令和8年熊本地震に​より​被災された​皆さまへ

この​たびの​令和8年熊本地震に​より​亡くなられた​方​々に、​謹んで​お悔や​み申し上げますとともに、
被災された​皆さまに​心より​お見舞い​申し上げます。
被災地域の​皆さまの​安全と、​一日も​早い​復旧を​心より​お祈り​申し上げます。

株式会社WorldLink & Company
SkyLink Japan
従業員一同

FLYABILITY / 屋内点検・測量ドローン

ELIOS 3
立ち入れない場所を、
デジタルデータへ。

耐衝突ケージとSLAMを組み合わせ、GPSの届かない閉鎖空間をリアルタイムに3Dデータ化する産業用点検ドローン。

タンク内部、ボイラー、煙突、下水道、地下坑道――人が入れば足場・ガス検知・酸欠対策が必要な空間へ、ドローンが代わりに入ります。点検の「危険」と「停止時間」を、同時に減らすアプローチです。

ELIOS 3 本体
16,000lm防塵対応LED照明
0.18mm/px近接点検時の分解能
IP44粉塵・水しぶき対応設計
±6mm測量ペイロード精度(1σ)
CHALLENGE

閉鎖空間の点検は、いまも「人が入る」前提で組まれている。

プラント、発電所、上下水道、鉱山、セメント、造船――設備の内部点検には、いまも足場の仮設と有資格者の立入りが伴います。そこには3つの構造的な課題があります。

ISSUE 01

作業員の安全リスク

酸欠・可燃性ガス・高所・高温。閉鎖空間作業には常に重大災害の可能性がつきまとい、監視人の配置や換気設備など、付随する安全管理コストも小さくありません。

ISSUE 02

足場・停止に伴うコスト

内部点検のために設備を停止し、足場を組み、点検後に解体する。点検そのものより、その準備と復旧に要する日数・費用のほうが大きいケースは珍しくありません。

ISSUE 03

記録が「点」で終わる

撮影した写真がどの位置のものか後から特定できない。前回との比較ができない。結果として、劣化の進行を定量的に追う仕組みが育ちません。

ELIOS 3は、人の代わりに機体を送り込み
撮影した映像を位置情報つきの3Dデータとして持ち帰ります。

KEY FEATURES

ELIOS 3を支える、4つのコア技術

「飛ばせること」ではなく「使えるデータが残ること」を軸に設計された、屋内点検専用機です。

FlyAware™ SLAMエンジン
――センチメートル精度の「屋内GPS」

コンピュータビジョンとLiDAR、NVIDIA製グラフィックスプロセッサを統合した独自のSLAMエンジン。GNSSがまったく受信できない環境でも、機体は自らの位置と周囲の形状を同時に認識し続けます。

  • 衛星測位に依存しない自己位置推定
  • 周囲環境を常時スキャンし、リアルタイムで地図を生成
  • 暗所・粉塵環境でも動作
LiDARとコンピュータビジョンによる点群データ

LiDARとコンピュータビジョンにより、自己位置と周囲形状を同時に把握します。

飛行中、タブレット上に高密度点群がリアルタイムで描画されます。

3Dライブマップ
――「いまどこを飛んでいるか」が見える

内蔵LiDARが周囲をスキャンし続け、生成された点群マップがコントローラーのタブレットにリアルタイム表示されます。映像だけでは方向を見失いやすい閉鎖空間で、パイロットは常に機体位置と構造全体を把握できます。

  • 機体の現在位置を3D空間上で常時確認
  • 点検済み/未点検エリアをその場で判断
  • 「撮り漏らし」による再飛行を削減

耐衝突設計
――ぶつかっても、飛び続ける

特許出願中の耐衝突フライトコントローラーと、特徴的な球体プロテクションケージを採用。障害物への接触後も姿勢を自動的に回復し、反転してしまった場合でも復帰できる数少ない設計です。カーボンファイバー/ケブラー複合材とマグネシウム合金による堅牢な構造で、IP44相当の防塵・防滴性能を備えます。

  • 接触・衝突を前提とした飛行が可能
  • 反転からのリカバリーに対応
  • 狭隘部・配管まわりへの接近撮影がしやすい

正面衝突後も姿勢を立て直し、飛行を継続します。

モジュラーペイロードベイ

モジュラーペイロードベイ
――1機で、複数の点検業務に

機体にはLiDAR専用ポートと補助ペイロード用ポートの2系統を搭載。用途に応じてセンサーを付け替えられるため、点検・測量・肉厚測定・ガス検知といった異なる業務を1つのプラットフォームで運用できます。将来のペイロード追加にも対応する拡張前提の設計です。

  • 工具なしで着脱可能なペイロード構造
  • 用途ごとに機体を買い足す必要がない
  • 新ペイロード登場時も本体を継続利用
CLOSE-UP INSPECTION

