熱は要らない。 遠くを、鮮明に。 Gremsy ZIO
赤外センサーを載せない代わりに、480gに収めた可視光ズーム専用ペイロードです。 光学20倍(超解像30倍)・4K30fpsで、近づけない設備を離れたまま撮り切ります。 ArduPilot/PX4 に MAVLink で直結するため、機体メーカーを選びません。導入設計と国内保守は SkyLink Japan が担当します。
Is ZIO Enough
ZIOで足りるか、それとも赤外が要るか
ZIO は可視光専用です。ここを最初に判定してください。赤外が必要な案件に ZIO を入れると、現場で作り直しになります。 SkyLink Japan では赤外付きの Vio・LYNX も扱っているため、どちらが適切かを含めてご提案できます。
ZIO で足りる
- 目視で判別できる異常を、離れた位置から撮りたい
- 錆・変形・破損・付着物・施工の進捗など、形として見える対象
- ペイロード重量を抑えたい(480g)
- 指令所やタブレットへ映像を流したい
→ ZIO。赤外を積まない分、軽く、構成が単純になります。
赤外(サーマル)が要る
- 碍子・圧着部・電気設備の発熱を見たい
- 漏水・断熱欠損など温度差でしか出ない異常
- 夜間・煙・逆光で可視光が効かない
- 要救助者や熱源を探す
→ Vio F1 / G1(EO/IR+レーザー距離計・854g)または LYNX(EO/IR・190g)
対象物・距離・見たい異常の種類をお知らせいただければ、ZIO で成立するか、赤外が要るかを判定して回答します。
現場条件を伝えて相談するCapabilities
できること
ズーム・映像伝送・追尾・機体統合の4点です。
近づかずに、寄る
光学20倍に加え、超解像処理で30倍相当まで実用画質を保ちます。 離隔を取ったまま設備の細部を確認でき、接近飛行のリスクと申請の手間を減らせます。
| 光学ズーム | 20倍 |
|---|---|
| 超解像ズーム | 30倍(実用画質の上限) |
| デジタルズーム | 12倍 |
| 組み合わせズーム | 240倍 ※メーカーは静止画撮影用途のみ推奨 |
「30倍」は光学20倍とデジタル12倍を足した値ではありません。超解像処理を用いた場合の倍率です。
指令所へ映像を流す
HDMIとEthernet(RTSP)の2系統で映像を出力できます。現場のモニターにも、ネットワーク越しの対策本部にも届けられます。
- HDMI:1920×1080/60fps
- Ethernet(RTSP):1280×720/30fps
- ビットレート調整可能
対象を画面中央に保持する
画面上で対象をタップすると、ジンバルが自動で追従します。機体が動いても対象を画角に保てるため、長時間の監視や巡視で有効です。
- ファームウェアの更新で追加された機能
- ジンバル姿勢モニタUI(Eagle Eye)
- 利用には対応リモコンと専用アプリが必要
機体メーカーを選ばない
MAVLink2/Gimbal Protocol v2 に対応し、ArduPilot・PX4 の機体に統合できます。Payload SDK も公開されており、自社システムからの制御を実装できます。
- 接続:USB 2.0/UART/Ethernet/S-BUS/Micro HDMI
- 地上局:QGroundControl
- 推奨フライトコントローラー:Cube 系
お使いの機体・フライトコントローラー・映像伝送系で ZIO が動くか、構成図ベースでお答えします。
構成を確認するApplications
どこで使われるか
対象が遠い、または近づけない。そして見たい異常が「形」として現れる現場です。
送電線・鉄塔の外観点検
金具・碍子・架線の破損や変形、鳥害・付着物を離隔を取ったまま確認。発熱の確認が必要な場合は赤外機を併用します。
屋根・外壁の調査
足場を組まずに、屋根材のずれ・割れ・雨押えの浮きなどを撮影。高所作業の回数そのものを減らせます。
建設現場の進捗管理
定点から広角で全景、望遠で施工箇所。同じ画角条件で撮り続ければ、週次の比較資料がそのまま作れます。
橋梁・法面の外観確認
近接できない支承部や法面の変状を、離れた位置からスクリーニング。詳細調査が必要な箇所の絞り込みに。
広域監視・巡視
追尾機能で対象を画角に保持したまま監視を継続。RTSPで指令所へ映像を共有できます。
公共安全・イベント警備
群衆や車両の動きを俯瞰しつつ、必要な場面でズームして状況を確認します。
Before You Buy
導入前に確認していただきたいこと
あとから「聞いていない」となる項目を先に出します。いずれもメーカー公表の仕様で、運用設計に直接影響します。
赤外センサーは搭載していません
可視光専用です。発熱・温度差の確認が要件に入る場合は、Vio または LYNX をご検討ください。
