DJI Mini2って何がどうすごいの?ドローン初心者にもわかりやすい、性能調査

DJI Mini 2って何がどうすごい? – ドローン初心者にも分かりやすい、性能調査 –

皆さんこんにちは。SkyLink Japan 営業部の永岡です。

昨日DJIより発表された新商品「DJI Mini 2」。

従来モデル「Mavic Mini」の改良版。重さは200g以下のまま、性能が格段に上がっています。

とにかく小型なので、あまり荷物を増やしたくない場合や、初心者の方にもおすすめできる比較的手頃な機種となっています。

まずは「Mavic Mini」と「DJI Mini 2」の違いをざっくりまとめたこちらの表をご覧ください。

DJI Mini 2Mavic Mini
画質4K/30fps2.7K/30fps
写真フォーマットJPEG、RAWJPEG
ズーム4倍ズーム非対応
最大風圧抵抗29~38 km/h28.8 km/h
最大伝送距離6 km2 km
映像伝送システムOcuSync 2.0拡張Wi-Fi

全体的に進化している印象が見て取れます。

従来モデル「Mavic Mini」との違いはリサーチ済みの方も多くいらっしゃると思いますので・・・
初心者の方にもおすすめということで、この記事ではあまりドローンに触れ合ったことのない方にも分かりやすいよう、どこがどう改良されたのか一つ一つ分かりやすくご説明いたします。

カメラ

DJI Mini 2には4Kカメラが搭載されています。4Kと聞くと、「とにかく画質がいい」というイメージがありませんか?

その通り、4Kは画質がきれいです。数年前まで「フルハイビジョンは美しい」というキャッチコピーをよく耳にしましたが、4Kともなればフルハイビジョン (FHD)の4倍の画素数ですから、さらに高精細で美しい。というわけです。
最近のテレビは4K画質が当たり前のようで、なんだか時代を感じますね。

従来モデルのMavic Miniは2.7Kカメラでした。4Kよりも解像度が少ないですが、2.7Kでも十分綺麗な映像が撮れますし、4Kと比べデータ容量を圧迫しないことが利点です。

もちろん、DJI Mini 2でもカメラ設定をすれば4Kの他にも、2.7KやFHDでの撮影ができます。
初心者向けドローンでも、4Kが当たり前の時代に・・・!?

写真フォーマット

従来モデルのMavic MiniではJPEG写真しか撮ることができませんでしたが、DJI Mini 2ではJPEGとRAW写真の撮影が可能です。

「RAW」(ロウ)とは日本語で「未加工の」「生の」を意味し、完成状態にされていない画像データのことです。

一方「JPEG」は、自動で色味などが補正され、一度「写真」として完成されたものになります。
そこから加工処理をしていくということは、元ある写真をどんどん荒くしてしまうことになってしまうのです。

なんとなーくRAWに魅力を感じますが・・・

RAWデータも、撮った後に編集しなければJPEGとほとんど違いがないので、編集を加える予定が無ければJPEGでも十分事足りてしまいます。

ですが、せっかくならクオリティの高い写真に仕上げたい。という目標のある方。是非RAWデータを編集してみましょう。

ズーム

DJI Mini 2の最大の魅力の一つである「4倍ズーム機能」。

一般的なデジタルカメラでは「光学ズーム」と「デジタルズーム」の2つのズーム機能がありますが・・・DJI Mini 2の場合は「デジタルズーム」が搭載されています。

「光学ズーム」とは、レンズを動かして焦点距離を変化させ、画質は綺麗なまま被写体を実際に大きく撮影します。
虫眼鏡を近づけたり遠ざけたりして物を大きく見るのと同じ仕組みです。

一方「デジタルズーム」とは、撮影する画像の大きさを変えず、画像の一部を切り取って拡大することで、まるで望遠で撮影したかのように大きくみせることができます。
トリミング (画像の切り出し)の処理をカメラの内部で行っているようなもので、切り取った画像を拡大しているため、光学ズームとは違い画質が落ちてしまうのがデメリットですが、何かと重宝するでしょう。

DJI Mini 2のズーム倍率表はこのようになります。

画質設定ズーム倍率
4K2倍
2.7K3倍
FHD (フルハイビジョン)4倍

ドローンを飛行させると、プロペラが回転し決して静かとは言い切れない風切り音がしてしまいます。その音でせっかく見つけた野生動物に逃げられることもしばしば。

遠くからズーム撮影できれば逃げられることも無く、動物にストレスも与えないので貴重な映像が撮れるかもしれません。

最大風圧抵抗

単位DJI Mini 2Mavic Mini
秒速 (m/s)8.5〜10.5 m/s8 m/s
時速 (km/h)29~38 km/h28.8 km/h

従来モデルMavic Miniの最大風圧抵抗が”秒速 8 m/s”だったのに対し、DJI Mini 2は最大風圧抵抗“秒速 8.5〜10.5 m/s”にまで向上しています。

ちなみに時速 (km/h)よりも、よく耳にする単位は秒速 (m/s)です。

“秒速 8.5〜10.5 m/s”はどのくらいかというと、葉のある灌木がゆれはじめる。池や沼の水面に波頭がたつ。*気象庁風力階級表より
という目安。

秒速と時速の数値を見間違えてはいけません。決して強風の中では飛ばさないようお気をつけ下さい・・・

最大伝送距離&映像伝送システム

DJI Mini 2Mavic Mini
最大伝送距離6km2km
映像伝送システムOcuSync 2.0拡張Wi-Fi

DJI Mini 2はMavic Miniの3倍の距離、最大6km先まで飛行させることができます。これは送信機(プロポ)と本体との伝送システムがアップグレードしたからです。

「OcuSync 2.0」というDJI独自の伝送システムを使い、従来のMavic MiniやSparkなどによくあった映像の遅延・途切れやカクつきが解消されています。

DJI Mini 2のバッテリー持ち時間は18分。実は6km先まで飛ばしても帰ってこれるだけの容量はありませんが、とにかく長すぎるとも言える伝送距離と映像伝送のスムーズさを体感できるだけでも嬉しいですね。

最後に

DJI Mini 2の性能解説、いかがでしたでしょうか。

その他「パノラマ撮影」が可能になった点や、「クイックショット」(ドローニー、サークル、ヘリックス、ロケット、ブーメラン)といった面白い自動撮影方法が追加されました。
(これらの機能はSkyLink Japan 公式オンラインストアの商品説明欄にて写真・動画付きでご覧いただけます。)

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