「見えないものを見る」ための、照明とカメラ。

閉鎖空間の点検では、機材の性能よりも「照明の当て方」が結果を左右します。ELIOS 3は最大16,000ルーメンのLED照明システムに複数モードを備え、粉塵の舞う環境や、正面からの光では判別できない微細な欠陥にも対応します。

通常照明(左)と防塵照明モード(右)の比較。粉塵の反射を抑え、対象面の視認性を確保します。

近接点検ペイロード

4Kカメラとサーマルカメラ、距離センサーを一体化。上下180°のチルトにより、頭上の天井面から足元の底板まで、機体を反転させることなく撮影できます。ケージがカメラ映像に映り込まない構造のため、記録画像がそのまま報告書に使えます。

  • 近接時の分解能 0.18mm/px
  • 斜光照明モード:ピンホール・微細クラック・腐食の凹凸を影で浮かび上がらせる
  • 防塵照明モード:粉塵の乱反射を抑制
  • サーマルカメラで温度異常・保温材の欠損を検出
PAYLOADS

用途に合わせて選べる、ペイロードとオプション

1機のELIOS 3を、点検・測量・検査・安全確認へと展開できます。

近接点検ペイロード
標準

近接点検ペイロード

4K可視カメラ+FLIRサーマルカメラ+距離センサー。16,000ルーメンLEDと組み合わせ、目視点検の代替として最も汎用的に使える構成です。

測量ペイロード
測量

測量ペイロード

高性能LiDAR「Ouster OS0-128」を搭載し、測量グレードの点群を取得。最大測距100m、精度±6mm(1σ)、毎秒約130万点のスキャンに対応します。

UTペイロード
肉厚測定

UT(超音波厚さ測定)ペイロード

機体を対象面に接触させ、超音波で残存肉厚を測定。足場を組まずに、タンク壁面や配管の減肉評価データを取得できます。

ELIOS 3 可燃性ガスセンサー
別売オプション

可燃性ガスセンサー

別売オプション品。飛行中に14種類以上の可燃性ガスを検知し、濃度を%LELで表示。危険区域の大気状況を遠隔から把握するための追加安全対策です。

Cockpit Appに表示される可燃性ガス濃度と警告
OPTIONAL / FLAMMABLE GAS SENSOR

飛行中に可燃性ガスを検知し、リアルタイムで警告

本製品は別売のオプション品です。 可燃性ガスの濃度をCockpit Appへ直接表示し、設定したLEL(爆発下限界)しきい値に達すると操縦者へ警告します。人が立ち入る前の状況把握や、閉鎖空間点検時の安全判断を補助します。

14種類以上水素を含む一般的な可燃性ガス
0.1%LEL濃度表示の分解能
現場校正不要工場校正・自己診断機能
  • NevadaNanoのMPS™技術を採用し、ガスの種類と濃度を測定
  • 飛行前にLEL警告しきい値を設定可能
  • 独立電源により、機体のバッテリー交換中もセンサーは継続動作
  • コネクタを介し、UTなど他のFlyability製ペイロードと併用可能
重要:本センサーは既存の安全対策やガス検知手順を補完するための安全補助装置です。ELIOS 3は本質安全設計・ATEX認証機ではありません。可燃性・爆発性雰囲気の存在が判明または疑われる環境では運用せず、有効なホットワーク許可と現場の安全規程に従ってください。硫化水素(H₂S)は検知対象外です。

※ ペイロードの構成・入手性は時期により変動します。最新の対応状況はお問い合わせください。

SOFTWARE

飛ばした後こそ、本番。

ELIOS 3の価値は、取得したデータをどう扱えるかで決まります。撮影から報告書作成、資産管理までを一連のワークフローとして扱うためのソフトウェア群が用意されています。

Inspector ― 位置情報つきの点検レポート

飛行中に記録した映像・写真・関心箇所(POI)を、取得した点群空間上に紐づけて管理します。「どの写真が、構造のどの位置のものか」が3D上で特定できるため、報告書の説得力と、次回点検との比較精度が大きく変わります。

  • 点群空間上での欠陥位置の特定・マーキング
  • 写真・動画・サーマル画像の一元管理
  • 点検レポートの出力
Inspector 画面イメージ
点群データ

FARO Connect ― 測量グレードの点群処理

測量ペイロードで取得したLiDARデータを、測量用途に耐える点群・3Dモデルへと処理します。反射ターゲットを用いたデータ位置合わせ、自動ジオリファレンス、フィルタリングに対応し、LAZ/LAS/PLY/E57/TXT など主要フォーマットで書き出せます。

  • 構造化された環境でのドリフト率 約0.1〜0.2%
  • 既存の3D CAD・BIMワークフローへの連携
  • 接近困難な空間の出来形・体積算出にも活用
INDUSTRIES

