PIX4Dcloudが向いているのは、こういう方です
社内に高性能なPCがない、または管理したくない
処理はすべてPix4Dのサーバー側で行われます。ブラウザが動くPCがあれば始められます。
同じ現場を定期的に撮影し、進捗を比較したい
撮影日ごとの成果物をタイムラインに並べ、先月と今月を同じ画面で重ねて確認できます。
発注者・協力会社・社内の非技術者に見せたい
URLを送るだけで、ブラウザ上で3Dと計測結果を見てもらえます。ユーザー数は組織内無制限で、人数による追加料金はかかりません。
設計データ(DXF・IFC)と現況を重ねたい
設計と現況のずれを画面上で確認できます。Proプラン以上の機能です。
この目的なら、別の製品をおすすめします
- 通信のない現場で処理したい/データを社外に出せない → PIX4Dmatic(社内PCで完結します)
- 等高線・TIN・横断図などCAD納品用の図化がしたい → PIX4Dmatic Analyst/Pro。PIX4Dcloudに図化機能はありません
- マルチスペクトル画像やRJPEG形式のサーマル画像を処理したい → PIX4Dcloudは非対応です。農業用途は PIX4Dfields をご検討ください
- 1プロジェクトで4,000枚を超える → クラウドの上限は4,000枚です。PIX4Dmatic をご検討ください
撮影から、共有までの5ステップ
細かな操作画面ではなく、「何が起きるか」を5枚の図解で整理しました。クレジット残高と消費予定数は、実際の処理開始前にPIX4Dcloud画面で確認できます。

ドローンやPIX4Dcatchで撮影した画像を読み込み、撮影位置と処理したい現場の範囲を確認します。

写真を安全にクラウドへアップロード。処理に必要なクレジットと保有残高を確認してから実行します。

クラウドが写真を自動処理し、オルソ画像・点群・3Dメッシュ・DEMなどの2D/3D成果物を生成します。

距離・面積・体積を測り、過去の撮影結果と重ねて施工進捗や土量の変化を比較します。

共有リンクを発行し、社内・発注者・現場担当者へ送付。権限を設定しながら同じ成果物を確認できます。
図解:SkyLink Japan作成(生成AIを使用)。動画・機能情報:Pix4D公式サポート/Pix4D公式動画。製品アップデートにより実際の操作画面が変わる場合があります。
得られる成果物
| 成果物 | 内容 | 主な使いみち |
|---|---|---|
| オルソモザイク | ゆがみを補正した地図用の写真 | 平面図の下図、面積の算出 |
| 3Dメッシュ・点群 | 現場の立体形状 | 現況把握、関係者への説明 |
| DEM(数値標高モデル) | 地表の高さデータ | 土量計算、地形の確認 |
| 計測結果 | 距離・面積・体積 | 出来形、土量、進捗管理 |
| 進捗の時系列比較 | 撮影日ごとの成果物を並べて比較 | 月次報告、発注者への説明 |
| 共有URL | ブラウザで閲覧できるビュー | 社内・発注者・協力会社への共有 |
| 設計データとの重畳 | DXF・IFCの重ね合わせ表示(Pro以上) | 設計と現況のずれの確認 |
※ 出力ファイルの拡張子の網羅一覧はPix4D社が公開していないため、必要な形式が決まっている場合は事前にご相談ください(仕様書 25章⑨)。
主な特長
PCを買い替えずに始められる
処理はクラウド側で行うため、社内PCのスペックが導入の条件になりません。PIX4Dmaticの場合に必要な64〜128GBのメモリも不要です。
人数が増えても費用が増えない
組織内のユーザー数は無制限で追加料金なし(Pix4D公式明記)。発注者用の閲覧アカウントを増やしても年間費用は変わりません。
先月と今月を、同じ画面で重ねられる
撮影日ごとのデータをタイムラインで比較し、進捗と土量の変化を可視化します。
処理前に、消費するクレジット数が正確に表示される
アップロード時に「今回いくら消費するか」が画面に出ます。予算超過を事前に防げます。
PIX4Dcloudの料金
プランの違いは4点です。①年額 ②付属クレジット(500/2,500)③無料ストレージ(500GB/2TB)④設計データ(DXF・IFC)の重ね合わせ。年間の処理面積が約200haを超える、または設計データと重ねたい場合はProが前提になります。クラウドサービスのため、永久ライセンス(買い切り)の設定はありません。
- 表示はすべて税別です。月額表記は年額を12で割った参考値で、実際の請求は年1回一括です。
- 契約体系は月額/1年/3年の3種類です。3年契約は契約時に総額を一括請求し、年あたりの負担を抑えられます(Starter 年あたり 約¥133,333/Pro 年あたり 約¥533,333)。
