Autel Roboticsの産業シリーズがすごい!EVO MAXでドローン業界に新旋風!?

6月26日・27日・28日と開催されたジャパンドローン展にAutel Robotics社が出展するということで、代理店を務めるSkyLink Japanからも説明員としてスタッフが参加しておりました。

今年の展示内容は、2023年より本格展開する産業用途の製品ラインナップがメインで、昨年よりもさらにパワーアップした商品の実機展示に大盛況でした。

会場では既にEVOⅡシリーズ(Autel Roboticsのコンシューマ、エンタープライズ向けドローン、小型で操作性もよく弊社でも多数の販売実績があります)をお持ちで新商品を検討いただいているお客様、また初めてAutel Roboticsの製品を見るお客様まで、幅広い方々にご説明させていただきました。
本日は、来場いただけなかった皆様に向けて、また来場したけれどもっと情報が知りたいという皆様に向けて、新製品についてご紹介します。

EVO MAX

今年の2月に発売されたEVO MAXは、ブースで最も注目を集めた機体でした。
折り畳み式の新型の産業用ドローンEVO MAXは、このサイズでは珍しいジンバル交換が可能なモデルです。今後リリースされるジンバルを交換することで、様々な産業用途での活用が見込まれています。

主な機能としてはこのようなものが挙げられます。

  • 最大飛行時間42分
  • 重さ1,620g・体格全長466mm(プロペラ、アームを展開した状態)と大きすぎないサイズ感(従来モデルEVOⅡの重さ1,209g・対角全長397mmと比較してもさほど大きくありません)
  • IP43相当の堅屈な設計
  • 交換可能なペイロードシステム(現時点でサーマル、ナイトビジョンがラインナップ)
  • GPSが利用できない環境下での自動帰還機能
  • ミリ波レーダーと魚眼障害物センサーを用いた全方向障害物回避(低照度や雨天時も)
  • 伝送範囲最大20km(海外値)のSkyLink 3.0システム※日本国内では電波法により範囲が制限されます
  • 初の独立したネットワーク テクノロジー A-Mesh(A-Mesh 1.0)による複数機の同時運用、伝送不可範囲での延長運用
  • リモートID内蔵機能により航空法に対応
  • シングルバッテリーによるホットスワップ機能
  • 上方モジュールシステムによるRTKモジュール等の拡張性

特にお客様からの評価が高かったのは、その豊富な機能に対して機体が非常に小型である点、従来の同等クラスと比較して搭載バッテリーが1本である点、ペイロード切り替えが可能な点等でした。これらの多様な性能には非常に期待をもっていただけたかと思います。

EVO MAXはすでに発売している機種ではありますが、リモートID発信機能を含むいくつかの機能が未実装な状態です。SkyLink Japanでは機能が実装された後に独自検証を行い、改めて取り扱いをアナウンスする予定でおります。
お見積り等の事前相談はお受けしておりますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。お問い合わせいただいたお客様には、続報を随時発信させていただきます!

EVO NEST

今回日本で初めて展示されたEVO NEST(ドローンポート)は、様々なテストが行われている開発中の実機を持ち込んでのお披露目になりました。会場では電源供給用のモジュールを搭載したEVO MAXを正しい位置に固定し、プロペラをたたんで上部カバーを開閉する様子が実演展示されました。

EVO NESTは操縦者が現地でドローンを操縦する従来の運用ではなく、ある特定の地点に固定し操縦者が遠隔地からドローンを制御するという運用が期待されています。例えば、人が訪れることが難しい領域に設置して遠隔操作で現況を把握したり点検用途で活用したり、工事現場の定期的な進捗データの取得や指定巡回ルートの警備や防衛用途等、様々な局面での活用が想定できます。

日本では、航空法に関わる許可申請等の実運用の観点から、導入には入念な準備を要します。
ドローンの産業用途での普及を促進するためには非常に大きな期待が寄せられるドローンポート、こちらも続報をお待ちください。

Autel Alpha

日本初公開となったAutel Robotics社の新型産業機、Autel Alphaのモック品も展示されました。
Autel AlphaはDJI M300クラスのサイズ感で、これまでのAutel Roboticsにはなかった大型ペイロードの積載を前提に設計された機体です。開発途中ですが、防水防塵性能・交換式のペイロード・障害物センサーといった主要な機能は持ち合わせているようです。
発売時期含め詳細はまだベールに包まれていますが、この外見にどのような機能が搭載されるのか、M300以上と自信をもって紹介されていたので期待は膨らむばかりです!

Dragon Fish

奥に展示していたDragon fishは、実際に起動させてカメラ映像の実演を行いました。
Dragon Fishシリーズは一般的なマルチコプターとは異なり、飛行機のような翼と、垂直離陸を可能にする可変式のモーターを搭載したVTOL(垂直離着陸機)になります。

VTOLは、マルチコプターの特徴であるホバリング性能を持ち狭所での離発着が可能な上に、固定翼機の特徴であるスピードや燃費効率の良さによる長距離・長時間飛行も可能であり、それぞれの長所を併せ持った機体です。

DragonFishは一般的なVTOLと比較し、EVOシリーズのような安定感で操作できることが大きな特徴で、固定翼モードでブレーキをかけるとすぐにホバリングモードに移行することができます。また、クイックリリース式のペイロードシステムを採用しているので、状況に合わせてペイロードを切り替え、送信機の内蔵ディスプレイでシームレスに操作することができます。

VTOL機は理想的な運用モデルではありますが、操縦には卓越したスキルと経験が求められてきました。DragonFishの操作性はVTOL運用のハードルが高いというイメージを払拭するものになるとAutel Roboticsは自負しています。

全Dragon Fishのデモ機を日本のAutel Roboticsで確保しているので、ご要望に応じてデモンストレーションが可能です。

EVOシリーズ

会場では従来のEVO Nanoから最新のEVOⅡPro V3、産業ラインナップのEVOⅡ Dual, EVOⅡ RTK, EVOⅡ Enterpriseまでを一挙に展示し、サイズを比較したり、機種間での性能の違いについてご説明させていただきました。EVOシリーズではATTIモードやリモートIDの対応等、日本市場の需要を汲んだ製品改良が行われてきた実績からも、今後展開されていく新たな商品群に期待大です。

最後に

SkyLink JapanはAutel Robotics社の正規代理店としてEVOⅡシリーズの日本市場登場から取り扱いを行い、国内で製品修理を行える認定サービス店でもあります。

海外メーカーの商品はインターネット上に情報がなかったり外国語で使用できないといった悩みがつきものですが、弊社では製品サポートサイトを運営し日本語でのサポートを行っております。保険商品も取り扱っておりますので、初めての方でも安心して運用していただけます。

今週(26日/水〜28日/金)の国際ドローン展ではSkyLink JapanブースにてEVO MAXの実機展示が決まっております。会場限りのキャンペーンも企画中ですので、ぜひ弊社ブースまでお立ち寄りください!スタッフ一同お待ちしております!!

関連ページ:
EVO MAX
EVO II シリーズ
第9回 国際ドローン展

上部へスクロール
Share via
Copy link
Powered by Social Snap