SONY Airpeakに新アクセサリが登場。飛行時間の延伸とRTK対応で活用シーンが拡大

2021年11月の発売以来、高い飛行性能を誇り、フルサイズミラーレス一眼での高画質空撮を可能にするドローンとして注目を集めているSONY「Airpeak S1」。日本を代表するメーカーであるソニーの技術が結集された国産ドローンであるこのAirpeak S1に注目されている方も多いのではないでしょうか。

今回そのAirpeakに新アクセサリが登場し、より長時間の飛行を可能にする大容量バッテリー軽量ジンバル、産業利用向けのRTKキットが仲間入りしました。

今回はAirpeakのさらに幅広い活用を促進するこの新しいアクセサリの特徴についてご紹介したいと思います。

■ 大容量バッテリー | LBP-HM1

LBP-HM1

【特徴】
・既存バッテリーと比較して容量が1.4倍
・最大飛行時間はペイロードなしで約29分、α7SⅢ+FE24mmF1.4GMレンズの組み合わせを搭載した場合は約16分

■ 軽量ジンバル | GBL-PX1

GBL-PX1

【特徴】
・測量・点検用途に適した高解像度αカメラ・レンズ搭載して約20分の飛行時間を実現
・RTKキットとの組み合わせでシャッター信号同期位置オフセット機体IMU Yawドリフト対策など精度への影響を最小限にした高精度マッピング・モデリングに寄与
・重心調整の簡便化とパラメータプリセット対応でセットアップが簡易に

搭載できるカメラ・レンズは限定されるものの、セットアップの簡易化と軽量化による飛行時間延伸を可能にするGBL-PX1は、ダンパーやクイックリリース部分は既存のGBL-T3ジンバルと共通のためワンタッチで付け替えが可能です。

新ジンバルGBL-PX1に対応するカメラ・レンズは以下の通りです。

対応カメラ対応レンズ
α7R Ⅳ(665g)
α7R Ⅴ(723g)
▲共に高解像度61M
SEL24F28G(162g)
SEL40F25G(173g)
SEL50F25G(174g)
▲ほぼ同形状で重心再調整不要

SEL35F28Z(120g)
▲最軽量レンズ

■ RTKキット | RTK-1

ARS-S1_RTK

【特徴】
・センチメートル単位の高精度位置測位により高精度点群・3Dモデルの作成をサポート
・高精度自己位置推定により飛行時の飛行制御精度が向上
・磁場干渉が強い環境下での安定飛行
・ネットワーク型/固定局型RTK、PPKと複数の補正方式に対応

Airpeakに高精度位置測位機能を付与し、飛行精度の向上と、誤差数センチレベルのGEOタグを写真のExifファイルとして付与し計測・点検など産業用途での活用が期待されるRTKキット。

専用のインターフェースユニット、機体用アンテナ x 2、固定局用アンテナで構成されるキットとなります。

■ 飛行時間の延伸と産業利用向けのRTKキットでAirpeakの活用フィールドが拡大

ウィークポイントの一つであった飛行時間をカバーする新アクセサリーに加え、RTKキットにより新たな活用領域が期待されるAirpeak S1。

新バッテリー/新ジンバル/α7r4/最軽量レンズ(SEL35F28Z)を使用した場合の最大飛行時間はRTKキットありの場合20分、RTKキットなしの場合21分となり、ソニーのフルサイズミラーレス一眼を搭載できるドローンとしてより幅広い用途で利用可能となります。

空撮用途としての対応力強化はもちろん、RTK対応で計測・点検等の産業用途での活用も拡大が期待されるAirpeakの新アクセサリは、2023年5月GW明け頃から出荷予定となっております。 (※現在発売中です。2023年9月 時点)

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