- PIX4Dcloudはクラウドサービスのため、永久ライセンス(買い切り)はありません。デスクトップ製品(PIX4Dmatic/PIX4Dfields)には永久ライセンスの設定があります。
- ライセンス期限が切れた後、60日以内に新しいライセンスを有効化しない場合、保存データとクレジットは消失します。更新のタイミングにはご注意ください。
- 追加費用:付属クレジットを超えて処理する場合、追加クレジットの購入が必要です(→クレジット制度)。ユーザー数の追加による費用は発生しません。
- SkyLink Japanのサポート範囲:導入相談/実データ検証/ライセンス選定/初期設定/日本語での操作サポート。
- 価格情報の最終更新日:2026-08-11(SkyLink Japan 国内定価・2026年1月1日改定)。本数・契約年数・構成により変わりますので、正式なお見積りをご依頼ください。
年間費用の考え方
PIX4Dcloudの年間費用は、定額部分と変動部分の2階建てです。
① ライセンス料金
定額
Starter 年額 ¥200,000
Pro 年額 ¥800,000
税別・年1回一括請求
② 追加クレジット料金
変動
付属分(Starter 500/Pro 2,500)を超えた処理量に応じて発生。超えなければ ¥0
③ サポート・関連サービス
任意
導入支援・機材・研修など
年間費用
②が0になるプランを選べば、
実質は定額運用になります
プランの判断基準
Starterがおすすめの方(年額 ¥200,000)
現場が1〜2か所で、撮影は月に数回まで。年間の総処理面積が約200haまでに収まる方。設計データとの重ね合わせを使わない方。保存データが500GBに収まる方。
この使い方なら、Proが必要です(年額 ¥800,000)
- 同じ現場を週1回以上撮影する(10haの現場を週1回で年間約1,350クレジット。Starterの付属500では不足)
- 設計データ(DXF・IFC)と重ねたい(Starterでは対応していません)
- 保存データが500GBを超える(Proは2TB)
- 複数現場を並行して時系列管理したい
この使い方なら、Starterで十分です
- 年に数回の竣工記録・出来形記録だけ(1haを月4回でも年間約200クレジット)
- 設計データとの重畳は使わない
- 共有と簡単な計測ができれば足りる
クレジットとは何か
クレジットは、PIX4Dcloud上で画像を処理するために使う「処理量の単位」です。基本的には、画像の画素数(メガピクセル)と枚数が多いほど、必要なクレジットも増えます。
例:20MPのカメラで500枚
20 × 500 ÷ 100 = 100クレジット
例:PIX4Dcatchの既定解像度(2.7MP)で500枚
2.7 × 500 ÷ 100 = 約14クレジット
ガウシアンスプラッティングを含む処理は、計算式が変わります
| 処理方式 | 計算式 |
|---|---|
| 通常の2D/3Dマッピング | クレジット = MP × 枚数 ÷ 100 |
| ガウススプラット(PIX4Dcatch・PIX4Dmaticからの地上データ) | クレジット = (MP × 枚数 ÷ 100)+ 5 |
| ガウススプラット(ドローンデータ・2026年1月1日以降) | クレジット = MP × 枚数 ÷ 80 |
※ 「÷80」がガウススプラット出力時のみに適用されるのか、ドローンデータ全般に適用されるのかについて、Pix4D社の記載が明確でないため確認中です。当ページの試算はガウススプラットを選択した場合のみ÷80を適用しています。
PIX4Dcatchの解像度別・クレジット早見(Pix4D公式の掲載値)
| 解像度 | 50枚 | 100枚 | 500枚 | 1,000枚 |
|---|---|---|---|---|
| 2.7MP(既定) | 1 | 3 | 14 | 27 |
| 10MP(4K) | 5 | 10 | 50 | 100 |
| 12MP(最大) | 6 | 12 | 60 | 120 |
よくある12の疑問(消費ルール)
| アップロードしただけで消費しますか? | いいえ。クラウド上で処理を実行したときに消費します。すでに処理済みのファイルをアップロードするだけ(matic・fields・reactからの共有を含む)なら消費しません。 |
|---|---|
| いつ消費されますか? | 処理の実行時です。アップロード時に「今回消費する正確なクレジット数」が画面に表示されます。 |
