[2017.2.8] 現在DJI CAMPとして、日本各地で行っております。詳細に関しては、SkyLinkオフィシャルサイトのイベント欄をごらんください。
この度、SkyLink Japanで初のDJIスペシャリスト認定講習会を行いました。
DJIスペシャリストとは、DJI JAPANによる操縦者育成プログラム「DJI CAMP」の規定に紐づく、ドローンを安全に運用する技能認定のことです。
DJI CAMP 技能認定
DJIマスター:
100時間以上の飛行操縦経験があり、電波法、航空法などの高度な知識と、重要な業務場面での操縦経験、指導経験、安全運営の知識を有する操縦者。DJIインストラクターの教育、監督、技能資格証明を行なう。
DJIインストラクター:
DJIマスターの指導によるDJI CAMP(座学教育と実技指導)を受講した、30時間以上の飛行操縦経験がある操縦者。DJIスペシャリストの教育、監督、技能資格証明を行なう。発行数には年間の上限あり。
DJIスペシャリスト:
DJIインストラクターの指導によるDJI CAMP(座学教育と実技指導)を受講した、10時間以上の飛行操縦経験がある操縦者。
今月SkyLink JapanのスタッフとしてDJIインストラクターの認定を受けた講師が学科、実技の講習を行い、条件をクリアした操縦者に、初めてのDJIスペシャリスト認定を行いました。
SkyLink Japanで、空撮事業者向けの本格的な学科、実技の講習を受けていただいたということで、SkyLink Japan認定マルチコプター操縦士として、全員を認定させていただきました。
講習内容
過程:
学科2時間 フライト講習2時間
科目:
航空法基礎、国土交通省申請方法、マルチコプターの構造と仕組み、操舵法、空力概論、DJI 製品特性、危機管理、飛行 環境審査、電波概論、電波法概論、コンパスキャリブレーション、セットアップ、コンパスキャリブレーション、1分間 ホバリングチェック、電波観測、風観測、基本操舵、背面ホバリング、対面ホバリング、対面飛行、飛行の組合、8の字 飛行、コースロック、ホームロック、ポイントオブインタレスト、ウェイポイント、強制操作、スマートリターントゥホー ム、マニュアル離着陸、ハンドキャッチ、空撮基礎、メンテナンス、バッテリー管理
学科:
あらかじめ、国土交通省のガイドラインページと、製品の公式マニュアルを読んできていただき、106枚に及ぶスライドで、法律から、ドローンの仕組みから、電波の仕組み、電波法、リターントゥホームから、インテリジェントオリエンテーションコントロールから、何から何までご説明しました。怒涛の勢いで知識を詰め込む2時間です。
フライト講習:
店舗近くの練習場所で、やや雪がちらつき、風も割とある厳しい環境でしたが、飛行前のチェック、キャリブレーション、操舵方法、離着陸に始まり、コースロック、ホームロック、ポイントオブインタレストなど、実はなかなか教えてもらえないIOC(インテリジェント・オリエント・コントロール)も、実際に使ってもらい学んでいただきました。
特にバッテリー電圧のチェックなどは、寒いのでぐんぐん下がり、すぐに効果が出るいい機会となりました。
終わりには、アッチモードで自主訓練用のメニューを体験していただきました。
SkyLinkの講習コンセプト
●キーワードを持って帰っていただく
法律については、国土交通省航空局のサイトで詳しく解説がされています。また、日本語に対応していないものもありますが、製品のマニュアルにもいろいろ書いてあります。サイトも調べれば様々なことが出てきます。
正規の手順で手に入る情報、これについて、もちろん解説しますが、重きをおくのは手に入りづらい情報とその理解です。もちろん全部説明できませんし、いきなり覚えられません。
弊社はお客様のトラブルや、よくある間違い、ミス、不良について、ノウハウを蓄積しています。その中で培った重要な情報について、ある程度まとめた上で、重要なキーワードを持って帰っていただければ、必要なときに情報を探すことができ、本当の理解につながると思っております。
●考え方とニュアンスを伝える
例えば、国交省の職員さんが、実はめちゃくちゃ親切で、ドローンの業務利用を推進しているのを知っていますか?
ドローンにまつわる情報を、みんながどのように捉えているのか、メーカーの捉え方、昔からラジコンを飛ばしている人の捉え方、空撮を導入した映像会社の捉え方、皆それぞれです。そういったことは、なかなか記事にできるものでもありません。講習では、そうした業界ごとの捉え方、ニュアンスの違いをお伝えし、SkyLinkの考え方を、突っ込んだ言葉で分かりやすく正直にご説明します。
●良くないないことも伝える
当然ですが、安全のためには、最悪の事態を知る必要があります。操縦が上手な人は、それだけ墜落経験があったりします。なくはない、どうしようもない状況。これについても事例をもって解説します。
●講習を経て、パートナーとなる
多種多様な用途の機体が世の中に出てきて、ドローンという一言で区切るのは当然難しく、講習自体もユーザーさんと一緒に作っていかなければなりませんし、すべてはユーザーさんあってこそです。
講習は有料ではありますが、その後、同じ目的、同じ問題を共有するパートナーとなり、ドローンのより安全で、より有効な運用を一緒に目指していきたいと考えています。
講習を受けるには
弊社サイト、CONTACTフォームより、講習希望の旨お問い合わせください。
時間:学科3時間、フライト講習2時間
料金:8万円+税(1〜4名様 それ以上は別途お見積もり)※8万+税で4名様まで受講できます。
出張講習:日本全国で可能(別途出張料と交通費がかかります。交通費は、京都本店もしくは東京事務局の近い方からの料金)
SkyLink Japan マルチコプター操縦士認定:真面目に受講していただいた方全員を認定し、認定書をお渡しいたします。(料金は講習料金に含まれます)
注意事項
※天候によりフライト講習が行えない場合がございます。
※上記料金は予告なく変更されることがありますので、詳しくはお問い合わせください。
※別の条件での講習も可能です。ご相談ください。