令和8年熊本地震に​より​被災された​皆さまへ

この​たびの​令和8年熊本地震に​より​亡くなられた​方​々に、​謹んで​お悔や​み申し上げますとともに、
被災された​皆さまに​心より​お見舞い​申し上げます。
被災地域の​皆さまの​安全と、​一日も​早い​復旧を​心より​お祈り​申し上げます。

株式会社WorldLink & Company
SkyLink Japan
従業員一同

RIEGL VQ-840-G | バシメトリ UAV レーザースキャナ

グリーンレーザーで、
水面下と陸上を、一度に。

RIEGL VQ-840-G ― 航空レーザー測深(バシメトリ)UAVスキャナ

532nmのグリーンレーザーは水面を透過し、水底の地形まで計測します。河川・海岸・湖沼の水面下地形と、隣接する陸上地形を、一度の飛行で切れ目なく面的に取得。オーストリアRIEGL社製の高精度センサーを、国内サポート体制で運用まで支えます。

小型有人機・大型UAVに搭載可能/RGBカメラ・IMU/GNSS内蔵

グリーンレーザー 532nm 水陸一体で計測 有効測定 200,000 点/秒 測深 2 Secchi Depth RGBカメラ内蔵(1200万画素) IMU/GNSS内蔵(APX-20)
なぜバシメトリ(航空レーザー測深)か

水と陸の境界は、
これまで「測りにくい」領域でした。

水面下の地形は、地上測量やドローン写真測量では取得できず、音響測深は浅場や狭い水域に近づきにくいという制約があります。陸と水を別々の工程で測れば、人手も時間もかかります。

01

水面下が測れない

通常のレーザー・写真測量は水面で反射・散乱し、水底の地形を取得できません。河道や海岸の断面把握には別手段が必要でした。

02

陸と水で工程が分かれる

陸上はUAV測量、水中は音響測深や横断測量と、手法が分断。境界域はデータの継ぎ目になりやすく、作業も煩雑でした。

03

接近が難しく、危険も伴う

急流・浅瀬・軟弱地盤など、人が立ち入りにくい水際の計測は、安全面でも人員面でも負担が大きい領域です。

グリーンレーザーなら、水面を透過して水底まで。陸上と一度に、面で取得します。

RIEGL VQ-840-Gは、水を透過しやすい532nmの緑色レーザーを用いた航空レーザー測深機です。UAVから飛行するだけで、水面下の地形と陸上地形を切れ目なく取得。人が立ち入りにくい水際も、上空から面的に計測できます。

大型UAVに搭載したVQ-840-Gのグリーンレーザーが陸上・水面・水底を連続計測する仕組み
VQ-840-Gの測定原理(大型UAV搭載イメージ)
製品概要・測定原理

水面と水底、両方の反射を
1パルスから読み解く。

グリーンレーザーは、水面で一部が反射(surface echo)し、残りが水中を進んで水底で反射(bottom echo)します。VQ-840-Gはこの複数の反射をオンライン波形処理で分離し、1パルスあたり最大15エコーまで取得。水面・水中・水底・陸上のターゲットを判別します。

スキャン機構には回転スキャンミラーによる楕円スキャンを採用。航空レーザー測深に適したスキャン形状で、屈折補正の精度向上に寄与し、より確かな水底地形データを得られます。

VQ-840-Gの特長

水際の測量を、上空からの一工程に。

VQ-840-Gが一度の飛行で陸上地形から水面下の水底地形まで切れ目なく計測するイメージ図
一度の計測で取得する、陸上から水底までひと続きの3D点群イメージ
01

水面下と陸上を、切れ目なく一体計測

1回の飛行で、河岸・護岸などの陸上地形と、水面下の河床・海底地形を連続的に取得します。陸と水で工程を分ける必要がなく、境界域も継ぎ目のない点群として記録できます。

河道断面、海岸地形、湖沼・ダム湖の水底など、これまで別工程だった領域を一つのデータセットにまとめられます。

楕円スキャンによる点群パターンのイメージ。UAV進行方向に対し楕円状に点が分布する
楕円スキャンの点群パターン(図版:RIEGL/リーグルジャパン)
02

楕円スキャンで、面をむらなく

回転スキャンミラーによる楕円スキャンで、進行方向に対して面的に点を分布させます。スキャナー直下は点密度が最も低く、端部にかけて高くなる特性を持ちます。

飛行高度75m・速度10m/秒・50kHz設定時で、平均点密度は約92点/㎡。測線中心59点/㎡、10°で65点/㎡、エッジ340点/㎡と、条件に応じた密度で取得できます。

