DJIから産業用ドローンの新シリーズ MATRICE 200 シリーズ が発表されました。
今回発表されたのは
・MATRICE 200
・MATRICE 210
・MATRICE 210 RTK
の3機種
早速主な特徴を紹介していきたいと思います。
・マルチペイロード設計(M210, M210 RTKのみ)
M210,M210 RTKは同時に2個のカメラを搭載できるデュアル下方ジンバルに対応しています。
これにより、可視データや赤外線データ、高精度ズームによるデータなど、一度のフライトで2種類のデータを取得することができます。
また単一上方ジンバルシステムにより機体の上部にカメラを搭載することも可能で、橋梁点検などで全ての視点から撮影を行うことが可能です。
Zenmuse X4S, X5S, XT, Z30 の4種類のカメラが現状搭載可能となっております。
またパイロット用のFPVカメラも標準搭載されています。
・デュアルバッテリーシステム
Inspire 2 と共通のTB50バッテリー、TB55バッテリー(近日発売予定)を2本搭載することにより、冗長性と最大38分(ペイロードなし)の飛行時間を実現しました。
・高耐久設計
IP43レベルの密閉型の防水防塵設計で、悪天候でも安定した飛行を可能にしました。
17インチプロペラと高性能モーターの組み合わせで、強風時でも安定して飛行し、最大ペイロード2KGを実現しました。
また新しいデュアルバッテリー・パワーシステムが、氷点下での飛行中も自動でバッテリーを温めます。
機体サイズは716mm x 220mm x 236mm、重量は3.8KGとなっております。
・障害物回避機能
前部、下部、上部に設置されたセンサーが障害物を検知し、障害物を回避して正確にホバリングするFlightAutonomy(フライトオートノミー)システムを搭載しているので安心してフライトを行えます。
また内蔵のADS-B受信機を搭載し、オペレーターに付近の有人航空機のリアルタイムの情報を自動で提供する機能も搭載されました。
・新しいアプリ、ソフト対応
これまでのDJI GO 4、DJI GS PROはもちろん、
産業利用を想定した新しいAndroidアプリDJI Pilotアプリで3台のカメラ(2つのジンバルカメラと、FPVカメラ)の切り替え操作と複雑な自動飛行計画を作成、飛行することが可能です。
DJI FLIGHT HUBで遠隔で機体の運用を監視して、点検・検査状況をライブ映像で確認し、複数台のM200を管理できます。
またオンボードSDK, モバイルSDKの開発環境にも対応しています。
このように最新機能を備えたM200シリーズでDJIの産業利用がますます加速するのではないでしょうか。
長時間飛行、最大7kmの伝送距離を活用したMatrice 200での広範囲調査、建設土木の現場のマッピング
Z30とXTを搭載したMatrice 210でのズーム、赤外線による撮影での捜索救援活動
可視データ、赤外線データを組み合わせたソーラーパネル点検
送電線や電波塔、橋梁など電気干渉や信号干渉、コンパス干渉の想定される現場ではMatrice 210 RTK + Z30 + XTの組み合わせでより安全な点検・検査が可能となります。
など様々な形での産業利用が予想されます。
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