【SkyLink ブログ】電源・通信がない環境下での砂防ダム遠隔点検を!~EVO NESTと太陽光パネル蓄電システムの活用~ 2025年12月9日 / AUTEL 近年、日本各地で発生しているゲリラ豪雨、土砂災害に伴い、 砂防ダムをはじめとする山地の砂防施設の役割・重要性が増しています。日本国内におよそ9万基の砂防ダムがあり、一部の施設においては老朽化が進み対応が必要となっています。 こういった砂防施設点検は、主に人の手によって実施されていますが、近年ドローンも用いられるようになってきました。 ですが、砂防ダムは、山奥やアクセスが困難な場所にあり、そこでの繰り返し点検は大変です。 この課題に対して、 ①持ち運びできるドローンネスト②外部給電不要なソーラー発電・蓄電システム③衛星通信の活用これらを組み合わせた、繰り返し点検できる運用・体制をパッケージングしたソリューションがございます。 このソリューションの詳細は、弊社の記事(2025年4月25日【WorldLink&Company】 電源・通信がない環境下でのドローン基地の実証実験に成功! https://skylinkjapan.com/news/offgrid-drone-station-demo/ )および、新聞にも取り上げられております(建設通信新聞 記事2025年3月12日付)。 ①持ち運びできるドローンネスト ドローンネストの構成は、Autel EVO NEST、衛星通信システム、太陽光発電システム、蓄電システム、監視カメラの5つです。 これらを1台のバン(ハイエース)に詰め込み搬送できます。 ② 外部給電不要なソーラー発電・蓄電システム ソーラーパネルと蓄電池を組み合わせることで、電源が確保できない場所でも、ドローンネストを運用する電力を確保します。昨冬の検証において、ネストを運用する上で十分な発電と給電ができることが確認されています。 ③ 衛星通信の活用 ドローンネストは、ネットワークを通じて運用するため、インターネット環境が必須となります。現地にポータブルの衛星通信機器を設置し、蓄電システムからの給電を受けて常時ネットワークに接続することで、ネストを遠隔から操作し、監視カメラ等モニターを通して現場の状況も確認できます*1。取得された画像は、ネットワークを通じてクラウドに挙げられ、これをダウンロードし、SfMソフト/クラウドサービスを活用することで、点群データなどの3Dデータやオルソ画像の生成も可能です。 *1:衛星通信の都合上、安定したネットワークを確保するため、開けた空間が必要となります。 EVO NEST ってこんな仕様 Autel EVO NESTは、Autel社のドローンネスト データは、AICS(Autel Integrated Command System)というクラウドで管理、操作。 クラウドなので、インターネット環境が必須。サーバーは、シンガポールに(2025年12月現在)。 ある地点に常設して、利用されることを想定して作られていますが、移設して転用も可能! 設定したフライトプランを、日時指定し、計画的に実行、再生可能! 降雨計、風速計を標準装備。現地の天候により、フライトの可否も制御可能! 僻地の点検や業務などでお悩みの方、EVO NESTが気になる方、このパッケージならできるかも? と思われた方、 是非一度、WorldLink & Companyまでお問い合わせください。 お問い合わせ、お待ちしております! このページをシェアする: More