平均点密度 約92点/㎡(飛行高度75m・10m/秒・50kHz時)
VQ-840-G本体。前面下部にRGBカメラとビーム出口窓を備える
本体前面:RGBカメラ/ビーム出口窓(図版:RIEGL/リーグルジャパン)
03

RGBカメラ・IMU/GNSSを内蔵、届いてすぐ運用

1200万画素のRGBカメラを内蔵し、点群への色付けや判読に活用できます。位置・姿勢の計測には Applanix APX-20(IMU/GNSS)を内蔵し、ロール・ピッチ0.015°/ヘディング0.035°、位置精度は水平<0.05m・高さ<0.1m。

寸法360×285×200mm・重量約12kgで、小型有人機から大型UAVまで搭載可能。保護等級IP64で、屋外運用にも配慮しています。

VQ-840-GのNOHD 15mとENOHD 75mを示すレーザー安全距離の説明図
VQ-840-Gのレーザー安全距離(50kHz・ビーム広がり角6mrad設定時)
04

柔軟な計測設定と、明確な安全指標

レーザーパルス繰り返しレートは50kHz〜200kHz、有効測定レートは最大200,000測定/秒。ビーム広がり角や受光視野を、対象や求める密度・測深に合わせて調整できます。

レーザークラスは3B(IEC 60825-1:2014準拠)。眼障害距離はNOHD 15m・ENOHD 75m(50kHz・ビーム広がり角6mrad設定時)と明示され、運用計画に落とし込めます。

レーザークラス 3B NOHD 15 m ENOHD 75 m
計測データ例・推奨計測諸元

陸から水底まで、一枚の断面に。

下図は、水陸一体で取得した点群の断面例です。水面(青のライン)を挟んで、陸上・水中・水底が連続して計測されています。

VQ-840-Gで取得した陸上・水面・水底が連続する水中断面の点群イメージ
水陸一体の断面データ(陸上・水面・水底の連続点群イメージ)
飛行高度
75 m
レーザーパルス繰り返しレート
50 kHz(2 Secchi Depth)
ビーム広がり角
6 mrad

※ 推奨計測諸元の一例です。実際の測深性能・点密度・精度は、水質(濁度)・水深・日照・水面状態・対象地形・飛行条件などにより変動します。案件条件に応じた計測計画をご提案します。

主要スペック

RIEGL VQ-840-G 仕様

出典:RIEGL/リーグルジャパン 製品資料(ULB:Unmanned Laser Bathymetry)。仕様は予告なく変更される場合があります。最新の詳細仕様はお問い合わせください。

主要スペック
レーザークラスIEC 60825-1:2014 準拠レーザークラス 3B
NOHD公称眼障害距離(裸眼)/注115 m
ENOHD拡張公称眼障害距離(双眼鏡等)/注175 m
レーザー波長532 nm(green)
精度 / 確度1σ @150m20 mm / 15 mm
FOV(視野角)±20°(= 40°)
スキャン機構 / パターン回転スキャンミラー / 楕円
スキャンスピード最大 100 スキャン/秒
レーザーパルス繰り返しレート50 kHz 〜 200 kHz
有効測定レート200,000 測定/秒
測深性能 Secchi Depth飛行高度 水面より75m時/注21.7 @200kHz / 1.8 @100kHz / 2.0 @50kHz
エコーリターン数最大 15(オンライン波形処理)
IMU/GNSS ユニット内蔵Applanix APX-20
IMU精度 ロール・ピッチ / ヘディング0.015° / 0.035°
IMU サンプリングレート200 Hz
位置精度(標準) 水平 / 高さ< 0.05 m / < 0.1 m
RGBカメラ内蔵1200 万画素

注1)レーザーパルス繰り返しレート 50kHz、ビーム広がり角 6mrad の設定時。  注2)Secchi Depth は測深深度を表します。Secchi 盤を水中へ投下し視認できる最大距離が 1 Secchi(1セッキ)です。

技術データ(本体)
寸法(L×W×H)360 × 285 × 200 mm
重量約 12 kg
保護クラスIP64
電源入力18 – 34 V DC
消費電力160 W(最大 400 W)
搭載プラットフォーム小型有人機 / 大型UAV
VQ-840-Gの外形寸法図(Top / Bottom / Rear / Side / Front View)
外形寸法図(図版:RIEGL/リーグルジャパン)
点群パターン(飛行高度75m・10m/秒・50kHz / 80スキャン/秒)
92 点/㎡
平均点密度
59 点/㎡
測線中心
65 点/㎡
10°
340 点/㎡
エッジ
10 m/秒
飛行速度
活用シーン

