GPSが届かない構造物の内側を、自律で飛び、撮り切る。
Skydio X10は、6眼360°ナビゲーションカメラとNVIDIA Jetson Orinによる空間認識で、GPS不感帯・高EMI環境でも障害物を避けながら飛行する産業用ドローンです。64MP可視光と640×512サーマルを、2.11kgの機体に収めています。
SkyLink Japanは Skydio X10 の取扱店です。用途に応じたセンサー構成・アタッチメントの選定からご相談いただけます。
- MAX FLIGHT TIME
- 40分
- THERMAL
- 640×512px
- WIND / INGRESS
- 約12m/s・IP55
- TRANSMISSION
- 12km(Connect SL)
「飛ばせる人がいない」「入れない場所がある」「調達要件で弾かれる」
産業用ドローンの導入が止まる理由は、機体性能そのものより運用側にあります。X10は、この3つに対して機体側から答えを出す設計になっています。
操縦技能への依存を下げる
6眼360°ナビゲーションカメラとSpatial AI Engineが周囲を三次元で把握し、障害物を避けながら飛行します。展開は40秒以内。点検対象に近づく判断を機体側が持つため、熟練パイロットの確保が導入の前提条件になりにくくなります。
GPS不感帯・高EMI・暗所
橋梁下部、プラント配管群、変電設備、屋内・立坑など、測位が不安定で電磁ノイズの多い環境でも360°回避を維持します。NightSenseモードでは、可視光またはIR照明を用いて無灯火環境でも自律飛行します。
機体の出自が問われる案件
米国で設計・組立、NDAA準拠、AES-256による暗号化通信、ISO/SOC2 Type II認証。調達仕様書でサプライチェーンやデータ保管が要件化されている案件で、機体選定の候補に残ります。※国内の調達要件・補助事業への適合可否は年度および発注者により変わるため、個別にご確認ください。
飛行そのものを、機体に任せる
前世代比10倍の演算能力を持つNVIDIA Jetson Orin GPUを搭載。取得した映像をリアルタイムに解釈し、経路と回避を機体側で判断します。
360°の空間認識と障害物回避
専用設計の6眼ナビゲーションカメラが全方位を捉え、GPSが利用できない環境や電磁干渉の強い環境でも障害物回避を継続します。パイロットは「どこを見るか」に集中できます。
- 6眼360°ナビゲーションカメラ
- NVIDIA Jetson Orin GPU(前世代比10倍の演算能力)
- GPS不感帯・高EMI環境での回避動作
- オンボードでの2Dマッピング/3Dモデル生成
NightSense — 無灯火でも飛ぶ
可視光またはIR照明モジュールを装着することで、光源のない環境でも自律飛行と障害物回避を継続します。夜間の設備点検、停電時の被害状況把握、夜間の捜索といった、これまで翌朝を待っていた作業に対応します。
- 可視光/IRの2種類の照明モジュール
- 完全な暗所での自律飛行・障害物回避
- サーマルとの併用で人・熱源の検知が可能
Skydio Shadow — 対象を追い続ける
人物や車両をリアルタイムに自律追尾します。操縦者が追尾操作から解放されるため、単独運用でも状況判断と記録に人的リソースを割り当てられます。
- 人物・車両の自律追尾
- 展開から離陸まで40秒以内
- ブラウザ経由での遠隔運航にも対応(DFR Command/Remote Ops)
用途で選ぶ、3つのセンサー構成
X10は機体共通で、ジンバル部のセンサーパッケージを用途に応じて選択します。遠距離から特定するのか、近接して欠損を判読するのかで、選ぶ構成が変わります。
- 標準(ナロー)
- 64MP/f1.8
46mm相当・50° - 望遠
- 48MP/f2.2
190mm相当・13° - サーマル
- 640×512/41°
≤30mK - 照明
- —
送配電線・鉄塔・煙突・立入制限区域など、対象から距離を取らざるを得ない点検に。
- 標準(ナロー)
- 64MP/f1.8
46mm相当・50° - 広角
- 50MP/f1.95
20mm相当・93° - サーマル
- 640×512/41°
≤30mK - 照明
- 22lux(3m)
橋梁・トンネル・建築物の近接目視代替、暗所の設備点検、夜間の公共安全業務に。
- 標準(ナロー)