| 処理に失敗したら返ってきますか? | 原則、返ってきません。Pix4D社の内部不具合による失敗のみ返金対象です。オーバーラップ不足など推奨条件を満たさないデータによる失敗は自己負担になります。 |
| 再処理したら、また消費しますか? | はい。初回と同量を消費します。PIX4Dcloudに再処理機能はなく、同じ名前・同じ枚数で再アップロードする形になるためです。 |
| プロジェクトを削除したら戻りますか? | 戻りません。ストレージ容量のみ解放されます。 |
| 有効期限はありますか? | 有効なライセンスを持っている間は失効しません。ライセンス失効後60日で未使用分が削除されます。クレジットバウチャーは購入後3年間有効です。 |
| 足りなくなったらどうなりますか? | 自動チャージが無効の場合、プロジェクトは作成できますが処理が始まらず「クレジット待ち」で保留されます。補充すると処理が始まります。 |
| 追加購入の単位は? | +100/+500/+1,000/+2,500/+10,000 クレジットのパッケージ単位です。単価は構成・数量によって変わるため、必要量を伺ったうえでお見積りします。下のシミュレーターで年間の必要クレジット数を算出できますので、その数値をそのままご相談ください。 |
| 付属クレジットはいつ付与されますか? | 「年間◯クレジット」として付与されます。付与のタイミングと未使用分の繰り越し可否は、Pix4D社の公開情報に明記がないため確認中です。 |
| 1プロジェクトの上限は? | 画像4,000枚が上限です。42MP以上の大判カメラや重複の多い斜め撮影では、4,000枚未満でも失敗することがあります。プロジェクト数自体に上限はありません。 |
| 自動購入の設定はできますか? | できます。ただし最初の1回は手動購入が必要で、2回目以降から自動チャージを有効化できます。 |
| 処理前に必要数は分かりますか? | 分かります。アップロード時に正確なクレジット数が画面表示されます。当ページのシミュレーターは概算であり、最終的な数値は画面表示の値が正となります。 |
出典:support.pix4d.com「クレジット残高システム – PIX4Dcloud – よくある質問」/「Credit balance system – PIX4Dcloud – FAQ」/「Best practices and capabilities for PIX4Dcloud」(2026-08-11 確認)
面積から分かる PIX4Dcloud 料金シミュレーター
画像の枚数が分からなくても、現場の面積と撮影頻度から、年間のクレジットと概算費用を試算できます。入力するとその場で結果が更新されます。
| 推定画像枚数(1回) | — |
|---|---|
| 1回の推定消費クレジット | — |
| 1日の推定消費クレジット | — |
| 1か月の推定消費クレジット | — |
| 1年間の推定消費クレジット | — |
| 選択プランの付属クレジット | — |
| 年間で不足するクレジット | — |
| 追加クレジット購入費用 | — |
| ライセンス年額 | — |
| 1現場あたりの概算費用 | — |
| 1haあたりの概算費用 | — |
今回使用した計算条件
今回使用した計算式
GSD[cm/px] = 対地高度H[m] × センサー幅Sw[mm] × 100 ÷ (焦点距離f[mm] × 画像幅W[px])
1枚の被覆 Dw = 画像幅 × GSD / Dh = 画像高 × GSD
有効間隔 Sx = Dw ×(1−横重複) / Sy = Dh ×(1−進行方向重複)
枚数 N = 面積 ÷ (Sx × Sy) × (1+安全係数)
実際に必要なクレジット数は、PIX4Dcloudへのアップロード時に画面に表示される数値が最終値です。
安全係数(既定15%)は、Pix4D社の公式仕様ではなく、SkyLink Japanが概算のために設定している条件です。
金額は税別・年一括請求時の概算です。追加クレジットの単価は数量により変わるため、不足が出る条件では「要見積」と表示されます。算出された不足クレジット数をそのままご相談いただければ、お見積りします。価格情報の最終更新日:2026-08-11(SkyLink Japan 国内定価・2026年1月改定)。
代表的な利用例での試算
入力しなくても費用感が分かるように、代表的な6パターンを掲載します。共通条件:オーバーラップ 前80%/横70%、安全係数15%、通常の2D/3Dマッピング。