動作温度は 0℃ 〜 50℃
公称値の下限が0℃です。冬季の山間部・積雪地での運用は事前にご相談ください。
防水等級の公表はありません
メーカー資料では防塵についての記載のみで、防水等級は公表されていません。降雨下の運用は想定しないでください。
microSD は 64GB が上限
付属カードと同容量が上限です。4Kで長時間の連続記録を行う運用では、飛行計画にカード交換を織り込んでください。
RTSP の解像度は 1280×720 固定
ネットワーク配信の解像度は変更できません。より高解像度で記録したい場合は、機体側で録画するかHDMI系統を使う設計になります。
DJI 機での制御には対応しません
MAVLink 系(ArduPilot/PX4)の機体が前提です。物理的な搭載ができても、制御はサポート対象外です。
上記の制約が運用に影響するかどうかを含めて、構成をご相談ください。別の機種が適切な場合はそう申し上げます。
運用条件を相談するSystem
システム構成
ZIO 単体では完結しません。機体・映像伝送・地上局を含めた構成で設計します。
Specifications
技術仕様
記載値はメーカー公表値です。改良により予告なく変更される場合があります。
基本仕様
| 本体寸法(奥行×幅×高さ) | 145 × 90 × 148 mm |
|---|---|
| 重量 | 480g |
| 入力電圧 | 14.5V 〜 52V |
| 消費電力 | 12W 〜 48W |
| 動作電流 | 静止時 1.0A/動作時 1.5A/拘束時 最大 4.0A |
| 動作温度・保管温度 | 0℃ 〜 50℃ |
| 接続端子 | USB 2.0/UART/Ethernet/S-BUS/Micro HDMI |
| 対応ドローン | PX4 および ArduPilot 対応のドローン |
| 推奨フライトコントローラー | Cube 系 |
| 制御プロトコル | MAVLink2/Gimbal Protocol v2 |
| 地上局ソフトウェア | QGroundControl |
| SDK | Gremsy Payload SDK |
| ストレージ | microSDXC(64GBカード付属・64GBが上限)/UHS-I Speed Grade 3 推奨 |
カメラ
| イメージセンサー | 1/2.5型 Exmor R CMOS |
|---|---|
| 有効画素数 | 8.51MP |
| レンズ | f/2.0 〜 f/3.8(4.4 〜 88.4mm 相当) |
| ズーム | 光学 20倍/デジタル 12倍/超解像 30倍/組み合わせ 240倍 ※組み合わせ240倍は静止画撮影用途のみ推奨 |
| 画角(FOV) | 広角 72°/望遠 4.1° |
| 解像度 | 静止画 3840×2160(16:9) 動画 3840×2160/30fps、1920×1080/60fps |
| ファイル形式 | 静止画 JPEG/動画 MP4 |
| シャッタースピード | 1/30 〜 1/2000 秒 |
| 露出制御 | オート/シャッタースピード優先/絞り優先/明るさ優先/マニュアル |
| 色補正モード | オート/屋内/屋外 |
| 防曇機能 | ON/OFF(Low/Mid/High) |
| 赤外(サーマル) | 非搭載 |
ジンバル・映像伝送
| 角度振動範囲 | ±0.01° |
|---|---|
| ジンバルマウント | 底部マウント(着脱式)/ZIO クイックリリース |
| 制御可動範囲 | チルト ±120°/パン ±320° |
| 機械的可動範囲 | チルト -198°〜+138°/パン ±335°/ロール -265°〜+75° |
| 最大制御速度 | チルト・パン 各 100°/秒 |
| 映像ストリーミング | HDMI 出力:1920×1080/60fps Ethernet(RTSP)出力:1280×720/30fps ビデオビットレート調整可能 |
| 対象物追尾 | 対応(対応リモコンおよび専用アプリが必要) |
FAQ
よくあるご質問
導入前によくいただく質問をまとめました。ここにない条件はお問い合わせください。
サーマル(赤外)は搭載されていますか?
「30倍ズーム」は光学ですか?
どの機体に搭載できますか?
映像を指令所に配信できますか?
対象を自動で追いかけられますか?
記録できる時間はどれくらいですか?
雨天や冬季でも使えますか?
故障時の修理は国内で対応できますか?
見たい対象と、距離を教えてください
「この距離でこの異常が判別できるか」「赤外は要るか」「この機体に載るか」—— 条件をいただければ、ZIO で足りるかどうかを含めて回答します。足りない場合は、そう申し上げます。