- 64MP/f1.8
46mm相当 - 広角
- 50MP/f1.95
20mm相当・93° - サーマル
- —
- 照明
- 22lux(3m)
熱情報を必要としない外観点検・記録・現況把握。初期導入コストを抑える構成。
暗い現場でも解像する光学系
f1.8/f2.2のカスタムレンズとSpectra 480画像処理プロセッサの組み合わせにより、低照度でも判読可能な画質を確保します。ズーム時も画質を維持するトランジションズーム機構を備えます。
- Spectra 480 画像信号プロセッサ
- ズーム全域で画質を維持する光学設計
- ラジオメトリック対応のサーマル記録
「何が写っているか」まで判別する
サーマルにはTeledyne FLIR Boson+を採用。640×512・≤30mKの感度で、日中の外気温下でも温度差を捉えます。以下はSkydio公式が公開している撮影例です。
撮影例はSkydio社公式サイトの掲載画像です。実際の判読可否は対象・距離・気象条件により異なります。
通信と、調達要件
映像を落とさずに運ぶことと、要件審査を通ることは別の課題です。X10は通信方式を用途別に選択でき、機体の出自とデータ取り扱いについても仕様が明示されています。
機体・送信機の直接リンク
2400–2483.5MHz/5150–5850MHz帯を使用し、最大12kmの伝送に対応。電波環境が混雑した現場を想定した設計です。
セルラー併用による遠隔運航
直接リンクとセルラーを併用し、圏内であれば距離の制約を受けずに運航します。Fusion+では2本目のセルラー回線を追加できます。
6周波数帯・飛行中の切替
6つの周波数帯に対応し、飛行中にチャネルを選択可能。AES-256による暗号化に対応します。
米国で設計・組立、NDAA準拠
機体の設計・組立は米国。NDAA準拠を公表しており、サプライチェーンが要件化された案件で候補に残ります。
AES-256暗号化/ISO・SOC2 Type II
通信はAES-256で暗号化。Skydio社はISOおよびSOC2 Type IIの認証を取得しています。データ保管先・運用ポリシーは導入形態により異なります。
機体上下左右4か所・最大385gの拡張
用途に応じてアタッチメントを組み合わせます。1機で点検・捜索・測量的な用途をまたぐ運用を想定した構成です。
無灯火環境での自律飛行用照明。
可視光を出さずに暗所を飛行。
高精度測位。マッピング用途向け。
夜間の対象照射・現場照明。
物資の投下。捜索・救助用途。
第三者上空飛行時のリスク低減。
セルラー回線を追加し遠隔運航。
アタッチメントの国内での取扱可否・組み合わせ制限は構成により異なります。運用要件に応じて個別にご確認ください。
現場に持ち出せて、天候で止まりにくい
2.11kg・折りたたみ35cm級
折畳時35.1×16.5×11.9cm、展開時79.0×65.0×14.5cm。1人で現場に持ち込み、40秒以内に展開できます。IP55に準拠し、粉じん・降雨環境での運用を想定しています。
- 機体重量 2.11kg(バッテリー含む)/最大離陸重量 2.49kg
- IP55準拠
- 動作温度 −20〜45℃
- 最大耐風 約12m/s(43km/h)
- 実用上昇限度 4,572m(15,000ft)
コントローラー
IP54準拠のコントローラー。前世代比60%の輝度向上により、屋外の直射日光下でも画面を確認できます。操作系のカスタマイズにも対応します。
- IP54準拠
- 前世代比60%の画面輝度向上
- ブラウザ経由での運航にも対応
主要スペック
| 機体 | |
|---|---|
| 機体重量 | 2.11kg(バッテリー含む) |
| 最大離陸重量 | 2.49kg |
| 寸法(展開時) | 79.0 × 65.0 × 14.5cm |
| 寸法(折畳時) | 35.1 × 16.5 × 11.9cm |
| 最大搭載重量 | 約380〜385g(上下左右4か所) |
| 飛行性能 | |
| 最大飛行時間 | 40分 |
| 最大飛行速度 | 20m/s |
| 最大耐風 | 約12m/s(43km/h) |
| 実用上昇限度 | 4,572m(15,000ft) |
| 展開時間 | 40秒以内 |
| センサー・演算 | |
| ナビゲーションカメラ | 6眼・360° |
