複数のフライトで同じ記憶媒体(USBメモリー、SDカード)を使うと、KLAUの処理をしようと思った時に各フライトの境目が分からなくなってしまいます。
KLAU PPK-J Desktopでは、各フライトごとのデータと画像を処理しなければならないため、一緒になっているデータを切り分けする必要が出てきます。
KLAU PPK 7700Bを使用して複数のフライトを同じUSBメモリーでENDボタンを押さずに保存した場合、データの境目が分からなくなります。以下の方法で切り分けを実施してください。
取得できたPPKファイルを処理して、CSVファイルとinfoファイルを出力します。
※念のため、ppkファイルの元データはコピーして保存してください。
CSVファイルinfoファイルどちらもフライト分コピーしてご準備ください。
ここでは仮に写真の撮影時間からDJI226とDJI227でフライトが異なるとします。
<CSVファイルの切り分け>
・CSVファイルのDJI226までのフライト分(FL1)の不要な部分をDeleteしてください。
・Deleteした後、一行目に情報ができているか確認の上、保存してください。
<CSVファイルの切り分け>
・infoファイルもCSVファイルと同様に不要な部分をDeleteしてください。
・infoファイルの場合Deleteした後に空白は1行あるか確認してください。
【対策】
KLAU7700BUnitの場合、各フライトごとにENDボタンを押してUSBメモリーを交換してください。
データの境目を手動で振り分けるのは非常に煩雑な作業となるため、あらかじめ現場で明確な振り分けをしておくことをお勧めいたします。
現場にPCを持参されない場合、フライト毎にSDカードとUSBメモリーを取り替え、フライト後は順番が分からなくならないように付箋やマスキングテープを貼ってペンで番号を書いておくなどの対応が有効です。