導入が進む、8つの分野

「人が入りにくい」「止めたくない」設備があるすべての現場が対象になります。

石油・ガスタンク内部/配管/フレアスタック
発電プラントボイラー/煙突/復水器まわり
原子力施設被ばくリスク低減を伴う内部確認
鉱山坑道/オアパス/立坑の3D計測
上下水道管きょ/マンホール/処理槽
セメントキルン/プレヒーター/サイロ
海事・造船バラストタンク/貨物倉/二重船殻
インフラ橋梁/トンネル/ダム導水路
SPECIFICATIONS

技術仕様

仕様は改良により予告なく変更される場合があります。最新の詳細仕様書はお問い合わせください。

2つのLiDARの決定的な違い

ELIOS 3は、単なる「空飛ぶカメラ」ではなく、LiDARとコンピュータビジョンを組み合わせたデータ収集ツールです。標準構成と測量ペイロードでは、利用目的と取得できる点群データの品質が大きく異なります。

比較項目 標準構成(マッピング) 測量ペイロード(Surveying Payload)高密度・測量向け
主な目的 飛行の安定化、大まかな位置把握、リアルタイムマッピング 高精度な3D測量、デジタルツイン作成
センサー Ouster OS0-32(Rev. 6.2) Ouster OS0-128(Rev. 7)
レーザー照射数 32本 128本(4倍の高密度)
データ取得量 約64万点/秒 約130万点/秒
計測距離 最大50m 最大100m
SLAMドリフト率の目安 0.5〜1% 0.1〜0.2%(約5〜10倍の高精度)
付属ソフト 専用の閲覧・マッピングソフト 点群解析ソフト FARO Connect

※計測距離・点群密度・ドリフト率は、対象物の反射率、環境形状、飛行条件、処理方法などにより変動します。

構成ダクテッドファン クアッドコプター/球体プロテクションケージ
外形寸法幅 約48cm × 高さ 約38cm
重量約1,900g(標準構成)/ 約2,350g(LiDAR搭載時)
最大離陸重量2,500g
主要素材カーボンファイバー/ケブラー複合材、マグネシウム合金、航空機用アルミニウム
保護等級IP44相当(LiDARモジュールはIP68)
動作温度0℃ 〜 50℃
最大飛行時間12分30秒以上(ペイロードなし)/ 約9分(LiDAR搭載時)/ 約8.2分(測量ペイロード搭載時)
最大速度アシストモード 2m/s / アティチュードモード 5m/s / スポーツモード 7m/s
上昇・下降速度2m/s
耐風性能アシストモード 5m/s / スポーツモード 7m/s
騒音約83 dB(A)(LiDAR搭載時)
モーター/プロペラ高速逆転可能ブラシレスモーター×4(寿命目安50時間)/ 5インチプロペラ×4(寿命目安10時間)
メインカメラ センサー1/2.3インチ CMOS/有効約1,230万画素
静止画4000 × 3000(JPG)
動画4K / FHD(MOV)
レンズ焦点距離 2.71mm
画角(FOV)静止画:水平119°/対角149° 動画:114° × 131°
撮影範囲上下180°チルト(ケージの映り込みなし)
近接分解能0.18mm/px
サーマルカメラFLIR Lepton 3.5/長波赤外線 8〜14μm/160 × 120(9fps)/NEdT <50mK/FOV 56° × 42°
照明システム高効率LED/最大16,000ルーメン(ピーク時最大100W、標準20W・増幅40W)
照明モード標準照明 / 防塵照明 / 選択照明(斜光)
記録メディアmicroSDカード(最大128GB)
標準LiDAROuster OS0-32(32ビーム)
測量ペイロード LiDAROuster OS0-128 Rev.7(128ビーム)
測距範囲最大100m(反射率80%時)/ 最大35m(反射率10%時)
計測精度±6mm(1σ)/ ±12mm(2σ)
スキャンレート約1,300,000ポイント/秒
SLAMドリフト率構造化環境 約0.1〜0.2%/対称環境 約0.25〜0.5%/困難環境 約0.5〜1%
進入可能開口50 × 50cm 以下の開口部を通過可能
出力フォーマットLAZ / LAS / PLY / E57 / TXT(FARO Connect経由)
使用周波数帯2.4GHz ISMバンド(最大 ≤20dBm)
伝送距離最大500m(見通し良好な条件下)
伝送レートダウンリンク 最大18Mbps / アップリンク 最大3Mbps
バッテリーLiPo 6S HV スマートバッテリー/4,350mAh/99.2Wh/22.8V
充電時間約1時間
バッテリー寿命目安約50フライト(保管可能期間 約250日)
バッテリー動作温度10℃ 〜 40℃
コントローラー内蔵バッテリー6,700mAh/連続稼働5時間以上(常温時)/重量約1,760g(タブレットホルダー含む)
対応タブレットSamsung Galaxy Tab S7 / S8(約500g)
コントローラー動作温度−10℃ 〜 45℃