| 利用例 | 機材/解像度 | 高度/GSD | 1回の枚数 | 1回のクレジット | 年間クレジット | 付属で足りるか | おすすめ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 小規模現場 1haを月4回 | Mavic 3E/20MP | 80m/2.13cm | 約19〜26 | 約4〜6 | 約182〜242 | Starter 500で足りる | Starter |
| 中規模現場 10haを週1回 | Mavic 3E/20MP | 100m/2.67cm | 約117〜156 | 約24〜32 | 約1,217〜1,623 | Starter 500では不足/Pro 2,500で足りる | Pro |
| 大規模現場 50haを月4回 | Zenmuse P1/45MP | 120m/1.50cm | 約855〜1,140 | 約385〜513 | 約18,468〜24,624 | Pro 2,500でも大幅に不足 | Enterprise/matic推奨 |
| 高頻度運用 10haを毎日(年240日) | Mavic 3E/20MP | 100m/2.67cm | 約117〜156 | 約24〜32 | 約5,616〜7,488 | Pro 2,500では不足(追加約3,000〜5,000) | Pro+追加/Enterprise |
| 測量高精度 5haを月2回(85/80) | Zenmuse P1/45MP | 100m/1.25cm | 約247〜329 | 約111〜148 | 約2,664〜3,552 | Pro 2,500ではやや不足 | Pro+追加/matic |
| 地上計測 PIX4Dcatchで月20現場 | PIX4Dcatch/12MP 300枚/現場 | — | 300 | 約33〜44 | 約7,776〜10,368 | Pro 2,500では大幅に不足 | Enterprise/match構成要相談 |
この表から分かる、選定上の注意
- 50ha × 45MPカメラ(例3)は、そもそもクラウド処理に向きません。1回950枚 × 45MP は、Pix4D公式が「42MP以上の大判カメラは4,000枚未満でも失敗することがある」と注意している領域です。この規模はPIX4Dmaticでの社内処理をご提案します。
- PIX4Dcatchの高頻度運用(例6)も、クラウドのクレジットでは費用が合いません。地上計測を高頻度で回す事業者様には、matic+catchの構成が現実的です。
- 「Starterで十分」と言えるのは、年間200クレジット程度まで。それを超えるとProが前提になります。
付属クレジットを、現場の広さに置き換えると
Starter:年間500クレジット
10haの現場を年間約19回
(面積換算 約190ha/年)
Pro:年間2,500クレジット
10haの現場を年間約96回
(面積換算 約960ha/年)
PIX4Dfields同梱:年間100クレジット
10haを約3回分
(fieldsの処理自体はオフラインで、クレジットを消費しません)
条件:DJI Mavic 3E=20MP(5280×3956)、対地高度100m、GSD 2.67cm/px、オーバーラップ 進行方向80%/横方向70%、安全係数15%、計算式 クレジット=MP×枚数÷100。概算です。
逆算:手持ちのクレジットで、どれだけ処理できるか
条件:Mavic 3E相当(5280×3956・センサー幅17.3mm・焦点距離12.29mm)、オーバーラップ 80/70、安全係数15%。概算です。
導入前に確認すること
| 確認項目 | 目安・注意点 |
|---|---|
| インターネット接続 | 必須。アップロードは12時間以内に完了する必要があります。大量データでは回線速度が制約になります。 |
| 1プロジェクトの上限 | 画像4,000枚まで。42MP以上の大判カメラや、重複の多い斜め撮影では4,000枚未満でも失敗することがあります。 |
| 対応しないデータ | マルチスペクトル画像・RJPEG形式のサーマル画像・360度パノラマは非対応です。 |
| 対応する撮影機材 | RGB写真を出力するドローン・カメラ、PIX4Dcatch(スマートフォン)。機種名をお知らせいただければ事前に確認します。 |
| 出力ファイルサイズ | オルソ・DSM・指数マップ(GeoTIFF)各50GBまで、3DメッシュのOBJは1GBまで。 |
| 必要な成果物 | 等高線・TINなどの図化が必要な場合は、別途 PIX4Dmatic が必要です。 |
| 処理データ量 | 年間の処理量からクレジット数を試算してください。→ シミュレーター |
| 運用人数 | 組織内無制限。人数によるライセンス追加は不要です。 |