4DLinkCloudって何?いつでもどこでも誰とでも!

4DLinkCloudって何?〜いつでも、どこでも、誰とでも!〜

皆さん、こんにちは。SkyLink Japan技術部の岡本です。

京都は、周囲の山々の紅葉が見頃を迎えております。気温も温かい日が続いており、天気が良ければ、ドローンとお弁当を持って、お出かけしたい気分です。

ところで、皆さん、ドローンで撮影した画像はどのようにご利用されていますか?
動画であれば、編集してYoutubeにあげたり、静止画であれば、SfM処理など行って、写真を繋ぎ合わせて2Dや3Dのモデルを作成される方もおられると思います。

後者の方ですと、各種業務でご利用される方が多いのではないでしょうか?

この2Dや3Dのデータ、どうされていますか?

SfM処理ソフトが入っているパソコンで確認するだけ、もしくは、作成されたレポートや写真をお客さんにお送りする、というご利用にとどまっていないでしょうか?

ちょっともったいない気もするけど、3Dモデルはファイルが重たいこと、専用のソフトでしか閲覧できないこともあり、見せたい人にスムーズにお見せできなかったり、うまくアーカイブとして活用できない場合など、あると思います。

そういった問題を解決してくれるツール、「4DLinkCloud(フォーディーリンククラウド)」が2020年11月11日にサービス提供を開始しました!!!!!(パチパチパチ)

と言っても「?」を頭に浮かべる方、聞いたことも見たこともない方が、大半かと思います。

なので、今日は、この「4DLinkCloud(フォーディーリンククラウド)」が、

  1. 何なのか?
  2. 何ができるのか?
  3. あなたの職場が変わる!? ~4DLinkCloudがある時・ない時~

をご紹介させていただきます。

①4DLinkCloudって何?

堅苦しく答えると、3D地理空間情報プラットフォームで、UAV(無人航空機)等を利用し得られたデータを、集積・活用するための情報プラットフォーム・ウェブアプリです。

「3Dで地理と空間の情報を取り扱うプラットフォーム=駅?たたき台??」

「んー、なんだか良くわからない・・・」

はい。たぶん、これでわかる人はあまりいないと思います。

少しくだいて言えば、緯度や経度といった、場所が分かる情報(位置情報)を持つ画像(2次元/3次元の画像、モデル)を、地図・地球儀上に配置させて、ブラウザ上で表示、保存、共有できるサービス・ウェブアプリです(下図)。

従来であれば、2D/3Dの画像やモデルを閲覧するには、処理に用いたSfMソフトや、3Dモデルを表示させるための専用ソフトをインストールしたPCが必要でした。

4DLinkCloudは、これらのインストールは不要で、お手元のデバイス(PCやタブレット)で、専用サイトにログインし、モデルや画像ファイルをアップロードするだけで、ブラウザ上に、モデルを表示し、画面を操作し、動かすことでお好みのアングル・ズームでモデルを閲覧できます(WebGLがサポートしている端末で、利用ブラウザはGoogle Chromeの最新版を推奨しています)。

また、モデルのリンクもクリック1つで生成でき、リンクを送れば、他の人とも、同じ操作感・環境の元でモデルの閲覧ができ、2D/3Dのモデル共有が簡単に実現できます。

「4DLinkCloud」は、インターネットにアクセスできれば、いつでも、どこでも、誰とでも!位置情報をもつ2次元、3次元のモデルを表示、保存、共有できるサービスです!

②何ができるの? できないの??

プランによって、容量・数・使える機能は異なりますが、以下の2D/3Dのモデル・画像の表示・共有ができます。

【表示できるファイル形式・モデルの一覧】
ファイル形式モデル例
.Tiff形式ファイルDEM, DSM, オルソモザイク画像など
.Las/.Laz/形式ファイル点群データ
.e57形式ファイルスキャナーデータ
.Obj, .Mtl, .Jpg, (.Txt)複合.Zip形式ファイル3Dメッシュデータ
.Fbx, .Obj, .Mtl, .Jpg複合.Zip形式ファイル3Dメッシュデータ
.Kml形式ファイルGoogle Earth KMLデータ
.Jpg形式ファイル写真(位置情報のある)
.Zip形式ファイルCesium 3D タイルデータ
.Shp, .Prj, .Dbf, .Shx複合.Zip形式ファイルシェープファイル

上記のモデルに合わせた比較、着色ツールなどもご利用になれます。

また、プランによって、利用できる機能もあります。

【エントリープランから利用可能】アノテーション機能
一例)計測:距離、面積、体積の計測、ピン・ライン・ポリゴンの描写

【*できないこと*】写真測量(SfM処理):こちらは現在、ご利用になれません。ですが、近い将来、課金制でのSfM処理がご利用になれます。乞うご期待!!

③あなたの職場が変わる!? ~4DLinkCloudがある時・ない時~

最後に、あなたの現場でも起きているかもしれない一場面の例と、4DLinkCloudがあったら、という仮のお話をさせていただきます。

【とある職場・現場でのやり取り ~4DLinkCloudがない時~】

上司A「あそこの現場の状況は、どうなってる?」

現場B「去年の時点では問題なかったですが、今年の8月だと、ひび割れが見つかりました。」

上司A「ちょっとしたクラックだろ? どこら辺? どれくらいのクラックや? 写真送って見せて。」

現場B「左側の壁になるのですが、写真は、えーっと、ちょっと待ってください。」

「Cさん、左の壁のひび割れの写真、Aさんに送ってもらえる?」

現場C「はい、わかりました。ちょっとお待ちください。ちなみに、左のどの壁ですか?」

・・・

現場C「送りました。」

上司A「コレ、壁の表側か?裏側か?どっちや?」

現場B「たしか、表側です。」

上司A「この写真、ズームし過ぎてスケールないけど、大きさどれくらいや?」

現場B「縦でおよそ、1mくらいです。」

上司A「そんなあんのか?まずいやろ。ちゃんと計測した報告書出してくれ。それを確認してからや。」

【とある職場・現場でのやり取り ~4DLinkCloudがある時!~】

上司A「あそこの現場の状況は、どうなってる?」

現場B「リンクを送りますので、モデルをご確認ください。ひび割れが見つかっています。」

(閲覧中)

上司A「これ、まずいな。補修した方がいいから、早速、Dチームに連絡や。報告書は別途出しといてくれ。」

現場B「わかりました。」

どうでしょう?
4DLinkCloudがある時とない時を比べると、イメージの共有が早くなった感じ、仕事の効率があがっている感じ、イメージいただけましたでしょうか??

こんな感じで、視覚的に伝えるツールとして、パワーを発揮します。
また、時系列的にデータをアーカイブすれば、同一画面上で数か月前と簡単に比較でき、変化を明示できます。

使える場面は上の例に限らず、点検業務や農業での利用はもちろん、建設現場の進捗確認や、3Dモデルのアーカイブや販売など多岐にわたる利用が可能です。

あなたのニーズに合わせて、いつでも、どこでも、誰とでも! これからのデジタルツイン(DX)の時代のベースツールとして、是非とも、ご利用、お試しください。

詳しいプランの情報や、フリープランのお申込みは、以下のサイトから可能です。
良かったら、一度、覗いてみてください。

担当スタッフ一同、お待ちしております!

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