ひとつの運用システムに。
ドック、機体、O4 グラウンドステーション、クラウドの役割を分けて理解すると、設置場所と通信の設計がしやすくなります。
DJI Enterpriseアプリ

DJI公式サイトに掲載されている「DJI Dock 4コンボ」の構成
- DJI Dock 4 × 1
- DJI Matrice 5TD × 1
- DJI O4 グラウンドステーション × 1
- DJI AP1 パラシュート × 1
- DJI Matrice 5TD バッテリー × 4
国内での販売構成・価格はお問い合わせください。台数やアクセサリー、FlightHub 2の提供形態に合わせて構成をご提案します。
データの扱いと調達要件
- 伝送の暗号化機体〜ドック間はTLS 1.2以上とAES-256、ドック〜クラウド間はHTTPS・WSS・TLSを使用(DJI公表)
- 保存と権限保存データの暗号化、アクセス権限の制御、アクセス履歴の記録に対応(DJI公表)
- 提供形態の選択FlightHub 2はパブリッククラウド、オールインワン、オンプレミスから選択できます
詳細はDJIのデータセキュリティページをご確認ください。調達要件で機体の原産国やセキュリティ要件が定められている案件では、要件を確認したうえで、他の機体を含めて中立の立場でご提案します。
どこで、どう使うか。
導入のご相談が多い3つの領域について、課題と運用のイメージ、SkyLink Japanの支援内容をまとめました。

職員が着く前に、現場を見る
- 現場の課題
- 発災や通報の直後、職員が現地に到着する前に状況を把握したい。河川・沿岸の監視を人手で続けるのは難しい。
- 運用イメージ
- 指令からドックの機体が離陸し、ライブ映像をFlightHub 2で関係者と共有。帰還後はバッテリーを交換して再出動します。ドック2台の構成では、2機が交代で飛ぶタスクリレーにも対応します。スピーカーで日本語の音声合成による呼びかけも可能です。
- SkyLinkの支援
- 設置候補地の現地調査、飛行許可・承認の申請支援、職員向けの運用トレーニング。

巡回を増やし、夜も見落とさない
- 現場の課題
- 巡視の回数を増やしたいが人員が足りない。夜間の侵入や設備の発熱を見落としたくない。
- 運用イメージ
- ルートタスクを決まった時刻に自動実行。1280×1024のサーマルで夜間の熱源を確認し、AIが人や車両を検知すると通知と撮影を自動で行います。メガソーラー、港湾、工場ヤード、変電所などを想定しています。
- SkyLinkの支援
- 電源・ネットワークなど設置条件の整理、巡回ルートの設計、保守計画の立案。

同じ条件で、定期的に記録する
- 現場の課題
- 造成地や工事現場の現況を、毎回同じルート・同じ条件で撮影し続けたい。
- 運用イメージ
- 同一ルートを定期実行して写真記録を蓄積し、FlightHub 2の変化検知で前回との差分を確認します。DJI公式試験では、条件付きで検証点精度10 cm※8とされています。
- SkyLinkの支援
- 高精度な測量・点群解析が必要な場合は、グループの扶和ドローンと連携してLiDARや写真測量の構成をご提案します。
公共測量など、所定の精度が求められる測量の代替を想定したものではありません。
設置前に確認する、8つの条件。
社内での検討や仕様書の作成にそのまま使えるよう、DJI公式の条件と確認ポイントを並べました。
設置スペース・重量
カバー開時 1750×640×550 mm、閉時 639×640×836 mm(風速計と架台を含む)。重量66 kg(機体・庫内バッテリーを除く)。取付穴は400×400 mmでDock 3と共通です。
電源
AC100〜240 V(50/60 Hz)、最大入力電力2,000 W(Dock 3は最大800 W)。設置場所で必要な容量を確保できるかを確認します。
ネットワーク
O4 グラウンドステーション経由の有線接続。上り・下りとも20 Mbps超(周辺機器なしの場合は40 Mbps以上を推奨)、遅延100 ms以下。4G接続にはDJI セルラードングル 2が必要です※11。
O4 グラウンドステーションの設置場所
高く開けた、見通しの良い場所に固定します。ドックとのケーブル長は1.5〜80 m。設置前にMatrice 4シリーズまたはMatrice 4Dで現地調査を行います。
気象・環境
最大風速12 m/s、最大降雨量2 mm/h、動作温度-40〜50℃、最大動作高度5,000 m。ドックの動作音は静音モードで60 dB未満、通常モードで65 dBです。
停電時の備え
庫内バッテリーが予備電源になります(1本約4.5時間※9、3本まで順次給電)。停電中は機体の充電や空調は行えません。
