【QGC】Plan_ミッション作成ツールの機能及び使用方法 qgcmanual_2

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Q Ground Control(QGC)アプリToolbar中の[A~B]アイコンのPlanから自動航行やGeofence等の設定が行えます。
Plan画面では、ミッションの作成、保存、展開、機体へのアップロード等の操作が行えます。

この記事では、QGCアプリのユーザーインターフェースについて解説します。Plan以外の機能については、別記事をご参照ください。
利用しているQGCのバージョンと、機体の設定により、表示画面が大きく異なる場合がございますが、各要素については同様になります。

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・Plan toolbarについて

画面上部はツールバーです。作成したミッションの距離や、高度、理論上の飛行時間などが表示されます。
左がSelected waypoint,右がTotal Missionです。 

 Selected Waypoint選択しているひとつ前のWaypointから現在選択しているWaypointまでの情報を表示します。
 Alt diff高度差(m)
 Azimuth方位角度
 Distance距離(m)
 Gradient勾配角度
 Heading角度
 Total Mission飛行計画全体での情報を表示します。
 Distanceミッション全体距離(m)
 Max Distance最も遠いWaypointとの距離、最大距離(m)
 Time理論上の飛行時間

・Mission Command Listについて画面左はツールバーです。それぞれのアイコンに機能が割り振られています。

アイコン及び名称意味
 File (ファイル)・Create Plan:ミッションを新規作成します。
  Blank:白紙からミッションを作成します。
  Survey:指定したポリゴン領域上で飛行経路を作成します。(写真測量やライダー測量で使用)
  Corridor Scan:指定した線形の領域上で飛行計画を作成します。(河川や道路、線路場を飛行するイメージ)
  Structure Scan:垂直面上を何層かに分けた飛行計画を作成します。(構造物を周回するイメージ)

・Storage:飛行計画のデータを管理します。
  Open:ファイルの読み込み
  Save:ファイルの保存
  Save as:ファイルの別名保存
  Save Mission Waypoint As KML…:飛行計画をKML形式で保存する

・Vehicle:機体の飛行計画データを管理します。
  Upload:飛行計画を機体に上書きします。同時に記憶できる飛行計画が一つのみです。
  Download:飛行計画を機体から読み込みます。アップロード状況の確認に使用します。
  Clear:飛行計画アプリ画面上と、機体内部の飛行計画を削除します。
 Takeoff (離陸地点)離陸地点の設定を行います。離陸地点の設定を行わない場合、ミッションは作成できません。
離陸予定地点を指定してください。離陸時に機体位置に上書きされます。
 Waypoint (ウェイポイント)Waypointを追加できます。
選択、ドラッグで位置が変更できます。
Waypoint間の+アイコンで節を追加できます。
 Pattern (ミッションパターン)パターンタイプのミッションを挿入します。Survey,Corridor,Structure ScanやKMLインポートが利用できます。
これはFileのCreate Planと同じ機能です。
 Return (自動帰還コマンド)自動帰還のコマンドを挿入します。
Returnコマンドを入力せずともミッションは作成できますが、その場合Autoを解除するまでホバリングになります。
 Center (センター表示)ミッションの中心に視点を移動します。

・Mission Command Listについて

作成した飛行計画の個別の設定が行えます。

 Mission挿入したコマンド(Takeoff,Waypoint,Pattern,Return)の個別のWaypointの設定が行えます。
 FenceGeofenceが設定できます。
 Rally緊急着陸地点を飛行計画に配置できます。
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