【EVO2シリーズ】EVO2シリーズのフェイルセーフアクションについて教えてください。

Autel Robotics EVOⅡシリーズには緊急時に帰還、着陸させることの補助を目的にしたフェイルセーフ機能が搭載されています。
フェイルセーフは次の2つのシナリオで作動します。

・通信が遮断された状況(ロスト)

機体とリモートコントローラーの通信が途絶えた場合が3秒間続くと、フェイルセーフ機能が作動します。
フェイルセーフが作動したときにGPS及びコンパスが正常に機能している場合、機体は自動的にホームポイントに帰還します。
そうでない場合機体は現在いる位置で着陸します。
通信が復旧した場合にはポーズボタンを押してマニュアル操作に切り替えることが可能です。

・機体のバッテリー残量が少ない状況(ローバッテリー/致命的なローバッテリー)

フェイルセーフは、以下のいずれかのエラーが発生した場合に発動します。
1)機体は常にホームポイントに帰還できるバッテリー残量を計算しています。帰還する残量に到達した場合、アプリ上に通知が表示されRTHのプロセスが開始されます。
ポーズボタンを押してマニュアル操作に切り替えることが可能です。

2) 機体のバッテリー残量が設定した閾値(デフォルトでは25%)に達すると、バッテリー残量低下警告が表示され、フェイルセーフが作動し、機体は、自動的にホームポイントに戻ります。この閾値は変更が可能です。
ポーズボタンを押してマニュアル操作に切り替えることが可能です。

機体のバッテリー残量が15%になると、致命的な低電圧エラーが表示され、今いる地点で自動着陸します。
緊急時には、ポーズボタンを押して着陸を中止し、手動で最も近い安全な着陸地点に機体を移動させてください。

・注記

・機体のバッテリー残量が設定した閾値(デフォルトでは25%)になったとき(ローバッテリー警告)、 航空機とホームポイントとの間の水平距離が50未満である場合、機体はRTHのプロセスを実行しません。

・機体のバッテリー残量が設定した閾値(デフォルトでは25%)になったときにGPS信号が利用できない場合、機体はRTHのプロセスを実行しません。機体はATTIモードで手動操作が可能な状態を継続します。15%の致命的な低電圧エラーが生じた際には自動着陸します。

・RTH時の帰還高度は初期設定30mです。これ以下でRTHをかけた場合設定高度まで上昇します。これ以上でRTHをかけた場合には現在高度で帰還します。

・ホームポイントから10m以内でRTHが実行された場合、機体はその場で自動着陸を行います。

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