飛行の手続き
機体登録・リモートID、目視外飛行などの許可・承認、立入管理などの運航体制。設置場所と運用方法によって必要な手続きが変わります。
運用体制
FlightHub 2で運航を管理する担当者、異常時の連絡・対応手順、定期点検の実施者を決めておきます。
ドックを使った現地無人での運用条件については、「自動飛行」と「現地無人運用」の違いとレベル3.5飛行の解説もご覧ください。
Dock 4とDock 3、どちらが合うか。
出動の頻度と、国内の機体認証を必要とするかどうかが、選び分けの大きな分かれ目です。
表は横にスクロールできます →
| 項目 | DJI Dock 4 | DJI Dock 3 |
|---|---|---|
| 仕様(DJI公式) | ||
| 対応機体 | Matrice 5TD | Matrice 4D/4TD |
| 再出動の方式 | 庫内バッテリーと自動交換(約25秒)※1 | 格納した機体を充電(15→95%で約27分) |
| 庫内の予備バッテリー | 最大3本(2本同時充電) | なし |
| 機体の最大飛行時間 | 59分※3 | 54分(Matrice 4D) |
| サーマル解像度 | 1280×1024 | 640×512(Matrice 4TD) |
| ドックの動作温度 | -40〜50℃ | -30〜50℃ |
| 保護等級(ドック/機体) | IP56/IP55 | IP56/IP55 |
| 最大入力電力 | 2,000 W | 800 W |
| ドック重量 | 66 kg | 55 kg |
| 映像伝送・RTK | O4 グラウンドステーション(必須・別体) | ドック本体に内蔵 |
| 停電時の予備電源 | 庫内の機体用バッテリー(1本約4.5時間) | 内蔵の鉛蓄電池(4時間超) |
| 国内の機体認証 | 未取得(Matrice 5TD) | Matrice 4D/4TDが第二種型式認証を取得(型式認証書番号 第13号) |
| 選び方(SkyLink Japanの見立て) | ||
| 適した現場 | 出動頻度が高い現場、連続した監視、寒冷地、ビルの近く | 定期巡回が中心で、出動の間隔に余裕がある現場 |
| 向いている顧客 | 災害初動を重視する自治体・消防、夜間を含む常時監視が必要な施設 | 型式認証機での運用を前提とする組織、点検中心の事業者 |
| 導入の難易度 | O4 グラウンドステーションの設置位置の設計が加わる | ドック単体で構成しやすい |
| 保守 | 交換機構と庫内バッテリーの点検が加わる | 構成がシンプル |
| 運用の手間 | 充電待ちを前提にした運航計画が不要になる | 連続出動時は充電時間を見込んだ計画が必要 |
Dock 3の詳細はDJI Dock 3のページ、他社製ドックとの比較はAutel EVO NESTのページをご覧ください。仕様はDJI公式サイト(2026年10月時点)にもとづきます。
表は横にスクロールできます →
| DJI Dock 4 | |
|---|---|
| 重量 | 66 kg(庫内バッテリー・機体を除く) |
| 寸法 | カバー開時 1750×640×550 mm/閉時 639×640×836 mm(風速計145 mm・架台69 mmを含む) |
| 入力 | AC100〜240 V、50/60 Hz、最大2,000 W |
| 動作温度/保護等級 | -40〜50℃/IP56 |
| 最大動作高度/着陸時の最大風速 | 5,000 m/12 m/s |
| 充電方式 | バッテリー交換+ワイヤレス充電。交換 25秒未満※1、再離陸まで45秒未満※2 |
| 庫内バッテリー | 4スロットに最大3本、同時充電2本、1本約27分(15→95%)※4 |
| 空調 | コンプレッサー式 |
| センサー・カメラ | 風速・降雨・外気温・庫内温湿度センサー、庫外・庫内カメラ(1920×1080、151°) |
| 雷保護 | AC電源ポート 20 kA、イーサネットポート 10 kA |
| 対応ソフトウェア | DJI Enterpriseアプリ、DJI FlightHub 2(オンプレミス版・FlightHub Syncを含む)、DJI Cloud API |
| DJI O4 グラウンドステーション | |
| 寸法/重量 | 170×170×352 mm/2.68 kg |
| 保護等級/動作温度 | IP67/-40〜55℃(ドックから給電時) |
| RTK精度 | 水平 1.0 cm+1 ppm、垂直 3.0 cm+1 ppm(RMS) |
