皆さんこんにちは。SkyLink Japan 営業部の永岡です。
2020年10月15日にDJIより発表されました新製品「DJI RS 2」と「DJI RSC 2」
「Ronin-S」と「Ronin-SC」に代わる一眼レフ・ミラーレスカメラ用のジンバルスタビライザーです。
従来モデルと新製品の比較は見たけど、「DJI RS 2」と「DJI RSC 2」どっちを買えばいいか分からないという方に、新製品の比較解説をお届けいたします!
これより先は製品名を分かりやすくするために赤=DJI RS 2 / 青=DJI RSC 2と色分けして比較していきます。
主な特徴
DJI RS 2 | DJI RSC 2 |
---|---|
重量1.3 kg / 積載量(試験値)4.5 kg | 重量1.2 kg / 積載量(試験値)3 kg |
駆動時間12時間 急速充電バッテリー (取り外し型) | 駆動時間14時間 急速充電バッテリー (内蔵型) |
1.4インチ フルカラー タッチ画面 | 1インチOLEDスクリーン |
縦位置撮影に、すぐに切り替え | 縦位置撮影に、すぐに切り替え |
Titan安定化アルゴリズム & SuperSmooth | Titan安定化アルゴリズム & SuperSmooth |
2層式カメラマウントプレート (Manfrotto + Arca-Swiss) | 2層式カメラマウントプレート (Manfrotto + Arca-Swiss) |
プロ用機材 取付対応 | 折りたたみ設計 |
カーボンファイバー製 |
価格の違い
DJI RS 2 | DJI RSC 2 | |
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単品価格 | 86,900円 (税込) | 53,900円 (税込) |
コンボ価格 | 105,600円 (税込) | 73,700円 (税込) |
サイズと重量
DJI RS 2 | DJI RSC 2 | |
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サイズ | 折りたたんだ状態:260×265×70 mm (BG30グリップを除く) 展開時:410×260×195 mm(BG30グリップを含む、延長用グリップ/三脚を除く) | 折りたたみ時:260×210×75 mm(ハンドルを含む) 展開時:400×185×175 mm(ハンドルを含む、延長用グリップ/三脚を除く) |
重量 | ジンバル:約1072 g(クイックリリース プレートを除く) BG30グリップ:約265 g 延長用グリップ/三脚:約226 g クイックリリース プレート(上部および下部):約105 g | ジンバル:約1216 g(バッテリーを含む、クイックリリース プレートを除く) クイックリリース プレート(上部および下部)約102 g 延長用グリップ/三脚(金属製):約226 g |
DJI RS 2はBG30と呼ばれる、バッテリーが内蔵されたグリップを取り外しできるようになっていますが、DJI RSC 2の場合、本体とグリップが取り外しできない一体型になっています。
その代わり、DJI RSC 2はグリップが付いた状態で折りたたみできるため、コンパクトに持ち運び可能。
コンパクトさも売りの一つであるDJI RSC 2ですが、重さに関してはDJI RS 2と比べると100 g程度しか軽くないようです。それだけDJI RS 2が軽量化されたということですね。
積載量 / 対応カメラ
DJI RS 2 | DJI RSC 2 | |
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積載量(試験値) | ≤4.5 kg | ≤3.0 kg |
ここはやはりDJI RS 2の方が積載量が多いため、搭載できるカメラの種類も豊富ということになります。
ご購入前に、お手持ちのカメラが対応しているか確認しましょう。
バッテリー持続時間
DJI RS 2 | DJI RSC 2 | |
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バッテリー持続時間 | 12時間 | 14時間 |
バッテリー形式 | 取り外し型(BG30グリップ) | 本体内蔵型 |
充電時間 | 1.5時間(Quick Charge 2.0またはPDプロトコルに対応した24 W USBアダプターを使用した場合) | 2時間(PDやQC 2.0急速充電プロトコルに対応した18W急速充電を使用した場合) |
DJI RSC 2の方がバッテリー持続時間が2時間多いですが、本体内蔵型のためバッテリーの交換ができません。
それに対しDJI RS 2は取り外し型のためバッテリーの交換ができるので、「BG30グリップ」という名の予備バッテリーを追加購入しておけば、12時間分の予備バッテリーを用意しておくことができます。
また、メーカーが公式に発表している上記のバッテリー持続時間は、ただ電源を付けておいただけの目安時間となるため、実際に色々動かして使うことを考えると、目安時間よりも余裕を持った撮影計画を立てることが必要です。
長時間の撮影を予定している方や仕事で運用する場合は、DJI RS 2を買って、のちのちBG30バッテリーを追加購入すると安心かもしれません。
新しい機能の違い
従来モデル「Ronin-S / Ronin-SC」と比べ新しい機能がいくつか追加されましたが、追加された機能の中でもDJI RS 2とDJI RSC 2とで違いがあります。その違いを見ていきましょう。
内蔵モニター
DJI RS 2には1.4インチのフルカラー タッチ画面が付いており、DJI RSC 2には1インチのOLEDスクリーンと、それぞれ違ったモニターが付いています。
モニターでは搭載カメラの機能やパラメータを制御することができ、以前のようにスマートフォン上でRoninアプリを使用しながら撮影するという制限がなくなり、より自由に撮影できます。
撮影中の画面もここで確認できるので、DJI RS 2に付いているカラーモニターの方が使い勝手が良さそうです。
材質
DJI RS 2は、本体の材質がカーボンファイバー製となったことで、重量の軽減と積載量の増加を実現。
対してDJI RSC 2はカーボンファイバー製ではありません。
折りたたみ
これはDJI RSC 2にのみ追加された新機能です。折りたたんだまま使えるため、アップライト、吊り下げ、ブリーフケース、ペンライト、ポートレート、ストレージの6通りの撮影構成が可能。この構成により、様々な撮影シーンや創造性に富んだアングルからの撮影が可能になるだけでなく、収納や持ち運びに便利なコンパクトさも実現しています。
DJI RS 2は従来モデルと同じく、ジンバル部分のみ折りたたみ可能です。
最後に
DJI RS 2とDJI RSC 2の比較は以上です。どちらも写真家やプロの方向けの製品ですが、最近は一般の方でも動画投稿をされる方が増えましたので、動画のクオリティーを上げたかったり、いつもの撮影に変化を加えたい。という方々にもおすすめです。
是非ご自身の運用方法に合った方を選んでみて下さい。