「ドローン広域写真測量ソリューション」安達太良山の火山口調査を成功!
~ 株式会社建設技術研究所様への、扶和ドローン株式会社様との共同提案事例 ~
株式会社建設技術研究所様への、扶和ドローン株式会社様との共同提案事例
業種 | 建設コンサルタント |
---|---|
地域 | 福島県 安達太良山 |
運用業務 | 積雪量調査 |
導入サービス | 「広域写真測量ソリューション」 1. VTOL型ドローン「Wingcopter」 2. 1億画素カメラ「PhaseOne」 3. 高精度測位システム「精度ばちばち君(KLAU PPK)」 |
調査の目的
「福島県、安達太良山の積雪量調査」
冬期に安達太良山が噴火すると「融雪型火山泥流」が発生する。
その到達範囲を想定するため、火口周辺の積雪量を把握したい。
解決への道筋
悩み
長距離飛行と火口周辺のデータ取得
- 火口周辺は冬期立入禁止のため近距離からの積雪観測ができない。
解決策
VTOL型ドローン「Wingcopter」
- 滑走路不要の回転翼モードで垂直離陸し、飛行機モードで遠距離飛行が可能。
- 今回は火口から約5㎞離れた場所から離陸、約80㎞/hの高速飛行で目的地まで到達。
悩み
長距離飛行と火口周辺のデータ取得
- 高い高度から高精細なデータ取得が必要である。
解決策
超高画素カメラ「PhaseOne」
- 高い高度からでも高精細なデータが取得。火口付近では高度約260m、地上分解能約3㎝を確保。
- 取得データも長辺約300mと広く、1回の撮影で広範囲と高精細なデータ取得。
悩み
長距離飛行と火口周辺のデータ取得
- 正確な積雪量を把握するにあたり高精度な位置情報を求められる。
解決策
高精度測位システム「精度ばちばち君(KLAU PPK)」
- 位置情報を後処理補正手法(Post Processing Kinematic)を用いて高精度化。
- 高精度な位置情報はモデル化がスムーズで積雪量の把握もしやすい。
課題
長距離飛行と火口周辺のデータ取得
- 火口周辺は冬期立入禁止のため近距離からの積雪観測ができない。
- 航空機では費用が高く頻繁に飛ばせない。
- マルチコプタードローンでは遠距離飛行に適さない。
- 固定翼ドローンでは滑走路の確保が困難である。
- 火口は高低差があるため、高い高度から飛行させなくてはいけない。
- 高い高度から高精細なデータ取得が必要である。
- 正確な積雪量を把握するにあたり高精度な位置情報を求められる。
解決策
「広域測量ソリューション」ですべての課題を解決
「広域測量ソリューション」
その1,VTOL型ドローン「Wingcopter」
- 滑走路不要の回転翼モードで垂直離陸し、飛行機モードで遠距離飛行が可能。
- 今回は火口から約5㎞離れた場所から離陸、約80㎞/hの高速飛行で目的地まで到達。
その2,超高画素カメラ「PhaseOne」
- 高い高度からでも高精細なデータが取得。火口付近では高度約260m、地上分解能約3㎝を確保。
- 取得データも長辺約300mと広く、1回の撮影で広範囲と高精細なデータ取得。
その3,高精度測位システム「精度ばちばち君(KLAU PPK)」
- 位置情報を後処理補正手法(Post Processing Kinematic)を用いて高精度化。
- 高精度な位置情報はモデル化がスムーズで積雪量の把握もしやすい。
効果
20分のフライトで必要なデータを全て取得
- マルチコプターでの調査は困難と考えていたが、今回VTOL型ドローンで初めて成功をした。
- 取得した画像は火口をしっかり記録しており必要なデータ取得ができた。
- 位置情報は高精度取得できており3Dモデルも綺麗に作成できた。
- 航空機よりも予算を抑える事ができた。
この事例のポイント
● マルチコプターでは困難と考えられていた事例も実現可能に!
今回の検証前に、クライアント様はマルチコプターでの計測を考えていましたが、厳しい現場条件から断念したとの事でした。このようなマルチコプターでは適さない業務でもVTOL型ドローン「Wingcopter」であれば解決できます。
● ご要望の取得データに応じて適切な機材を選定する技術力
この案件では「広域測量ソリューション」を用いましたが、現場の広さ、取得データによって様々なドローン、センサー、システムは変わります。SkyLink Japanではご要望に応じて適切な機材選定を行いお客様の必要なデータを取得、ご提供致します。
● 一社ではできない業務も協力会社との連携でのご提案が可能
今回は調査案件でしたが、弊社と業務提携を行っている扶和ドローン株式会社様と連携することで測量業務も請け負えます。安達太良山の積雪案件も外業はSkyLink Japan、内業は扶和ドローン様と役割分担を行いました。