| 接続・給電 | イーサネット(PoE)。ケーブル長 最大80 m(Cat 6以上の屋外用) |
| 外部カメラ | ONVIF等に対応、1080pの映像を最大4ストリーム |
| DJI Matrice 5TD | |
| 重量/最大離陸重量 | 2,600 g/3,050 g |
| 最大飛行時間/ホバリング時間 | 59分※3/55分 |
| 最大作業半径 | 10 km(DJI社試験条件による参考値) |
| 最高速度 | 21 m/s※5 |
| 最大風圧抵抗 | 12 m/s |
| 動作温度/保護等級 | -40〜50℃/IP55 |
| 最大伝送距離 | 12 km(CE/MIC、障害物・干渉のない場合) |
| ライブ映像/遅延 | 1080p/30fps/機体〜FlightHub 2間 約160 ms※6 |
| バッテリー | 260 Wh、925 g、最大400サイクル(保管条件あり) |
| アクセサリー(別売を含む) | |
| AS2D スピーカー | 最大音量120.5 dB(1 m)、有効放送距離400 m、音声合成(日本語対応) |
| AL2D スポットライト | 照度 11.2 lux(100 m、スポット)、照射面積 約500 m²(100 m、スポット) |
| AP1 パラシュート | 107 g、定常降下速度6 m/s未満、有効展開高度35 m以上、自動/手動展開 |
日本国内での運用条件
設置場所に合わせた機器の構成から、飛行の手続き、運用後の保守までご相談いただけます。
FlightHub 2から遠隔運航
飛行ルートの作成と実行は、FlightHub 2またはCloud API連携のシステムから行います。Matrice 5TDは、送信機による手動飛行には対応していません。
専用機体と通信機器
対応機体はMatrice 5TDのみで、専用の通信機器「O4 グラウンドステーション」と組み合わせて使います。O4はペアリングした機体専用で、別の機体のローミング局には使用できません。設置時の初期設定はDJI Enterpriseアプリで行います。
機体登録と飛行の許可・承認
機体登録・リモートIDに加え、目視外飛行などでは航空法上の許可・承認が必要です。設置場所や飛行範囲、運用方法に合わせて、必要な申請を支援します。
4G通信と電波の利用条件
4G通信や使用できる周波数帯は、国・地域によって異なります※11・12。ミリ波レーダーも、地域によって機能が制限される場合があります。日本で使用する構成について、通信回線の契約条件や技術基準適合証明を含めてご案内します。
国内の機体認証
Matrice 5TDは国内の機体認証を取得していません(2026年10月21日時点)。型式認証機を使った運用をご希望の場合は、Matrice 4D/4TD(第二種型式認証)とDock 3の組み合わせもご提案できます。
保守サービスとデータ転送
DJI Care Enterprise Plusの補償範囲や提供条件は、国・地域によって異なります。国内での保守内容とWi-Fi高速転送の利用条件は、お見積り時にご説明します※9。
導入までの流れ
機器を選ぶ前に、設置場所と運用の形を決めることから始めます。各段階の対応範囲は、案件に合わせてご相談ください。
- 1
ヒアリング
目的、飛行範囲、運用する時間帯、既存の設備を確認します。
- 2
現地調査
設置候補地、電源・ネットワーク、O4の設置位置、周辺の空域を確認します。
- 3
構成提案・見積
台数、アクセサリー、FlightHub 2の提供形態、保守を組み合わせます。
- 4
設置・初期設定
ドックとO4の設置、デプロイ、ルートの作成を行います。
- 5
許可申請・登録
機体登録・リモートID、飛行の許可・承認の申請を支援します。
- 6
運用トレーニング
FlightHub 2での運航管理と、異常時の対応手順を身につけます。
- 7
保守・運用支援
定期点検、ファームウェア更新、運用代行のご相談に対応します。
| 保守の区分(Matrice 5TD) | 周期(DJI公式FAQ) | 主な内容 |
|---|---|---|
| 基本点検 | 6か月ごと | 清掃、部品点検、ファームウェア更新、キャリブレーション |
| 定期点検 | 12か月または500時間のいずれか早い方 | 基本点検の内容+消耗部品の交換 |
| 詳細点検 | 36か月または1,000時間のいずれか早い方 | 定期点検の内容+推進系の交換 |
防氷プロペラは12か月または500時間ごとの交換が推奨されています。パラシュートは6か月以内ごとの点検が必要で、展開後は交換となります。
よくあるご質問
DJI Dock 4の価格はいくらですか?