水際の計測が必要な、あらゆる現場へ。

河川管理から海岸・港湾、防災・減災まで。水面下地形の把握が求められる業務に、水陸一体のバシメトリ計測を活用できます。

河川・河道

河道測量・河川管理

  • 河床・河道断面の把握
  • 堆積・洗掘のモニタリング
  • 護岸・水際構造物の記録
  • 河川維持管理台帳の基礎データ
海岸・港湾

海岸・浅海域の地形計測

  • 汀線・浅瀬の地形把握
  • 海岸侵食のモニタリング
  • 港湾・漁港まわりの浅場
  • 音響測深が近づきにくい浅海域
湖沼・ダム

湖沼・ダム湖の水底把握

  • ダム湖・調整池の堆砂状況
  • 湖沼の水底地形
  • 貯水池の容量把握の基礎データ
  • 周辺地形との一体取得
防災・減災

浸水・氾濫対策の基礎地形

  • 河道の流下能力検討の地形
  • 氾濫解析・浸水想定の入力地形
  • 災害後の河道変化の把握
  • 立入困難域の上空からの計測
環境・維持管理

環境・インフラ維持管理

  • 水際の生態・環境調査の基礎
  • 橋梁まわりの河床洗掘
  • 水際構造物の点検補助
  • 経年変化の比較
調達・要件

調達・セキュリティ要件への適合

  • オーストリアRIEGL社製ハード
  • 調達・情報管理要件の確認に
  • 公共測量での運用相談
  • 国内での保守・サポート

※ 公共測量・各種業務での利用可否は、対象業務・要領・年度基準などにより異なります。要件に応じた運用方法をSkyLink Japanがご相談します。補助制度の活用可否は年度により変わるため、個別にご確認ください。

SkyLink Japanが選ばれる理由

「機体を渡して終わり」にしない。
導入から運用・解析まで。

高精度センサーは、飛ばして・処理して・使えるデータにするまでが一続きです。SkyLink Japanは、導入前の検討から現場運用、点群解析、保守までを一貫して支援します。

一気通貫の支援体制

機体選定・計測計画から、飛行オペレーション、点群解析・成果物作成まで。UAV測量・LiDAR解析・高難度運航の知見を持つグループ体制で、水陸一体データの活用まで伴走します。

🇦🇹

非中国製ハード × 国内サポート

VQ-840-GはオーストリアRIEGL社製。調達・情報管理の要件確認が必要な公共・インフラ案件でもご相談いただけます。導入後の運用・保守も国内の窓口で対応します。

止まらない運用へ

人が立ち入りにくい水際も上空から。属人化しがちな水中計測を、再現性のあるワークフローに。トレーニングや運用支援を含め、継続して使える体制づくりをサポートします。

※ 取扱い・保守体制の詳細、対応可能な業務範囲については、案件内容に応じてご案内します。

Comparison

RIEGL VQ-840-G が向く現場、他機種が向く現場

UAV搭載型グリーンレーザー(航空レーザー測深)の代表的な3機種を、メーカー公表値にもとづいて比較します。SkyLink Japanは特定メーカーの専属代理店ではないため、現場条件に合わない機種は合わないとお伝えします。

結論:公共測量の精度要求に応える必要がある案件、または広域を一度に押さえる必要がある案件では RIEGL VQ-840-G が最も適します。確度20 mm・精度15 mm(1σ @150 m)は3機種で最高で、ビーム発散角と受光FOVを水質に合わせて選択できます。

その代わり本体は約12 kg(構成込みで15 kg未満)で、大型UAVやヘリ、有人機が前提になります。DJI Matrice 350 RTK級の機体で運用したいなら TDOT 7 GREEN LITE(2.9 kg)到達深度と水中処理の作り込みを優先するなら YellowScan Navigator(2セッキ)が現実的です。

3機種の主な違い

→ 表は横にスクロールできます
UAV搭載型グリーンレーザー3機種の主な違い。出典:各社公式データシート(2026年8月時点)
比較項目RIEGL VQ-840-G(本製品)YellowScan NavigatorTDOT 7 GREEN LITE
最大測深性能
(セッキ換算)
1.7〜2.0セッキ
(200〜50 kHz・対水面高度75 m)
2セッキ約1.43セッキ
(クリアな水質・高度50 m)
確度 accuracy20 mm(1σ @150 m)3 cm5 mm
重量約12 kg(構成込み15 kg未満)3.7 kg(バッテリー除く)2.9 kg(本体のみ)
レーザークラスClass 3B(NOHD 15 m)Class 3B(NOHD 25 m)Class 3R
(25 m以下のLOWモードはClass 1)
搭載プラットフォーム25 kg積載級の大型UAV/ヘリ/有人固定翼機有効ペイロード5 kg級以上の大型UAV。M300/M350は非推奨DJI Matrice 350 RTK(要改造申請)/GLOW.H・L ほか
視野角進行直交±20°・進行方向±14°44°120°