※ 大容量バッテリー(オプション)も提供されています。従来比で飛行時間・充電可能回数の向上が図られており、詳細はお問い合わせください。

FLOW

ご相談から運用開始までの流れ

「まず自社の設備で使えるのか」を確かめるところから、一緒に進めます。

ヒアリング

対象設備、点検目的、現在の点検フローと課題をお伺いします。

実機デモ
/実証

実際の現場、または近い条件でのデモ飛行で適合性を確認します。

構成・お見積り

必要なペイロード、ソフトウェア、予備品を含めた構成をご提案します。

納品・操縦講習

機体の引き渡しと、実機を用いた操縦・データ処理のトレーニングを実施します。

運用サポート

点検計画づくり、データ活用、修理・保守までを継続的に支援します。

WHY SKYLINK

機体を売って終わりにしない。
SkyLink Japanの導入支援。

産業用ドローンは、買った瞬間から使えるようになる機材ではありません。現場に合った運用の型をつくるところまでが導入です。

用途に合わせた機体選定

ELIOS 3が最適解とは限りません。対象設備や点検目的をお伺いしたうえで、他機種も含めて中立的にご提案します。

操縦・データ活用の講習

閉鎖空間での飛行は、屋外とはまったく別の技術が必要です。実機を使った操縦訓練と、取得データの処理・レポート化まで指導します。

PoC(実証実験)からの伴走

いきなり導入せず、まず自社設備で試したいというご相談に対応します。現地調査・飛行計画・効果検証をワンストップで支援します。

修理・保守・予備品供給

ケージやプロペラなど消耗部品の供給、点検・修理対応まで含め、稼働を止めない体制を整えます。

法令・運用面のご相談

屋内飛行の扱い、社内規程の整備、安全管理体制の構築など、機体以外の論点についてもご相談いただけます。

補助金・調達のご相談

設備投資に活用できる制度の情報提供や、分割購入を含む調達方法についてもご案内します。

FAQ

よくあるご質問

価格はいくらですか?
ELIOS 3は構成(ペイロード、ソフトウェア、予備品、講習の有無など)によって金額が変わるため、個別にお見積りいたします。一括購入のほか、分割でのご購入についてもご相談いただけます。まずはお問い合わせフォームよりご連絡ください。
GPSの届かない屋内でも本当に飛ばせますか?
はい。ELIOS 3はFlyAware™ SLAMエンジンにより、LiDARとコンピュータビジョンで自己位置を推定します。衛星測位に依存しないため、タンク内部や地下坑道といった完全な閉鎖空間でも安定した飛行が可能です。
操縦は難しくありませんか?
SLAMによる安定制御が働くため、機体はホバリング位置を自動的に保持します。加えて耐衝突ケージにより接触を前提とした飛行ができるため、屋外機と比べて「墜落させてしまう」リスクは大きく抑えられます。ただし閉鎖空間特有の判断は経験が必要なため、SkyLink Japanでは実機を用いた操縦講習をご用意しています。
飛行時間が10分前後では、大きな設備の点検には足りないのでは?
実運用では、バッテリーを複数本用意し、交換しながら飛行を分割するのが一般的です。バッテリーは工具なしで交換でき、充電は約1時間です。また、3Dライブマップで点検済みエリアを把握できるため、飛行を分けても撮り漏らしが起きにくい設計になっています。
屋内での飛行に、航空法上の許可・承認は必要ですか?
航空法が規制するのは屋外の空域であり、屋根と壁で外部と遮断された屋内空間での飛行は、原則として航空法の適用対象外とされています。ただし、対象設備の構造や開口部の状況によって判断が分かれる場合があるため、個別の現場については事前にご相談ください。あわせて、設備所有者の安全管理規程や、消防法・労働安全衛生法などの観点からの社内手続きが必要になるケースがあります。
取得したデータは、既存のCADやBIMで使えますか?
測量ペイロードで取得した点群は、FARO ConnectからLAZ/LAS/PLY/E57/TXT形式で書き出せるため、一般的な点群処理ソフトやCAD/BIM環境に取り込めます。既存のワークフローとの接続については個別にご相談ください。
まず試してみることはできますか?
はい。実機デモや、実際の設備を使ったPoC(実証実験)からのご相談を承っています。現地調査・飛行計画の立案・効果検証まで支援いたしますので、導入判断の材料としてご活用ください。

その設備、人が入らずに点検できるかもしれません。

「うちの設備で使えるのか」「どのペイロードが必要か」「まず試すには何から始めるか」――
導入前の疑問の段階から、お気軽にご相談ください。

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