台数、アクセサリー、DJI FlightHub 2の提供形態(クラウド/オンプレミス)、保守内容によって変わるため、構成をうかがったうえで個別にお見積りします。DJI公式サイトには、DJI Dock 4・Matrice 5TD・O4 グラウンドステーション・AP1 パラシュート・バッテリー4本で構成する「DJI Dock 4コンボ」が掲載されています。
納期はどのくらいですか?
国内の納期は時期と構成によって変わります。お問い合わせの際に、その時点の見込みをご案内します。
DJI Dock 3との違いは何ですか?
大きな違いは3つです。1つ目は、帰還後に庫内のバッテリーと自動で交換する方式になったこと(交換約25秒、着陸から再離陸まで約45秒、DJI社試験値)。2つ目は、専用機Matrice 5TDで最大飛行時間が59分になり、サーマルが1280×1024に高解像度化し、LiDARとミリ波レーダーを搭載したこと。3つ目は、映像伝送とRTK基地局をO4 グラウンドステーションに分離し、動作温度が-40〜50℃に広がったことです。
どの機体に対応していますか?Matrice 4Dは使えますか?
DJI公式FAQでは、DJI Dock 4の対応機体はDJI Matrice 5TDのみとされています。Matrice 4D/4TDはDJI Dock 3向けの機体です。なお、ドックの取付穴(400×400 mm)はDock 3と共通です。
O4 グラウンドステーションは必須ですか?
必須です。O4 グラウンドステーションが映像伝送、RTK基地局、ネットワーク接続を担います。ドックとはLANケーブル1本(PoE給電)で接続し、ケーブル長は1.5〜80 mです。高く開けた見通しの良い場所に設置する必要があり、設置前にMatrice 4シリーズまたはMatrice 4Dで現地調査を行うよう求められています。
設置に必要な電源とネットワークは?
電源はAC100〜240 V(50/60 Hz)、最大入力電力2,000 Wです。ネットワークはO4 グラウンドステーション経由の有線接続で、上り・下りとも20 Mbpsを超える帯域(周辺機器を接続しない場合は40 Mbps以上を推奨)、遅延100 ms以下が目安です。
雨・風・寒冷地でも運用できますか?
DJI公式では、運用できる最大風速は12 m/s、最大降雨量は2 mm/hとされています。動作温度はドック・機体とも-40〜50℃で、ドックは低温時にバッテリーを予熱し、高温時は空調で冷却します。保護等級はドックがIP56、機体がIP55です。
停電したらどうなりますか?
庫内のバッテリーがドックの予備電源になります。1本あたり約4.5時間(25℃、DJI社試験値)で、3本まで順番に給電できます。停電中は機体の充電・空調・風速計の加熱は行えません。系統電源がない状態でバッテリー交換を行うには、庫内に2本以上のバッテリーが必要です。
ドックからの自動運航に、飛行許可は必要ですか?
飛行させる場所と方法によって、航空法にもとづく機体登録・リモートIDに加え、目視外飛行などの許可・承認が必要になります。必要な手続きは設置場所と運用方法で変わるため、現地調査の段階で整理し、申請を支援します。
機体内蔵の4Gは日本で使えますか?
Matrice 5TDはデュアル4Gモジュールを内蔵していますが、利用できる国・地域には制限があります。日本での利用可否や、上空で携帯回線を使うために必要な手続きは、導入時にご案内します。
測量に使えますか?
DJI公式試験では、高度120 m・12MPの広角画像で空中三角測量のチェックポイント精度10 cmとされています(地形フォローなし、カスタムネットワークRTKで校正したO4 グラウンドステーションを使用するなどの条件付き)。定期的な現況記録や進捗の把握に適しています。公共測量など高い精度が求められる用途には、LiDARや写真測量用カメラを組み合わせた構成をご提案します。
データの保存先とセキュリティはどうなっていますか?
DJI FlightHub 2は、パブリッククラウド、オールインワン、オンプレミスの3形態から選べます。DJIは、機体からドックへの伝送にTLS 1.2以上とAES-256、ドックからクラウドへのアップロードにHTTPS・WSS・TLSを用いると公表しています。調達要件で機体の原産国やセキュリティ要件が定められている場合は、要件を確認したうえで他の機体を含めてご提案します。
保守・点検はどのくらいの頻度で必要ですか?
