RONIN-MXの特徴
writing UEDA
7/20(水) at SYSTEM5 「RONIN-MX セッティング&事例セミナー」に参加して来ました!
今回は 空撮機材やRonin等のスタビライザーを使用し、PV制作を中心に活動中 の株式会社アルマダス 吉田泰行氏の講義を聞きつけ参戦。とても有意義な講義を聞かせて頂きました。
まずRONINのPRビデオ、そして アルマダス吉田さん撮影のビデオも紹介しておきます。
DJI – Introducing the Ronin-MX
Ride Okumikawa- Shot on Ronin-MX and DJI X5R-
素晴らしい映像ですね。特に アルマダス吉田さんの映像、日本の景色を素晴らしいカラーキャリブで再現されてます。
カーマウントRONINのジンバル性能も分かっていただけるのではないでしょうか。
DJI RONINは滑らかで安定した映像を撮影するシステムで映像製作に特に注目されている ツールです。
RONINのジンバルとは3軸ジンバルといい、分かりやすく説明すると昭和の人はお分かりになるかも知れませんが「地球ゴマ」の原理です。
[地球ゴマ]
そしてその優秀なジンバルを継承し映画撮影に特化したものRONINシリーズとなります。
「RONIN」「RONIN M」「RONIN MX」の仕様の違い
本体重量 | 積載可能重量 | カメラ機種例 | |
RONIN | 4.20kg | 7.25kg | Canon C100/C300/C500・SONY FS7/FS55・RED等 |
RONIN M | 2.3kg | 3.6kg | Canon 5DMkⅢ/C100・SONY α7s等の一眼レフ |
RONIN MX | 2.77kg | 4.5kg | SONY α7s ・GH4・RED・ALEXA MINI等 |
上記を見て頂ければ分かりますが本体の重量が違うのとシリーズによってのカメラの選択が変わります。
そして今回はこのシリーズの新発売RONIN MXについてレビュー致します。
RONIN MとMXの主な違いは上記のように本体重量とペイロードの違い、そしてMXはMと4000円の差にも関わらずドローン(Matrice 600)の機体へ搭載できるという点が売りになっております。
DJI – On set with the Matrice 600
この記事のシリーズではユーザー様よりご質問の多い調整方法の一部をご紹介していきたいと思います。
1:RONIN MX組立・調整
RONIN MXの開封から組立までは下記ビデオを御覧ください。
組立までは説明書を見ながら簡単に可能です。
問題はカメラ選定後のバランス取りになります。
まずRONIN MX単体でご使用になるお客様もMXの調整で四苦八苦され方が多いようです。
といいますのも初期RONINとRONIN Mでの調整方法はMXの半分以下に時間で調整可能でした。
調整時間に時間がかかるポイントしては以下です。
○RONIN Mでのカメラサポートロッドはチルトの下側しかサポートしませんでしたが今回は上部にもロッドが装着されより安定したカメラ固定が可能です。しかしロッドが上下にできたことでバランス調整も2倍になります。
○オフィシャルWEBでは専用調整ソフトウェア「 DJI GimbalAssistant v2.4」(現在は7/21日付けが最新)での調整において5分で調整可能とありますが、滅相もない30分はかかります。ソフトウェア内に「Auto Tune Stability」という自動での調整ボタンがありますが、この機能でもうまく調整できない、もしくは
好みのパン・ティルトスピード等が欲しい場合は手動による数値追い込みが必要となります。
上記は弊社RONIN MXデモ機に一眼レフを載せた調整中のIPHONEスクリーンショット画像です。
下部のPOWERの値の箇所が0の値に近い程ジンバルが安定しているということになります。
上記は載せるカメラ、またオプション品によっても様々に変動します。未来的に各メーカーのカメラを搭載していき数値を覚書きしたいと思っております。
今回は第1章ということでここまでの内容とさせて頂きますが第2章は実際のカメラを載せたバランスの取り方を動画でご紹介できればと思います。 第1章 の最後としてお客様から質問の多い設定についてご説明します。
RONIN MXを初めてご使用になられる際に電源を入れても全く動作しないというお声を数件を頂いております。
RONIN MXはユーザー登録後、製品のアクティベートを行わないかぎり動作を開始しません。
下記写真のライセンスの横にアクティベートボタンが現れますのでユーザー登録後、ボタンを押して起動させてください。
本日はここまで。
第2章でお会いしましょう。