Q Ground Control(QGC)アプリToolbar中の[A~B]アイコンのPlanから自動航行やGeofence等の設定が行えます。
Plan画面では、ミッションの作成、保存、展開、機体へのアップロード等の操作が行えます。
この記事では、QGCアプリのユーザーインターフェースについて解説します。Plan以外の機能については、別記事をご参照ください。
利用しているQGCのバージョンと、機体の設定により、表示画面が大きく異なる場合がございますが、各要素については同様になります。
・Plan toolbarについて
画面上部はツールバーです。作成したミッションの距離や、高度、理論上の飛行時間などが表示されます。
左がSelected waypoint,右がTotal Missionです。
Selected Waypoint | 選択しているひとつ前のWaypointから現在選択しているWaypointまでの情報を表示します。 |
Alt diff | 高度差(m) |
Azimuth | 方位角度 |
Distance | 距離(m) |
Gradient | 勾配角度 |
Heading | 角度 |
Total Mission | 飛行計画全体での情報を表示します。 |
Distance | ミッション全体距離(m) |
Max Distance | 最も遠いWaypointとの距離、最大距離(m) |
Time | 理論上の飛行時間 |
・Mission Command Listについて画面左はツールバーです。それぞれのアイコンに機能が割り振られています。
アイコン及び名称 | 意味 |
File (ファイル) | ・Create Plan:ミッションを新規作成します。 Blank:白紙からミッションを作成します。 Survey:指定したポリゴン領域上で飛行経路を作成します。(写真測量やライダー測量で使用) Corridor Scan:指定した線形の領域上で飛行計画を作成します。(河川や道路、線路場を飛行するイメージ) Structure Scan:垂直面上を何層かに分けた飛行計画を作成します。(構造物を周回するイメージ) ・Storage:飛行計画のデータを管理します。 Open:ファイルの読み込み Save:ファイルの保存 Save as:ファイルの別名保存 Save Mission Waypoint As KML…:飛行計画をKML形式で保存する ・Vehicle:機体の飛行計画データを管理します。 Upload:飛行計画を機体に上書きします。同時に記憶できる飛行計画が一つのみです。 Download:飛行計画を機体から読み込みます。アップロード状況の確認に使用します。 Clear:飛行計画アプリ画面上と、機体内部の飛行計画を削除します。 |
Takeoff (離陸地点) | 離陸地点の設定を行います。離陸地点の設定を行わない場合、ミッションは作成できません。 離陸予定地点を指定してください。離陸時に機体位置に上書きされます。 |
Waypoint (ウェイポイント) | Waypointを追加できます。 選択、ドラッグで位置が変更できます。 Waypoint間の+アイコンで節を追加できます。 |
Pattern (ミッションパターン) | パターンタイプのミッションを挿入します。Survey,Corridor,Structure ScanやKMLインポートが利用できます。 これはFileのCreate Planと同じ機能です。 |
Return (自動帰還コマンド) | 自動帰還のコマンドを挿入します。 Returnコマンドを入力せずともミッションは作成できますが、その場合Autoを解除するまでホバリングになります。 |
Center (センター表示) | ミッションの中心に視点を移動します。 |
・Mission Command Listについて
作成した飛行計画の個別の設定が行えます。
Mission | 挿入したコマンド(Takeoff,Waypoint,Pattern,Return)の個別のWaypointの設定が行えます。 |
Fence | Geofenceが設定できます。 |
Rally | 緊急着陸地点を飛行計画に配置できます。 |