測深性能は水質・底質・飛行高度・水面状態に依存するため、カタログ値がそのまま自社の現場に当てはまるわけではありません。到達深度の目安は「セッキ深度(透明度)の何倍まで届くか」で表されます。

RIEGL VQ-840-G のメリット・デメリット

高精度・広域型

強み

  • 確度20 mm・精度15 mm(1σ @150 m)。3機種で最高精度
  • ビーム発散角1〜6 mrad・受光FOV 3〜18 mradを水質に合わせて選択できる
  • 最大15エコー・フルウェーブフォーム記録に対応
  • パルマー(楕円)スキャンで水面入射角の変動が小さく、屈折補正が安定する
  • IP64。有人固定翼機・ヘリ・大型UAVまで同一センサーで展開できる

制約・注意点

  • 約12 kg(構成込み15 kg未満)。搭載できるプラットフォームが大きく限られる
  • 最小レンジ20 m。極低高度での運用はできない
  • Class 3B。大型プラットフォームの運航体制とあわせて、構築負荷が大きい
  • RiPROCESS/RiHYDRO の習熟が必要で、立ち上げに時間がかかる

仕様24項目の詳細比較・用途別のおすすめ・費用構造・導入難易度は、グリーンレーザー測量のページにまとめています。

3機種の詳細比較を見る
よくあるご質問

FAQ

VQ-840-Gはどのくらいの水深まで測れますか?
測深性能は「Secchi Depth(セッキ深度)」で表され、飛行高度75m時で 2.0 Secchi(50kHz設定)〜1.7 Secchi(200kHz設定)です。実際に到達できる水深は、水の濁り(透明度)・日照・水面状態・水底の反射特性などにより変動します。1 Secchiは、白色のSecchi盤を水中へ沈めて視認できる最大距離を指します。案件の水域条件に応じて、期待できる測深を個別にご提案します。
どんな水域に向いていますか?
河川・海岸(浅海域)・湖沼・ダム湖など、比較的濁りが少なく光が届く水域に適しています。濁度が高い水域では測深が浅くなります。音響測深が近づきにくい浅場や、人が立ち入りにくい水際の計測で特に効果を発揮します。
陸上の地形も同時に測れますか?
はい。グリーンレーザーは水面・水中・水底に加え、陸上のターゲットも計測します。1回の飛行で、水面下の地形と陸上地形を切れ目のない一つの点群として取得できます。河岸・護岸・汀線など、水と陸の境界域の把握に適しています。
精度はどのくらいですか?
仕様上、精度20mm/確度15mm(1σ, @150m)とされています。IMU/GNSSにはApplanix APX-20を内蔵し、位置精度は水平<0.05m・高さ<0.1mです。実際の成果精度は、GNSS受信環境・基準点・飛行条件・水域条件・後処理などに依存します。公共測量等の要件適合については個別にご相談ください。
どんな機体に搭載できますか?
ULBハイエンドモデルのVQ-840-Gは、小型有人機または大型UAVに搭載して運用できます。寸法360×285×200mm・重量約12kgです。搭載プラットフォームや運航体制についても、ご相談を承ります。
レーザーの安全性・運用時の注意は?
レーザークラスは3B(IEC 60825-1:2014準拠)です。眼障害距離はNOHD 15m・ENOHD 75m(50kHz・ビーム広がり角6mrad設定時)と規定されており、飛行高度や立入管理を含む運用計画に反映できます。安全運用の計画づくりもサポートします。
取得したデータの解析まで対応できますか?
SkyLink Japanは、計測計画から飛行オペレーション、点群解析・成果物作成までを一貫して支援します。水陸一体データの活用方法についてもご提案します。詳細はお問い合わせください。
非中国製ですか?調達要件に対応できますか?
VQ-840-GはオーストリアRIEGL社製です。調達・情報管理に関する要件確認が必要な公共・インフラ案件についても、要件に応じた運用方法をご相談いただけます。
デモや導入相談はできますか?価格は?
導入相談・デモ・お見積りを承ります。価格・納期は構成や運用体制により異なるため、固定価格の掲載は行っていません。案件内容をお伺いのうえ、個別にご提案します。まずはお問い合わせください。
VQ-840-GとVQ-840-GLはどちらを選ぶべきですか?
光学・測距性能(波長、レーザークラス、ビーム発散角、受光FOV、パルス繰返し率、確度20 mm・精度15 mm、走査角、セッキ深度性能)は実質的に同一です。違いは重量で、VQ-840-Gが約12 kg、2022年に登場したVQ-840-GLが約9.8 kgです。UAV搭載を主軸にするならGL、既存のプラットフォームや運用資産に合わせるならGという選び方になります。RIEGLはGLをGの後継ではなく併売モデルと位置づけています。
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