特長
CHCNAV X500マルチロータードローンは、卓越したペイロード容量と耐久性を実現するように設計されたプロ仕様のドローンです。高度な飛行制御と高精度の位置情報を備え、優れた操作性、安定性、飛行性能を提供します。内蔵のVisual SLAMと障害物検知レーダーにより、インテリジェントで安全な操作を保証します。X500はCHCNAVセンサーおよびサードパーティのペイロードと互換性があり、測量、都市監視、緊急偵察、災害救援、点検ミッションなどの用途に最適です。
主な機能
高信頼性設計
高度を調節して墜落を回避。プロペラが故障しても着陸可能。
バッテリーホットスワップ対応
連続の飛行に対応するシームレスな離陸と継続的な電力供給。
インテリジェント・バッテリーステーション
ポータブル電源として機能し、現場での効率向上。
軽量でポータブル
1人で操作でき、持ち運びが簡単。
メリットとパフォーマンス
X500は、5kgのペイロードに対応し、58分の飛行耐久時間を持ちます。CHCNAV AA10 LiDARを装備した場合、飛行耐久時間は最大50分となります。IP55等級と12m/sの耐風性により、過酷な環境でも信頼性の高いパフォーマンスを発揮します。
X500は、デュアルGNSS、トリプルIMUバックアップ、デュアル冗長飛行制御、安全な帰還戦略による堅牢な冗長性を備えています。そのミリ波レーダーは、樹木、建物、塔などの障害物を正確に検出し、回避します。V-SLAMビジョンポジショニングシステムにより、移動中の車両や船舶への着陸が可能になります。
最大6個のバッテリーを収納できるBS10充電ステーションと組み合わせることで、わずか40分で20%から90％の高速充電が可能となり、中断なく動作します。
X500は最大3つのペイロードを同時サポートし、CHCNAV LiDARおよびカメラと互換性があります。このオープンインターフェースSDKにより、サードパーティのデバイスとの統合が容易で、特定のミッション要件に合わせたカスタマイズが可能です。汎用性の高いMavlinkプロトコル上に構築されているため、複数のアプリケーションへの適応性を確保します。
X500は、最大範囲20kmのCHCNAVビデオ伝送システムを搭載。高度なアルゴリズムにより、レイテンシーを最小限に抑え、信頼性を高める事でHDビデオ伝送を最適化します。1080p HD FPV伝送と10.1インチの大型スクリーン・リモート・コントローラにより、直感的な操作体験を実現します。
CHCNAV SmartGoグラウンドコントロールソフトウェアは、長方形、ストリップ、多角形、立体経路など、多様な飛行経路オプションに対応します。ドローンの状態、機首方位、周囲の障害物に関するリアルタイムの最新情報を提供し、目視外（BVLOS）操作の安全性を強化します。
活用事例
地理空間測量
都市監視
緊急偵察
災害救援
詳細仕様
CHCNAV X500
形式・構造
タイプ：4プロペラのクアッドコプター
構造：カーボンファイバー、クイックリリース設計
寸法（折りたたみ・プロペラ付）：485 × 410 × 450 mm（L×W×H） / 19.1″ × 16.1″ × 17.7″
寸法（展開・プロペラなし）：770 × 804 × 450 mm（L×W×H） / 30.3″ × 31.7″ × 17.7″
対角ホイールベース：1000 mm
重量（下向きジンバル1個時）：約4.4 kg（バッテリーなし）／約8.9 kg（バッテリー2本込み）
ホバリング精度（無風～弱風）
垂直：±0.5 m（GNSS）／±0.1 m（RTK）
水平：±1.5 m（GNSS）／±0.1 m（RTK）
最大離陸重量／ペイロード
最大離陸重量：13.9 kg
最大ペイロード：5.0 kg
RTK精度（RTK FIX）
水平：1 cm ± 1 ppm
垂直：1.5 cm ± 1 ppm
動作・保管温度／輸
動作温度：-20～50 °C（-4～122 °F）
保管温度：-40～70 °C（-40～158 °F）
輸送ケース外寸：770 × 520 × 310 mm（L×W×H）
フライト性能
上昇速度：最大 8 m/s
下降速度：最大 6 m/s
最高速度：最大 23 m/s
最大耐風：12 m/s（風力階級6）
最大飛行時間(1)：
・ペイロードなし：58分
・ペイロード2 kg：52分
・ペイロード4 kg：40分
防塵防水等級(2)：IP55
障害物回避モジュール：前方ミリ波レーダー
障害物検知距離：80 m
着陸ずれ(3)：視覚測位 ≤10 cm ／ RTK固定 ≤8 cm
送信機（リモートコントローラ）
画面：10.1インチ タッチスクリーン（1920×1200、最大輝度1000ニット）
重量：約1.5 kg
内蔵バッテリー：Li-ion、動作約5時間
動作温度：-20～50 °C
動作周波数：2.403～2.483 GHz
最大伝送距離（見通し・無干渉）：専用UAV周波数帯、耐妨害、半径20 km
GNSS
GPS / GLONASS / BeiDou / Galileo 対応
インテリジェント・フライトバッテリー（モデル：B10）
Li-ion（10000 mAh @ 47.04 V）
容量：470.4 Wh
推奨保管温度：22～30 °C
重量：約2.25 kg
動作温度：-20～50 °C
充電温度(4)：-20～40 °C
充電時間：2本のB10を満充電まで約70分／20%→90%まで約40分
インテリジェント・バッテリーステーション（モデル：BS10）
対応数：B10インテリジェントフライトバッテリー×6本
動作温度：-20～40 °C
外形寸法：586 × 372 × 302 mm（L×W×H）
入力電圧：100–120 VAC 50–60 Hz ／ 220–240 VAC 50–60 Hz
重量：約9.9 kg
出力電力：1000 W（最大入力1200 W）
対応ペイロード
組合せ構成：
・下向き：1台
・上向き：1台
・下向き：2台
・下向き：1台＋上向き：1台
CHCNAV純正ペイロード(5)：
RGBカメラ：C5 / C30
LiDAR：AU20 / AA15 / AA10 / AA9
サードパーティ製ペイロード(5)：
CHCNAV SDKで開発された認証済みペイロードのみサポート
※注記
1. 飛行速度約10 m/s、無風でバッテリー0%まで飛行した条件で測定。実際の使用時間は飛行モード、アクセサリ、環境条件により変動します。アプリの通知に従ってください。
2. IP等級は管理された条件で試験。恒久的に維持されるものではなく、使用に伴い低下する可能性があります
3. GNSS性能は見通しが良く信号条件の良い環境で測定。離着陸場所や天候により結果は変動します。
4. 気温が11 °C未満で自動加熱機能が作動します。低温下での充電はバッテリー寿命を縮める可能性があるため、15～35 °Cでの充電を推奨。
5. 対応ペイロードはユーザーマニュアルに記載され、最新情報に基づき更新されます。
よくある質問
X500はIP55保護等級を備え、防塵性と限定的な耐水性を備えています。ただし、長期間使用すると保護機能が低下するおそれがあります。24時間のうちに100mmを超える雨の中での飛行は推奨されません。
はい、X500はGNSS PPK(後処理キネマティック)処理をサポートします。例えばカメラペイロードを装備した場合でも、後処理のためのGNSS観測データを記録します。
X500は最大58分間の自律飛行を実現し、ホットスワップ可能なバッテリーを搭載しているため、中断することなく繰り返し飛行できます。
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