DJI公式FAQでは、Matrice 5TDの保守を基本点検(6か月ごと)、定期点検(12か月または500時間のいずれか早い方)、詳細点検(36か月または1,000時間のいずれか早い方)の3段階としています。防氷プロペラは12か月または500時間ごとの交換が推奨です。保守計画と点検の実施体制はご相談ください。
デモや現地調査はできますか?
設置候補地の現地調査のご相談を承ります。デモ機の有無と実施条件は、時期と内容に応じて個別にご案内します。
車両に載せて使えますか?
DJIは、移動車載での設置に2027年上半期に対応する予定と公表しています。車載用の保護マウントが必要で、走行中の離着陸には対応しません。現時点では固定設置を前提にご検討ください。
補助金や起債は使えますか?
緊急防災・減災事業債などの財源や各種補助事業の対象になるかどうかは、年度と事業ごとに要件が変わります。活用可否は案件ごとに確認が必要です。公募要領の確認からご相談ください。
まず、設置できるかを一緒に確認します。
設置候補地、電源とネットワーク、必要な手続きを整理するところからご相談いただけます。DJI Dock 4に限らず、運用目的と調達要件に合う構成を中立の立場でご提案します。
お電話でのご相談:075-708-2369(平日9:00〜17:00・全国受付)
注記
- ※1 ドックカバーが閉じきってから、バッテリー交換が完了するまでの時間。DJI社の管理された試験環境での参考値です。
- ※2 前回フライトの着陸から、バッテリー交換を経て再離陸するまでの時間。DJI社の管理された試験環境での参考値です。
- ※3 無風・海抜20 m・ペイロードなしで、速度15 m/sの前進飛行をバッテリー残量100%から0%まで行ったラボ測定値。環境、使用状況、ファームウェアにより異なります。
- ※4 25℃の環境で、庫内のバッテリーを15%から95%まで充電する時間です。
- ※5 最高速度21 m/sに対応するのはFlyToタスク(指定地点への飛行)のみ。その他のモードの最大速度は15 m/sです。
- ※6 参考値。実際の遅延はネットワーク環境とパソコンの性能に依存します。
- ※7 直径11 mmの黒色ゴム絶縁ケーブルの検知に対応(DJI公表)。雲・霧・雨・雪などの環境や、障害物の材質・位置・形状により性能は変動し、高速で移動する物体は回避できません。ミリ波レーダーは一部の国・地域で無効化または機能が制限される場合があります。
- ※8 高度120 m、12MPの広角画像、地形フォローを使わないエリアルート、カスタムネットワークRTKで校正したO4 グラウンドステーション、サイドラップ70%・フロントラップ80%、DJI TerraまたはFlightHub 2で処理した場合の空中三角測量チェックポイント精度(DJI公式試験施設での測定)。
- ※9 予備電源の時間は、25℃で庫内バッテリーを90%から10%まで放電した場合の値。Wi-Fi高速転送(平均80 MB/s)は2.4 GHz/5.8 GHzのデュアルバンドに対応する国・地域での近距離ラボ測定値で、日本での転送速度は公開されていません。
- ※10 高層ビル付近への展開は衛星測位のカバー範囲に依存し、DJIはアジア太平洋地域の大部分に対応するとしています。展開前にMatrice 4シリーズまたはMatrice 4DでO4 グラウンドステーションの設置場所を調査する必要があります。
- ※11 一部の国・地域では4Gを利用できません(DJI公表)。日本での利用条件は導入時にご案内します。
- ※12 使用できる動作周波数は国・地域によって異なります。DJIの仕様表には、MIC(日本)向けの送信出力として902〜928 MHz帯と2.4 GHz帯の値が記載されています。
- ※13 ADS-B Outを搭載した有人機と、RID/OIDに対応する一部のDJI機に対してのみ有効です。
出典
DJI Dock 4 製品ページ(enterprise.dji.com/jp/dock-4)、仕様(/dock-4/specs)、FAQ(/dock-4/faq)、DJI Dock 3 仕様(/dock-3/specs)。いずれも2026年10月時点の情報です。仕様や提供条件は予告なく変更される場合があります。掲載している画像・映像はDJIの提供によるものです。本ページは法令上の助言ではありません。飛行に必要な手続きは、設置場所と運用方法に応じて個別に確認してください。