ついに「電源の心配しないドローン」が現場に
国産の有線給電ドローン プロトタイプを、実際に飛行させる機会がありました。地上からケーブル(有線)で電力と通信を供給しながら滞空できるので、ドローン運用でつきものの「バッテリー残量」を前提にしたなくてもいいのが大きなポイントです。
空撮というより、上空に「設置する」感覚の空中監視塔に近い使い方ができそうだな、と感じました。
1. まずは箱の状態で全体像を確認

現場に到着して最初に撮ったのが、箱に収まった状態。ここで「持ち運び」「現場での展開」がどれくらい現実的かのイメージがわきます。有線配線ドローンは「飛ばす機体」というより、運用込みのシステムなので、この段階で地上側を含めて全体像を掴むのが大事でした。
2. 飛ばす前の準備:


飛行前の段階でいちばん「なるほど」と感じたのは、**ドローンというより運用機材**だという点でした。
バッテリーで飛ぶ一般的なドローンは、準備=機体のチェックの比重が大きい印象ですが、有線給電タイプは地上側の設営がそのまま安定運用につながるので、以下のことが重要だと思いました。
- ケーブルの動線を先に決める:どこを通して、どこを固定して、どこを「人が跨ぐ可能性があるか」。平面にきちんと置いているか。
ここは「地味だけど効く部分」だと思いました。 - 安全エリア(立ち入り管理)を早めに作る:地上側にも機材があり、ケーブルも伸びます。
なので、「飛ばす瞬間」より前に、人の導線・立ち入り禁止の範囲を先に整えておくのが安心でした。 - 上空の見たい範囲を逆算して、地上の設置位置を決める:どこを見張りたいのか(俯瞰したいか)で、離陸地点=地上機材の置き場所が決まります。
ここがハマると、離陸後に「いい画角」が作りやすく、定点監視が一気にやりやすくなります。
写真はまさに、その「飛ばす直前の完成形」です。個人的には、この時点で「今日は安定して運用できそうだな」という手ごたえがありました。
次はいよいよ、機体によってディテールを確認してから離陸です。
3. 機体に近づいて確認:



近くで見ると、「空撮用のコンパクト機」っぽさよりも、長時間運用のための実用品という印象が強くなります。Autel EVO MAXやDJI、SOTENよりは3周りほど大きく感じます。有線給電なので、当然ですが「ケーブルありき」で機体と運用が設計されていて、ここで「なるほど、これは飛び回るより定点で仕事をするタイプだな」と納得しました。
- ケーブル周りの取り回しと張り具合の確認
- 周囲に人が入ってこないか、改めて立ち入り管理の見直し
- 離陸後に狙う高度を想定して、向き・位置取りを最終調整
4. 離陸の瞬間:


飛び立つ瞬間は、普通のドローンと同じく少し緊張感がありまあす。ただ、有線給電の場合は「上がった後」が本番。離陸して5mまで一気に上昇
5. まずは高さ5m:
最初に5mまで上げると、「この機体をどう使うか」が一気に具体的になります。いきなり高高度に上げるより、まず低めで安定させて、地上側の状態(ケーブル導線・安全範囲・周囲の状況)も含めて確認できるのが良いところでした。5m時点でも、地上目線より情報量が増えます。
- 人がプロポから見える
- どこが死角になるかが分かりやすい
- 「ここを見たい」がその場で調整できる
というメリットが出ます。
6. 操作はどう?プロポ周りの印象

現場で以意外と重要なのが、プロポ周りの運用のしやすさ。長時間という前提だと、単に飛ばせるかよりも、
- 監視を継続しながら操作・確認ができるか
- 複数人運用のときに、引き継ぎしやすいか
- トラブル時に、判断と操作が素早くできるか
そこを重点的に見て、いきなり切断できないようになっているかを見ました。
7. 高さ30m到達:
30mまで上げると、5mとは別物の「俯瞰の価値」が出てきます。ここまで来ると、体感としてはドローンといより、本当に上空に監視点を置いている感覚です。
- 見渡せる範囲が広がり、状況把握が早い
- 飛行申請がいらない、高さ30m
- 長時間飛行で、周囲を安全に監視できる前提で考えられる。
「固定カメラを増設するほどじゃないけど、今だけ俯瞰で見たい」「でも普通のドローンだとバッテリー都合で途切れる」みたいな悩みの”間”を埋めるのが、
まさにこのタイプだと思いました。
8. 降下:
上げるところに注目が集まりがちですが、長時間運用を前提にすると「戻し」も運用の一部です。
- 周囲の安全確認をしてから降下
- ケーブルが自動的に元の位置までゆっくりと回収しながら、ドローンを元の位置まで戻すことができる。
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