| 演算ユニット | NVIDIA Jetson Orin GPU(前世代比10倍) |
| 画像処理 | Spectra 480 画像信号プロセッサ |
| サーマル | Teledyne FLIR Boson+/640×512/41°/≤30mK ※VT300-Z・VT300-L構成 |
| 可視光 | 64MP f1.8(46mm相当)+ 48MP f2.2 望遠(190mm相当)または 50MP f1.95 広角(20mm相当) |
| 耐環境 | |
| 保護等級 | 機体 IP55/コントローラー IP54 |
| 動作温度 | −20〜45℃ |
| 通信・セキュリティ | |
| Skydio Connect SL | 2400–2483.5MHz/5150–5850MHz、最大12km |
| Skydio Connect 5G / Fusion | セルラー併用。圏内であれば距離制約を受けない運航 |
| Skydio Connect MH | 6周波数帯・飛行中のチャネル選択、AES-256暗号化 |
| コンプライアンス | NDAA準拠/ISO・SOC2 Type II認証(Skydio社) |
| 製造 | 米国で設計・組立 |
※ 最大搭載重量および最大耐風は、Skydio社公式表記と国内公開資料で数値に差があります。導入時は最新の公式仕様をご確認ください。
※ 日本国内で使用する無線設備の取扱い(電波法上の扱い)は、通信構成により異なります。運用計画に合わせて個別にご確認ください。
※ 価格はオープン価格です。構成によって異なりますので、お問い合わせください。
SkyLink Japanの役割
SkyLink Japanは Skydio X10 の取扱店です。機体単体ではなく、現場の要件から構成を組み立てるところをご相談いただけます。
点検対象・撮影距離・照度条件・通信環境から、センサーパッケージとアタッチメントの組み合わせを提案します。
構成に応じたお見積りをご用意します。調達仕様書の要件に対して、公表されている仕様のどこが対応するかを整理します。
実機での確認をご希望の場合は、日程・場所を含めてご相談ください。
Skydio X10 の保守・修理・トレーニングは、SkyLink Japanでは承っておりません。本ページでのお取扱いは、機体・構成のご相談、お見積り、デモのご相談までとなります。導入後のサポート体制については、お問い合わせ時にご案内します。
よくあるご質問
価格を教えてください
オープン価格です。センサーパッケージ、アタッチメント、通信構成、バッテリー本数によって大きく変わりますので、想定される運用内容をお知らせいただければお見積りをご用意します。
日本国内での運用にあたって必要な手続きは?
機体登録、飛行許可・承認、機体の無線設備の取扱いなど、運用形態によって必要な手続きが異なります。特に無線設備については通信構成により扱いが変わるため、運用計画と併せて個別にご確認ください。
補助金の対象になりますか?
緊急防災・減災事業債をはじめとする各種制度は、年度・自治体・事業区分によって対象要件が変わります。断定的なご案内はできかねますので、制度の最新要件と併せてご相談ください。
GPSの入らない場所でも飛びますか?
X10は6眼360°ナビゲーションカメラによる空間認識で、GPSが利用できない環境や電磁干渉の強い環境でも障害物回避を行う設計です。ただし、構造物の形状・反射条件・照度によって挙動は変わります。対象設備の条件をお知らせいただければ、適合性を一緒に確認します。
夜間の点検・捜索に使えますか?
NightSense(可視光またはIR)モジュールにより、無灯火環境での自律飛行に対応します。サーマル搭載構成(VT300-Z/VT300-L)と組み合わせることで、暗所での熱源検知も可能です。夜間飛行には別途、飛行許可・承認の要件があります。
測量用途で使えますか?
RTK/PPK GPSアタッチメントとオンボードの2Dマッピング/3Dモデル生成に対応しています。ただし、広域の写真測量やLiDARによる地形計測が主目的の場合は、専用機のほうが適するケースがあります。求める精度と面積をお知らせください。
現場の条件から、構成を決めます
点検対象、撮影距離、照度、通信環境、調達要件。条件をお知らせいただければ、Skydio X10で対応できる範囲と、対応できない範囲を整理してお返しします。